Netflix調査官クギョンイのドラマあらすじ完全版!ネタバレや伏線サンタ正体などを考察!です!
10月30日よりスタートした新Netflixドラマ「調査官クギョンイ」。
警察出身の保険調査官ク・ギョンイ(イ・ヨンエ)が、事故に偽装された疑惑の連続殺人事件を解き明かすミステリードラマです。
物語はスリルとユーモアが融合したハードボイルド・コメディで、これまでシリアスな内容の多かったNetflixの韓国ドラマにおいて、その存在が大注目、
主役を演じるイ・ヨンエはこれまでのイメージを覆すようなビジュアル、ポスターには
少し変人のように突飛で、普通の人とは違う独特のキャラクターなのが見て取れますが、
この撮影現場ではイ・ヨンエさんがク・ギョンイに完璧になりきって熱演したそうです。
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!全話のネタバレと結末も考察!というテーマで
こちらNetflix調査官クギョンイのドラマあらすじ完全一覧として、ネタバレや伏線とサンタ正体、結末も考察を加えまとめてご紹介していきます。
あたらしい彼女の演技とコミカルでシリアスなストーリーを存分に楽しみましょう!
>>Netflix調査官クギョンイの魅力あふれるキャスト一覧、相関図を写真つきで見るならこちら
- 調査官クギョンイが観れるのはNetflixだけ
- Netflix調査官クギョンイのドラマあらすじ一覧・1~12話のネタバレ
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第1話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第2話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第3話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第4話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第5話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第6話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第7話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第8話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第9話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第10話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第11話
- Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第12話
- まとめ
調査官クギョンイが観れるのはNetflixだけ
こちらは韓国以外の国ではNetflixでのみ、視聴が可能です。
Netflix調査官クギョンイのドラマあらすじ一覧・1~12話のネタバレ
こちら各話ごとにあらすじと内容の考察、ネタバレをまとめています。ご注意を!
ドラマを楽しみたい方は、視聴後に読まれるとよりお楽しみいただけると思います!
また各話の伏線・謎の部分だけを抽出、下記「伏線未回収一覧」にもまとめてあります!
Netflix調査官クギョンイ・1話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・2話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・3話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・4話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・5話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・6話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・7話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・8話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・9話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・10話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・11話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイ・12話のあらすじネタバレ
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第1話
蛍光グリーンの光
- クギョンイが殺し合いのゲームで夢中になっている際に装着しているヘッドセットのランプ、
- (K)の女子校での用務員を殺害するため、ドアが開かないように押さえていた廊下の灯り、
- キムを導き、結果自殺させた納屋へと続く夜道の蓄光マーカーの色、
これら全て、「蛍光グリーン」の色が印象的でした。
そして全てに共通するのが、クギョンイ、(K)、双方に「殺意」がある時に現れる光色であったこと。
物語を通じて表現される伏線であると思われます。
キムを殺したのは?その死因は?
廃屋に逃げ込んだキム、追いつき土で埋まった扉を開き覗くとそこには口から汚物を吐いて死んでいるキムが。
この死に方はまさに、(K)が高校時代に用務員への殺人未遂時に遂行した毒殺の症状と同じ…と思ったのですが、
第2話で、その死因は小屋に充満した硫化水素の毒ガス死でした。それを実行したのは…
ナジョ匕との関係
第一話では名言されていませんが、彼女はクギョンイの警察時代の後輩でもありました。
そんな2人ですが、ナジョ匕が先輩のクギョンイを説得する際、食堂でナジョ匕が一瞬首元のネックレスをさわるような仕草をみせます。
一瞬の動きですが、これは後々伏線として回収されるポイントでしょう。
369369
クギョンイがしばらく引きこもっていたため、忘れてしまった自分の部屋の暗証番号。
それをナジョ匕は簡単に「369369*」と押して解錠します。
スピリチュアルの世界では、ニコラス・テスラの強運の数字とも言われる「369」を意味するのか、
または韓国の「山手線ゲーム」のような一般的に知られるグループで遊ぶリズムゲームの「369ゲーム」をもじっているのか。
これもまたなにかしらの伏線の可能性がありますね。
サンタは本当に話せない?
クギョンイにスカウトされ、助手となるサンタ。
「ゲームの世界での数万回共に戦ってきた仲間」とクギョンイが評するサンタ。
劇中では、なぜかクギョンイ自宅近くのゴミ拾いを公園でしていたり、
と思ったらおもむろにポケットからヤクルト(のようなドリンク)を取り出し聞き込みのフォロー、
話せないはずですが、ゲームチャットの際には音声で会話していたり…
キムの妻と会話していたクギョンイの元になぜかコーヒーを提供するウェイター(いつのまに??)になっていたり…
彼の行動には何かしらの深い理由がありそうです。
そして第2話では…
演劇部の練習科目
「生きるか死ぬか」
シェイクスピアの「ハムレット」の有名な一節ですが、この文字通りの言葉が、
将来(K)となる若き日のヘジュンの思想を表す端的な言葉であると思われます。
彼女の演技力は本物?偽物?それは第2話でも…
不凍液
あまり日本では馴染みはありませんが、極寒の季節の韓国や、日本でも寒冷地域では
車のエンジンに凍結を防ぐための「不凍液」を冷却水に使用するのが一般的です。
これを普段から常備している、またそれを猫のツナ缶に混入させ猫を毒死させることができるのは用務員だ…
ヘジュンの推理が冴え渡っていたシーンでした。
MIRO NET
マスクをかぶったキム、そして売春婦がやりとりしていたスマホアプリ。
履歴や足跡が残らない出会い系チャットアプリの「ミロネット」。
韓国語でミロ(미로)は「迷路」の意味です。そんな怪しいアプリですが、そこのわずかな情報から、今回はキムの生存の証拠をつかんだのでした。
このあともこのサイトを使った仕掛けが出てきます。
バイアグラ
男性の性欲向上、勃起力アップの代名詞と言えばバイアグラ。のような薬を出前持ちの男性から購入していましたが、けしてバイアグラ自体は違法ではありません。
ただあの地域を出前持ちする彼にしてみれば、当たり前の販売オプション品なのでしょう。
犬のマスクをかぶったキムが、あせってマスク越しに薬を飲もうとするところが、
なんとも男の哀愁があって、私は好きなシーンです(笑)
SNS写真
もうこれはネタなんでしょうが、クギョンイが聞き込みをした売春婦の女性、
その女性のスマホの待ち受けに見えた、彼女自身のモリモリに盛りまくった、もはや別人の写真が、
なんともSNS時代を象徴していて笑ってしまいましたwww
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第2話
イーギョンの殺人は童話をなぞらえている?
冒頭の演劇は「ヘンゼルとグレーテル」。
おかしの小屋に誘いこみ、魔女がヘンゼルを太らせ殺そうとするお話でしたね。
これに模したように、キムを小屋に誘い込み、そしてガスによる毒殺をやってのけたイーギョン。
そして、その成功の記念のように本棚に童話を並べます。
ちょっとまって!めちゃくちゃ本棚に本あるんですけど!!?
おそらくこれまで殺してきたその方法と人数がそれら物語とリンクしているのでしょう。
黒い布と黒い人形
イーギョンがベッドの下に置いている思い出の箱、高校時代の写真やスマホが入っていましたが、その中に一瞬映った「黒い布」とおそらく「黒い人形」(足だけがみえました)。
この黒い布は、カウンセラーが持っていた過去の書類履歴にあった5歳のイーギョンが手に持っていたものと同じでした、
そして黒い人形は、サンタがキムの妻ヨンの娘をあやすため、外に連れ出す際にたまたま見つけた黒い鬼のような人形と合致します。
3話の予告にも一瞬うつりましたね。
この布と人形が、幼い頃のイーギョンの秘密、彼女はなぜ子供の頃に行方不明になっていたのか、などにつながる重要なアイテムとなるでしょう。
妻の嫉妬は怖い!
妻ヨンですが、良妻賢母の風を漂わせていましたが、やはり夫の女遊びを知って激しく嫉妬、そして殺意が芽生えるほどの嫉妬心。
クギョンイにビンタはやってくれるぜ!と思いました。やっぱそっちキャラだったのね。
確かにその伏線は、協会にあった娘の絵日記にもありました。父との思い出の日記の中に、母がとても怖い顔で怒っている絵がサラっと挿入されていましたね。
あの絵を見た時、あ、この妻には裏がある、と皆さんも思われたのでは?
イ・ジュニョンとは?
船上パーティーで亡くなった青年。打ち上げられたその顔はひどく殴打された跡がありました。
溺れる彼を見殺し?にした工場の人間たちが次々と今回殺されています。
見殺しにされたのはなぜ?このイ・ジュニョンとはそもそも誰なのか?
イーギョンの相棒、殺人現場の後処理係であるケオンのスマホに、ジュニョンのメール履歴がありましたね。その日付は2019/10/03。
この日付が何を意味するのか、どうしてケオンのスマホに?
2人をつなぐキーワードに「少年院時代の仲間」が浮上しそうですが、これは以後の話をまつことになりそうです。
というか、やっぱり声でるんじゃん!サンタ!!
っておもいましたよね、床を掃除するサンタが一言、
「予想どおりだ」とつぶやきました。
さて、なぜ彼は声を出さないキャラを演じているのでしょうか。
そもそもクギョンイを今回のキムのガス毒殺の目撃者にするには、それなりのクギョンイ側に内通者がいないと不可能な話、となるとほぼこれはサンタが内通者??
また、ラストシーン、病室を訪れたイーギョンの姿を見て、明らかに普通とは違う表情で驚いていたサンタ。
サンタはイーギョンを知っている、という伏線はここで張られているとおもいます。
さすがにアップルボーイキャット、ってハンドルネームはないな!
20代の女性とおもってた!というメロンマスク少年のセリフ。切ない。
ネットってそういうもんだよねw
生肉が髪に…
病院の枕につかなかったの?というツッコミもありますが、
クギョンイの後頭部には、肉屋の女主人から怒りで投げつけられた肉片が。
この肉片、というのが、ゾクっとしましたね。
クギョンイの背後に近づき、肉を奪う…殺人への予告のようで正直怖かったです。
っというか、肉片なげてあげないで!
ヨン理事、待ってました!
絶大な資金力のある国内1位の慈善団体、「青い子供財団」の理事であるヨンおばさんがついに登場。
なんでもしってるその情報力でこれからクギョンイに大きな協力をしていくことでしょう。
息子はそしてイケメン!いつ登場するのでしょうか。
慈善団体、といいながら、狩猟の宿で食事。動物は狩りをするのですね…そんな表裏な性格が随所に表現されていて今後が楽しみです。
ただ銭湯での裸のとき、うっすら映った背中の傷?入れ墨?はなんなのでしょうね。
ケオンも出てきた!!
イーギョンの仲間、頼れる後処理係のケオンも登場しました。
イーギョンの「ワイン泥棒!」という叫び声が演技とは思えず、彼女の多重人格?と思わせる表現にも驚きなし。
たんたんと殺人の物的証拠を処分していましたね。中にはトランシーバーやキムの小屋に細工した際に利用したと思われるガスマスクなども。
彼の少年院との関わり…ここはひとつの重要なポイントとなるでしょう。
カウンセラーの名前はソン・ジユ
忘れそうなので忘備録として。イーギョンを担当してきているカウンセラーの彼女、
彼女のもつ情報、幼少のころのイーギョンの秘密、これまでの人生、について、
語られるタイミングがきっとあるのでしょうね。
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第3話
クギョンイとイーギョンの出逢い
これは冒頭、そしてラストシーンでも表現されていました。
過去にすでにそのお互いの存在を意識していたこと。
クギョンイの発言「夫が言っていた意味がわかった…似ているのね、私たちは…」
まさに物語のメインとなるこの2人の女性の闘いを象徴するセリフでした。
死者の面影
推理の考察やアルコールが入ると、クギョンイは多くのイメージを頭の中で描きます。
特に死者(殺された人々)や、その自身の夫のイメージを、です。
それらが明確に視えているクギョンイ。
これは今後のまだまだ死者がでるストーリーにおいて、重要なセンスになってくると思われます。
ヨン理事の表裏の顔
これがよくわかるシーンが、孤児院への寄付取材を受けているシーン。
子供を笑顔で抱きつつも、暑さをカバーするたくさんの扇風機w
笑顔の取材の後のナジョ匕との会話が、そのギャップに彼女の底の深さを象徴しています。
叔母のなにげない一言から、殺人がスタート
食堂で流れていたニュースにボツりとつぶやいた言葉。
そこからイーギョンの(K)としての暗黒面が開きます。
シーンとしては扉が開き、黒い影のイメージが部屋を覆う…というものですが、
このシーンで敢えて字幕の入る「牛の血」という看板の言葉が、それらを象徴しています。
生贄の血、神に捧げる崇高な死という犠牲。
イーギョンの根底を流れる殺人思想を表現したシーンでしたね。
叔母はこの3話の冒頭で「(私の)姪になんてひどいこというのよ…」とクギョンイにつぶやいています。
これはまた、イーギョンの殺人のターゲットがクギョンイに向かう、その伏線でもあるのでしょう。
メドューサの物語
自らの姿を自らが眺め、世界にさらして死んだ、という演劇演目の流れにそって、殺された今回のパク男性。
しかしその計画が最後に乱れたからこそ、クギョンイの捜査が進展するきっかけとなったのです。
あれ?ケオンはボーイズラブ???
MEK警備会社に務めるケオン。彼の仕事と活躍が大いに(K)の殺人を助けていること、アリバイ消しに役にたっているのかが顕著にわかる3話でした。
そしてさらに気になるのが、同僚の男性との関係。ぽっちゃりの彼と、ジョギングデートやサウナデートwなどなど。
どうもボーイズ・ラブの伏線を張ってはいますが、はたして今後どうなるのでしょうね。
金正男の死因
韓国人にとってこれって、オブラートに包まなくていいの?っと日本人からも思いましたが、
あの事件に関しては、日本以上に情報が出回り討議されている内容。
2017年2月、マレーシアの空港で、暗殺されたと言われる事件。
あちらも事実として、顔にかけられた毒「VX」が原因とされていますし、日本でもオウム事件の際に使用された毒がこの同じくVXでしたね。
黒い人形の組織
2話の考察でもお伝えしましたが、やはりこの黒い人形が、イーギョンの殺人をサポートする、信頼関係のある人間のグループであることが語られています。
1話の犠牲者・キムの家にもこの人形があったことは、あのキムもまたこの組織の一員であった可能性が示唆されていますね。
牛のような、血のようや赤い目をした、黒い人形。
こちらがこの物語のキーアイテムのひとつです。
そして組織はどのような人間たちで構成されている?
最後もまたクギョンイとイーギョンの過去の回想が。
バレずに人を殺す方法はありますか?そんなイーギョンの質問に冷静に答えるクギョンイ。
・相手がどんなひとか把握すること
・事故を装う方法を探すこと
・自分の手は汚さないこと
そして、
・絶対裏切らない人を共犯者にすること
この発言が結果として完全犯罪者(K)を産み出す結果となったことに、
クギョンイはこのあと気づき、どのように感じるのでしょうか。
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第4話
サンタが優秀すぎる件
香水の匂いから、イーギョンの存在を認識、顔は隠していたが女性であること、
執拗なまでの追跡、間一髪で取り逃がしてしまいましたが盗聴器の存在もあぶり出し、
まさにチームにはなくてはならない捜査力を発揮していますね。
ただ今回の4話で観覧車に乗った際の手の震え、高所恐怖症であることが伺われる描写でしたが、
これは今後どのような伏線としてつながっていくのでしょうか。
42番の駐車場
冒頭でイーギョンが隠れていたゴミ箱をサンタが置いた場所は「42番」。
韓国でも「4」は日本と同じ「死」を連想する忌み数でもあり、
また「2」は、過去にクギョンイの夫が話していたとおり、
「イーギョン」の「イ」と数字の「2(イー)」をかけ合わせたもの。
「死(4)を司るイ(2)ーギョン」の意味と取れるでしょう。
叔母の疑いが…
自分のIDカードが使用され、誰かが会社に侵入した形跡に気づいた叔母。
第2話では殺人から帰ってきたイーギョンの、玄関に脱がれた泥だらけのブーツをみていたり、
彼女はすでに、イーギョンへの疑いを加速させているようです。
イーギョンは大根役者?
アマチュア演劇部所属のイーギョン、その縁起のヘタっぷりに周りは呆れていますが、
クギョンイに見せた演技の迫力、
「私の罪名はなんですか?」
そのセリフは演技でもあり、本心でもあることから、
彼女の演技がヘタというのは、周りをいつわるウソの演技なのではないでしょうか。
ナジョ匕と夫との関係
クギョンイは、ナジョ匕の娘ナナは誰の子なのか?という質問を投げかけ、
そこからナジョ匕との喧嘩は加速しましたが、実際のところはどうなのでしょうか。
夫を詰問するクギョンイの姿を涙をこらえながら、どこか恐れながら眺めていたナジョ匕に、
ひょっとしたら…という伏線がはられました。
明らかに、夫と女生徒の溺死事件の真相を、彼女は知っているようです。
ヨン理事のパワー
ナジョ匕の娘ナナのために、病院の特別室をあてがったヨン理事。
その口利き力、また病院のエレベーターを全て止めてコントロールするなど、
通常ではありえないその場の支配力、それはまさに彼女の表現する「権力」を象徴するシーンでした。
ヌマチチブ、汽水とは
ヌマチチブとは淡水魚の魚で、主に河川の中流から海につながる河口付近に生息する魚です。
そして汽水とは、河口付近や海につながる湖沼において、淡水と海水が混じり合い、塩分が中間になった水を言います。
ナジョ匕は魚好きの娘ナナとの普段の関わりで、そのことに気づき、ここが完全な海の中ではないことに気づくのですが…
それを伝えるまえに携帯は切れてしましました。
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第5話
イーギョン、幼少時代のアメリカでの事件
レイクウッド事件、という過去の事件がイーギョンに大きな影響を与えていました。
口論の末、父が母を射殺、そして父は自害。
その時から黒い影が彼女を導き、1週間の森の中での生活。
不可思議なものがイーギョンにまとわりついています。
また別の日には犬を食べた韓国人のおじさんをライターの火で殺そうとした過去。
「真っ暗」なものが一体なんなのか。これはさらに物語の進展によって明らかにされていくことでしょう。
ケオンがイーギョンの仲間となった理由
それははじめて彼女がおこした殺人事件、高校時代の用務員殺しですが、
その犠牲者であった用務員こそ、ケオンの実の父親だったのです。
父を恨んでいたケオンの父への恨み、死んで欲しいと願ったその実行をイーギョンがしてくれたことにより、以来ケオンはイーギョンと行動を共にするのです。
実際は用務員の父は急性アルコール中毒で死ぬ運命でした。
医者もそのことは家族に伝えていませんでしたが、その前にイーギョンが手を下したことになります。
当時はそのため、あくまで殺人事件としては処理されませんでした。
イーギョンの部屋の物的証拠の数々
クギョンイはイーギョンの部屋で、
黒い人形、
サンタが嗅いだ、香水と同じもの
隠れ家の場所のヒントとなる、叔母とのヨットハーバーの写真。
ただサンタがすぐに香水の匂いのことをクギョンイに伝えなかったことは気になりました。
そして、部屋の暗証番号はやはり「369369」。
第一話にもあったクギョンイの自宅と同じ暗証番号。
これもクギョンイとイーギョンの共通性を表していましたね。
ヨン理事の子供たち、ついに登場
ヨン理事の息子2人、がついに写真ではなく実際に登場。
ソウル市長を目指す長男と、すでに国民的アイドルの次男。
2人の微妙な関係はこのあとどのように物語に関わってくるのかが気になりますね。
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第6話
今回もやっぱり怪しいサンタ
イーギョンの乱闘の際、警察の連絡を遅らせていた?と思われる行動。
黒い人形の画像がSNS投稿にあるのでは?とひらめきますが、その要領の良さに怪しむクギョンイ。
最後のシーンでも届いたFAXの写真をクギョンイに見せないように握りつぶしたり、
などなど。毎回なにかしらの怪しい行動を見せるサンタ。
彼の正体はいったい…?
シーンとして、クギョンイの髪が臭くシャンプーをすすめるサンタ。
その部屋ではかいがいしくクギョンイの世話をし、その明るい窓からの日差しの後ろ姿にはどことなく死んだ夫の面影も。
白い小鳥がクギョンイの元に止まり、おもわず微笑むクギョンイ。
サンタの正体は実は、死んだ夫(の魂?)なのでは?という予想も浮かびますね。
ナジョ匕の思惑
チームのため、クギョンイのために奔走するナジョ匕。
しかしヨン理事の元では「長男ホ・ソンテがいずれ大統領になった際には重要な役に」という野心を伝えます。
ただ、戻ってクギョンイへの報告では、上手くヨン理事に取り入っているとも伝えており、
彼女の本心はどちらなのか、そんな疑問も観ている私たちを悩ましますね。
ミステリーにハマる男・サムシー
今回の6話は、4話の冒頭でテレビやネットの映像で流れた人物たちが登場してくるのでちょっと振り返ったほうがよいです。
1人はテレビのコメンテーターとしてクリーンなイメージのコ・ダホ社長。
彼は次の(K)のターゲットでもあり、また同時にヨン理事とその息子のソウル市長選におけるライバルでもあること。
7話での重要人物です。
そして同じく、クギョンイが動画で見ていた「サムシー」。
ナジョ匕が「くだらない内容。観る必要がある?」と言ったセリフに返すように、
「本当のうまみは、こういうところにある」と言っていました。
その伏線が今回6話において「コ・ダホ」の裏の顔につながるのでした。
コーヒーカップの底の文字の意味は?
「峰柏女子高等学校 33回 同門記念」
これは、クギョンイがこの女子校の卒業生であった、という伏線がここに投げられました。
イーギョンの先輩、OGにあたる、というこの伏線。
それがいったいなにを意味するのでしょうか。
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第7話
サンタがまた怪しい!
冒頭では明らかに声を出して鼻歌を歌うことから、完全に声が出ることが確定。
さらにクギョンイとの写真を集めたアルバムを作っていたり、
(K)のメンバーの象徴アイコンである黒い人形を分解していたり…
前話でのコーヒーカップの伏線の回収もなく、ただただ怪しいだけで終わった今回のサンタ。
うーん、いったい何者なの??
BLがさらに加速!
風邪(という仮病)を使い会社を休んでいたケオンを心配し、同僚で彼氏?のダエホがケオンの家を訪れます。
そこでタイミング悪くイーギョンと鉢合わせ。
冷蔵庫にあふれるお酒の多さに辟易とし、まるで奥さんのようにイーギョンに小言を言いました。
もう!完全BLの世界!ケオン確かに辛い!
ヨン局長がついに大胆に行動する!
息子の市長選ライバルであったコ・ダムを(K)ではなく自らの手で殺害したヨン局長。
ナジョ匕を利用し、かつ部下たちにコ・ダム事故死偽装の完全犯罪を実行させました。
キム部長もこれまでの言動で抜けたキャラクターかとおもいきや、殺人の手順をつつがなく遂行するその行動に、やはりただものではないオーラを出していましたね。
(K)以上の実はクギョンイが対峙すべき黒幕のボスとして、ヨン局長たちが今後のストーリーに関わってくるのでしょうか。
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第8話
ついにサンタの正体が…
サンタの本名きたーー!っと思いましたが、それは対してどうでもいい情報のようでしたね。
「ハン・グァンウク」
この名前だけでは、誰か他のキャストと肉親関係?というのもわからず。
そしてあのサンタの部屋の異様な「関係者以外の情報がまったくない、という逆の怪しさ」。
観覧車の装飾もありましたが、あれは4話での観覧車での搭乗シーンで思いとどまった、
そんななにか思い出の伏線なのでしょうか。
黒い影は一体なんなのか?
イーギョンの殺意が湧き上がる時、そのイメージの中に現れる黒い影。
幼少の頃にすでにそれは現れていましたが、今回唯一の自分を「愛」で見守ってくれていた叔母が死んだことにより、その「黒い影」のリミッターが外れてしまったようです。
子供を虐待する女性をくしゃみ一つで殺してしまう、(K)の殺意を簡単に援助する、
この「黒い影」はどこまでイーギョンにこのあと影響を与えてくるのか、が一つの大切な要素です。
個人的には、8話まで観た限りでは、それはそのシルエットからも
「死んだ実の母親の、歪んだ娘への愛の形」
のように思えてなりませんが、実際はどんな答えがまっているのでしょうか。
BLが切ないよ!!
イーギョンとの関係がおかしなケオンを心配したダホ。
「なんでも正直に言ってくれ、受け入れるから」なんてもー愛の塊の発言!
しかし、そんな彼をイーギョンから守るため、切ない演技でごまかしたケオン。
ここに来てせつないBLですが、ダホの立場からすればこれで終わるとはとても思えませんね。
きっとケオンを信じ、守るためこのあとも登場するのでしょうが、
これまでたくさんの殺人を幇助してきたケオン。
人として報われる結末があるのか…と想像すると、不安になりますね。
キム部長も切ないサラリーマン!
第7話で、コ・ダム殺害の際に如才ない手際で完全犯罪を行った、ある意味凄腕の、ヨン理事の部下、キム部長。
彼のヨン理事の忠誠には、彼のアメリカにいる娘の存在があることもわかりました。
お父さん頑張って!
しかし、この8話の時点では、確かになぜコ・ダムは選挙妨害の失脚でなく、殺害にまで至ったのでしょうか。
7話でコ・ダムは殺害される直前、「秘密は墓場まで持っていきます」とヨン理事に懇願していましたが、その秘密、というのがこの殺害の原因であることは間違いないでしょう。
コ・ダムのモデル:ヤン・ジンホの事件
今回登場したコ・ダム社長の存在で、多くの韓国人はそのモデルを「ヤン・ジンホ」とイメージしたようです。
ポルノ映像を流出させ、削除申請に対応をしない、部下にパワハラ、など報道された内容と今回のコ・ダムの行動がまさに合致していたようです。
ギョンスすごいぞ!
チームが解散となりクギョンイにとっても苦境ではありましたが、
そんな中でやはり頼れる男、ギョンス!
その抜群の記憶力から事件の解決の糸口に…っといいたいところですが、
このケオンの入れ墨の記憶自体は、今回はたいした糸口にはなりませんでした笑
しかし、すごい記憶力だギョンス!
その記憶力に驚いたクギョンイが、ケオンの似顔絵、バイクの逃走経路、
そして当日ナジョ匕が正面玄関から逃げていなかった…その記憶まで呼び出しつなげたことに、事件の解決は進展したのも事実でした。
ナジョ匕…あなたは、どうしたいの?
イーギョンに3話に殺されかけ、それ以来「スカーフ」を巻いていたナジョ匕。
クギョンイからのプレゼント、ではありましたが、その意味は、
「傷…内に秘めた秘密」を隠すための、スカーフ。
「首輪…ヨン理事の手先飼い犬」その象徴としての、スカーフ。
この2の意味があるように思えます。
完全に選挙戦への協力体制に移行していますが、それとは別に
コ・ダム殺害の決定的瞬間とその証拠画像を撮影していたこと…
まだ生死はわかりませんが、
スカーフが(K)に奪われたナジョ匕はどのような行動に出るのでしょうか。
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第9話
いやいや、これ誰よ????生きてるよね??ダエホじゃないよね、痩せてるし???
という視聴者の疑問も踏まえ、
ヨン理事がなぜコ・ダムを(K)の手を使わず自分で殺す必要があったのか、
イーギョンはなぜ、ヨンに今近づいたのか、
多くの謎を残し、しかも謎の男性が送られてきたシーンでの終わり方、
もう10話観るしか無いじゃん!というラストでしたね。
またついに残す所、あと3話となり、一気に物語の本質に近づき、そしてまたたくさんの
伏線をバラまきまくる、という、とんでもない見どころだらけの回となりました。
こちらではそれらをひとつづつ回収していきます。
クギョンイが見た、幻聴の数々
ゴミ廃棄場の底辺に落下し、脱出不可能と思われたクギョンイ。
彼女を救ったアイテムの一つが、ロープを造るために必要だったこのツナ缶でしたが、
これは第1話で女子校時代の(K)ことイーギョンが、初めて殺人を行った用務員殺し、の際にも使用されていた同じ銘柄のツナ缶でした。
イーギョンは殺人に使い、
クギョンイは自身の命を救うことができた、
同じツナ缶でも使用する人間によって全く違う役割を演じた象徴的なアイテムでしたね。
そして、このゴミ廃棄場を脱出するキッカケとなる、
彼女が見た、自分を勇気づける幻聴の数々。
酒、ゲーム、酒のつまみ、など、自分が好きなものには釣られませんでしたが、
茶色い飴…おそらく夫との思い出のお菓子なのでしょうか、
黒い人形…自分が追いかけている(K)の象徴、
スカーフ…自身の昔からの唯一の味方だったナジョ匕をあらわすアイテム、
それらを順に見たことにより、生き延び脱出する気持ちが呼び起こされていました。
茶色の飴…これに関しては、残りの話数の中で回収されることでしょう。
コダムのブツとは
今回の一番の黒幕、ヨン理事がコダムを殺害するに至った最大の理由、それがこの「コダムが(隠し持っていた)ブツ」というものでしょう。
長男息子の選挙戦のライバルとして。それはけして「殺害」するほどの理由ではありませんでした。
それが一体なんなのか、未回収伏線として以降の話に期待しましょう。
謎の庭番
イーギョンが軟禁されることとなった、ヨン理事が用意した隠れ家。
監獄のようなカンペキなシステムですが、ヨン理事の若かりし日の狩猟の写真などが飾られていたことからも、ここはヨン理事の自宅・別荘であったことが読み取れます。
そしてそこにいる、深く帽子をかぶる老人。
…こちらも未回収伏線となりましたが、ひょっとしてヨン理事の夫??
次男坊がとんでもないヤツだった!
第2話でヨン理事が初登場した山の中の狩猟小屋。
食事をしながら流れていたテレビに映った息子ホ・ビョンテの映像を観て
「可愛い子、誰の子なのかしら♡」と自慢げに眼を細めていたヨン理事でしたが、
その後ちょいちょい登場したこのビョンテに微妙な表情が続いていましたね。
実は爽やかな表向きのテレビの人気者の顔の裏では、パイプカット手術をしても辞めれないほどの、
相当の女性好き、遊び人であることが今回でわかりました。
かねてよりその女好きの後処理に手を焼いているヨン理事が、今回もポン引きにタカられている息子の後処理として、
イーギョンに殺害を依頼したヨン理事。
この次男坊がヨン理事の弱点になるようで、今後の展開が気になりますね。
演じるパク・ジビンは実際にも「国民の弟」と言われるほどの人気者。
その彼に「キムチ漬けの刑」をしたのは、韓国でもかなりのインパクトだったようです。
パワーブロガーおめでとう
これが伏線なのかわかりませんが(たぶん違うw)、
キム部長、ついに趣味の食レポブログが認められ「パワーブロガー」に!
その連絡を受けたキム部長のうれしそうなことw
そんな彼が数秒簿にクギョンイを殺害するのですから、ギャップの恐ろしさが際立っていましたね。
クギョンイはゲーム的にはレベル99
キム部長に樽に閉じ込められ殺されかけたクギョンイ。
劇中はそれがゲーム画面で表現され、普通ならもうゲームオーバーなところを、
「コレを観ている・プレイしているあなた、こんなゲームオーバーいやでしょ?」
と視聴者に言わんばかりのゲームリセット、再スタートのボーナスステージにいきましたね。
このゲームシーンのクギョンイのライフポイントは死にかけでしたが、レベルはちゃんと99もあったのが笑えました。
サンタがどんどん解禁
声にだしクギョンイを探すサンタ。もはやチームの全員にも、声が出るのがバレる、というのは時間の問題ですね。
靴の中に発信機を入れ、スマホアプリの高齢者追跡機能を使いクギョンイを探すサンタ。
「彼女はこんな長いメールの文章は打たない」と気づいたり、もはや介護状態なのが笑えましたね。
ただ、一番気になる発言がひとことありました。探しても探しても見つからないクギョンイを想い、
「二度と見失いたくないのに…」と。つぶやきました。
この二度、というのは何を意味するのでしょうか。これも未回収伏線としてこのあとの話に持ち越しとなりました。
門前の小僧習わぬ経を読む
ギョンスのタトゥーへの記憶から導かれたゴヌクへのヒントを、クギョンイが褒めたシーンで使われたいた日本語訳。
門前の小僧習わぬ経を読む…意味は、
寺の門前で遊んでいる小僧(この場合近所の子供)でも、いつも見聞きをしていれば、習わない経が読めるようになるように)、
つまり、繰り返し見聞きできる環境におけば、自然とその知識がつくようになるものであるということ
こちら、韓国語では、これと同じ意味のことわざをクギョンイは言っていました。
「西堂にいる犬も3年後に風月を詠む」…
学校お堂の、その脇にいる犬であっても、3年も入れば風流な詩を詠むこともできるでしょう、
転じて、「知識と経験が全くない人でもその部門に長く居れば、立派な知識と経験を持つようになる」ということを喩えた言葉です。
犬をことわざにもってくるところが、いかにも韓国らしい、そんな小ネタでした。
睡眠薬入りプロテイン
BL相手のダエ・ホとの別れからすっかり意気消沈のゴヌク。どんだけ荒れてんだよ!wという感じでしたが、
彼がダエ・ホからもらった思い出の「プロテイン」。
まさかその中に睡眠薬が仕込まれているとは…。
あれ??睡眠薬を仕込んだのって一体だれ???
イーギョン?ヨン理事?…ん?ダエホ???
クギョンイは言いました。「あなた、このあとは全てを疑いなさいよ」と。
未回収伏線として、こちら注意です。
そしてとにかく、このゴヌクもですが、男性陣がどんどん情けなくなっていくのが笑えるポイントでした。爆弾怖くて3人で抱き合わないで!w
ナジョ匕成長してる!!
ヨン理事がなぜ(K)を探していたのか?その秘密に近づくため、ナジョ匕はこれまでどおり、長男の選挙戦の手伝いをしています。
内心ドキドキのナジョ匕ですが、ヨン理事と対峙した際の会話では、以前クギョンイから指摘されていた、
「隠し事ややましいことがあると、語尾が上がる癖がある」という口癖を修正、
落ち着いてヨン理事に内心がバレないように会話していました。
ヨン理事に見破られたかな?と一瞬ひやっとしましたが、なんとか無事乗り切ったナジョ匕。
観ている私も同じ様に深呼吸してしましました。
バリ姫の神話
そして、今回のこの9話で、このクギョンイにおける、最も重要な伏線の一つがついに発信されましたが、みなさん気づきましたか?
それは、ヨン理事に用意された軟禁状態の家で、夜中イーギョンが演じた一連のセリフ。
彼女の手にはなにやらこれまでと同じ童話?の本が握られていましたね。
その本のタイトルは「baridegi(バリデギ)」。
これまでの彼女の殺人スタイルの元になっていたシェークスピアの「リア王」や、
グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」という欧米系の物ばかりでしたが、(これはすでにヨン理事が用意してくれた別荘の中の本棚にもありましたね。)
この「baridegi(バリデギ)」というのは、通称「バリ姫」という、韓国の神話の一つです。
「バリ姫」…韓国の神話
李朝のある王家に生まれながら、待望した男子でなかったために捨てられた第七王女バリ姫(「バリ」は朝鮮語で「捨てる」という意味)が、重病を患った王である父親のために不死薬を求めて旅に出ます。そして地獄に住む神仙との契約結婚(家事をすること、子供を7人うむこと、など)を経てその見返りにやっと手に入れたその薬水を用い、すでに亡くなった両親を蘇らせる話
その神話の一節を読み上げ、そして涙する姿…
バリ姫とは
「親からすてられた娘、しかし両親を愛している」
「地獄の住人と契約を結び行動する」
「見返りとして両親を生き返らせることを目的とした」
イーギョンは、
幼少期にアメリカ・シアトルで「両親に捨てられた娘」であり、
劇中で何度も現れる、殺意の手助けをする黒い影の存在、そんな地獄の住人と「契約(殺人行為)をする」、そのことにより、
彼女は目的は…っと思っているのかもしれません。
さてさて、彼女が劇中で初めて見せた涙の意味は、はたして…?
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第10話
ついに今回の一連の事件の真相が明かされだしたこの10話。
男性陣がどんどんだらしない姿wをさらけだす中で、メインとなる女性たち、
クギョンイ、イーギョン、ヨン理事、のそれぞれの思惑が交差し激しく動き出す予兆のような回でしたね。
ゲーム仲間の少年の伏線回収
「メロンマスク」というハンドルネームの少年。どこで回収されるかと思いきや、ここで登場しましたね。
死んだはずになっているゴシップ記者をかくまうため、クギョンイは彼を引きこもりのこの少年の家に預けたのでした。頭いい!
クギョンイのことは「アップルボーイキャット(推定20代)」と思っていたゲーム仲間、自殺未遂を助けられた彼が今も元気そうでよかった!
ちゃんとクギョンイにもらった餃子も食べているようでしたw
ゴヌクとダエホ。またまたまた切ないBL
キム部長に殺されかけ、逃げ延びたゴヌクがたどり着いたのは、ダエホの家。
2人はやっと幸せに?…と思いきや、実はダエホはゴヌクのことを通報しました。
2人の最後の別れであった、イーギョンとの鉢合わせ、公園トイレのことを、
防犯カメラ映像でダエホは振り返っていた際に、死体を運ぶゴヌクを知ってしまったのでしょうね。
ただ、「いつまでも待ってるから…必ず海にいこうな」というセリフ。
捕まっても出所するまで待ってるよ…そんな愛のセリフをつぶやいたダエホが切なすぎる!
ゴヌクはまた逃げていきましたが、この2人は今後どのような結末を迎えるのでしょうか。
庭番の老人、すげーー
部屋に飾られた勲章、映像をみると「六芒星」だったので、おそらくあれは
勤労勲章(30年以上、公務員や軍に属し全うした人物)だと思われます。
韓国人のイメージでは独裁者・虐殺者・汚職、のイメージが強く残っている韓国大統領「全斗煥(チャン・ドンファン)」(1980年~1988年在籍)の表彰状もあり、
過去の軍事政権での拷問担当の警察?とも想像される、一瞬のあの表彰状や勲章のシーンでした。
そしてそれを裏付ける、あの恐ろしい拷問地下室の管理状況。
イーギョンが閉じ込められた独房には「助けて」「いっそ殺して」の血文字の痕も。
さすがヨン理事の別荘を任されるだけのことはある、どんだけのやり手なの??
というシーンでした。ヨン理事の夫、ではないのかな?
しかし一枚上手なのがイーギョン
そんなやり手の庭番老人ですが、イーギョンがやはり一枚上手でした。
尺では21:00ごろ、個人的に好きなシーンなのですが、
ゴヌクに電話で会話しているイーギョンに不審に思いすごい勢いで駆けつける庭番老人。
ヤベ!っていう表情を一瞬みせたイーギョンですが、すぐさま
「もー。落ち着いて本も読ませてくれないわぁ」
といいつつさりげない動作で耳にあったイヤホンを外し足元に隠しましたね。
あまりに自然だったので、最初は、
「あれ?イヤホンはじめから足元に置いて会話してたの?」
と思ったくらいですが、映像を見直すと、確かにイーギョンは髪を触る仕草で一瞬にイヤホンをハズしていたのがわかりました。
そして独房からの軽々とした脱出。さすがイーギョン!というシーンでしたね。
プロポース経験あったのね、ギョンス君
コダムの指輪から、秘密のマイクロチップを探しだしたギョンス。お手柄だぞ!
その理由が、過去に同じ指輪を買ってプロポーズした経験があったから…。
ギョンス、切ないぞ!
水原にいくならやっぱり
特急列車に残されそのままのクギョンイチーム。
「このままカルビでも食べにいく?」というナジョ匕のセリフがおもしろい。
水原といえば、韓国のほぼ中心、ソウルから1時間ほどの歴史的な街。
そして名物はその「水原カルビ」!
聞いただけでよだれがでてきてしましました。
「火」の女性たち
イーギョンの誕生日が一瞬うつりましたね、それを見て僧侶がひとこと。
「こりゃいかん!火と火が出逢えば大炎上。全てを焼き尽くしてしまうわい!」
第二話でもありましたが、キム部長の報告によればクギョンイも「火」の運命の女性とのこと。
それを聞いたヨン理事が「気に入った!私は火の相手と相性がいいのよ」と言っていましたが…。
さてさて、クギョンイ、イーギョン、ヨン理事、3人の「火」の女性が揃ったことによりこのあとも物語は大きく炎上していくのでしょう。
最強の男は、やはりキム部長だった
イーギョンのカラオケ店爆破の不自然さに気づき、またゴヌクを軽くあしらい殺す一歩前まで言ったキム部長。
最初はおとぼけキャラかな、と思わせておいて、その多くの殺人遂行シーンを見ていると、
彼こそがこのドラマの最強男性キャラであることがわかりましたね。
それに比べて他の男性陣たち。。。ゴヌクは強いかと思いきや、ダエホとの失恋以来、ずっと骨抜きでしたもんねw
だからこそ、の、サンタ伏線
そんな最強キャラ・キム部長をおとしめるためには、ついにクギョンイはサンタの無言キャラ伏線をここで使用しました。
このずっと引っ張ってきたサンタ無言・伏線、このカードを使用しなければならなかったほど、キム部長がてごわかった、ということでしょう。
やはり、クギョンイ。サンタのしゃべれることにはちゃんと気づいていたのだとわかりましたね。
なぜサンタは無言を通していたのか、その部分はまだ語られていませんが、物語も終盤。重要な理由があかされそうです。
イーギョンのセリフに背筋がゾクッ!
特急列車からの降り際、行く手を塞いだ、そんなサンタに対して放ったイーギョンの一言。
「(何者かしってるわよ…)」。
こ、こわぁぁ!!
- イーギョンが知っている、ということ、
- 「峰柏女子高等学校 33回 同門記念」というコーヒーカップを持っていたこと、
このあたりからも、やはり女子校時代との関係が、サンタの秘密のようですね。
ちょっとややこしかった、船上パーティーの真相
船上パーティーには当初考えられていた、工場工員の3人の男性被害者、
女性2名、そして溺死していた最初の被害者イ・ジュニョウン。
実はもうひとり、その船上パーティーに参加していた人物がいた、
そしてその正体が…ヒョンテだった、というのが真相として明らかにされました。
ヒョンテ、甘いマスクなのに、ホント最悪なやつ!!!!
当時残っていた防犯カメラのかすかな映像や口コミから、
ゴヌクは船上パーティーの参加者を割り出し、イ・ジュニョウンの報復として、
(K)も3人の男性と2人の女性を殺したのですが、実はもうひとりいた…ということだったのですね。
ヨン理事は口封じに参加者たちを殺そうと考えていた矢先に、彼らが次々に死んでいくことに(K)の存在を確信。
真実の隠蔽、そして最後にはヒョンテを守るためにも(K)であるイーギョンを捕まえたかったのでしょう。
と、同時に、たまたまミロネットにアップされ、削除はされたその一連の流れが映った証拠映像。
ミロネットを運営していたコダムがそれを「選挙戦の武器」として保有していたことにより、
結果、コダムもヨン理事に殺害されたのでした。
…なるほど。
ただ、謎は解けましたが、一つだけ!!!
この船上パーティーの参加者の女性がイーギョンにそっくりじゃね???w
イーギョンが潜入してたの??と思いましたが、ちゃんと見直すと、別人のようでした。
過去のクギョンイの推理映像の中でも、車両事故で死んだ男女がこの船上パーティーに参加していたこの2人だったので。。危うくミスリードされるところでした!
…ですよね???ちがうのかな??
そしてわかり易すぎるホ・ソンテの運命
ラスト、なぜか吊橋を渡りながらビクビクしているホ・ソンテ。
そんなへっぴり腰のホ・ソンテに、キラキラしながら声をかけるイーギョン。
どんだけわかりやすい「吊り橋効果」!とおもわずそのネタ・センスに笑ってしまいました。
「私を好きになる可能性の男性に近づくの…」イーギョンの目論見。
完全に利用されるためにロックオンされてしまいましたね、お疲れホ・ソンテ!
ちなみに、「ウサギ」ってどういう意味?
次男ヒョンテがゴシップ記者たちに揶揄されていた「ウサギ」ですが、
「性的な傾向として、性交時間が少ない、早漏」の隠語なんだとか。
そして長男ホ・ソンテは選挙イメージ作戦が可愛いらしさで押したいこちらも「ウサギ」という、兄弟揃っての「ウサギ」なのでした。
兄弟揃ってもう…。w
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第11話
みなさんも途中からうすうす気づいてたと思いますが、やっぱり包帯の下はクギョンイだったか!という、悔しがるイーギョンとの対比である種爽快な終わり方でしたね、
またラスト前、ということでこれまで登場したキャストたちが再び総出演!といった感のあるこの11話。
気になる点を考察していきます。
私はカサンドラ
イーギョンとゴヌクとの会話に出てきた一言。
「スペインに住みたいなぁ…知らなかった?私はカサンドラよ?」
カサンドラ(症候群)と言えば、簡単に言えば他人との関わりにおいてストレスを感じ、
苦しんでいるものの、その苦しみが周りには気づいてもらえない、認めてもらえない、
そんな精神衰弱な状態のことを言います。
自身のある種の「病的な精神状態」を理解しつつ、そこから開放されたい、という彼女のある種の心の叫びだったのでしょう。
ギョンス、相変わらず何やってんだ!
人一倍マジメな性格。ヨン理事一家の裏の顔を知り「死ぬべき人間たちなのに」と思ってしまうギョンス。
そんな彼の性格がすでにイーギョンにはバレており、まさかの情報データを(K)に渡してしまう、という行動を。
ただこれも、「チャックが開いてるわよ(すきがあるわよ)」とクギョンイも言っていたので、そうなる事態も予測済みだったのでしょうね。
キム部長もそりゃそーなるわ!
自分たち、の命を助けてほしい。
その切実なヨン理事な想いは彼女をひざまつかせるほどの深刻さでした。
それをみたキム部長、そりゃ吹きますよねw
そして、パンクした車をチェックした瞬間ではイーギョンに麻酔銃を。
9話でイーギョンにした仕返しをされてしまいました…残念!キム部長!泣
1話の被害者、キムの奥さんは…
髪を切りキレイなタワマン?のような景色の部屋で、死んだ夫の船上パーティーの様子を見つめていたユン・ジェヨン。
その後、保険金も入り優雅な生活をしているようです。
ただ、船上パーティーで得意げに麻薬のことを説明していた、そんな夫の姿はショックだったでしょうね…。
3話、リベンジポルノ動画を流された女性は…
3話では自分が刺殺したと思った元恋人への殺人行為が、実際はすでに(K)の実行であったことを証明され、釈放されたこの女性。
イーギョンに今回は利用され、コダム・データの悪人1人に対し、ドリンク配達役の手助けを。
ただ彼女がクギョンイに(K)の行動を(おそらく説明)したことにより、(K)が殺人に動いていることを確認、対応の準備ができたのでしょう。
でもなぜ彼女には、イーギョンはバスの降り際に顔を完全に見せたのでしょうか。
このあたり、彼女に対しては最終話での伏線回収に期待しましょう。
ネット、世論を動かした3人の男たち!
ユーチューバー、引きこもり少年、そしてゴシップ記者、という3人を駆使し、
世論を動かしたクギョンイチーム。
引きこもり少年が、えらそうに話をしだしたゴシップ記者には裏拳パンチを、
ユーチューバーのサムシーには目をキラキラさせて見つめるなど、
マスコミ<ユーチューバーという若者意識の象徴のようなシーンで笑えましたね。w
その他、大勢のこれまでのキャストたち登場
NT生命、嫌味なチャン課長はトイレにて、ま、この人はいいとしてw
メガネ屋の調整員はコダムに社内でいじめられ、(K)に殺害を依頼したキム、彼は(K)の指示で動いたようです。
ヒョンテの熱烈ファンで(おそらくその後遊ばれた)会見で叫んだ女性、彼女は自分の意志での会見の妨害だったのでしょう。
そして、これはちょっとわかりづらかったですが、
ヒョンテ会見で女性ファンたちが殺到するようにそっと警備の手を緩めた警備員など。
(彼はコダムの会社の警備会社員で、コダムに叱責をくらい警備犬を毒殺させられた男)
彼は(K)にその後接触され(K)の一員になっていたのでしょうね。
と、一人一人の行動の動機はけっこうバラバラでしたが。
それらが複雑にからみあい、(K)の仕掛けた「ハムレット殺人計画」が行われたのでした。
この「ハムレット」は、第1話で一番始めに、女子校時代のイーギョンが担当していた演目。
それがここでついに実演されたのですね。
Netflix調査官クギョンイの伏線未回収一覧!第12話
シーズン2への可能性も残しつつ、出来る限りの伏線回収で幕を閉じた、っといった感じでしたね。
イーギョンの刑務所脱走を思わせる最後のアニメーションも、
どこかそうなってほしい、というのがずっと観てきた視聴者の気持ちでもあったと思うので良かったのかな?w
ギョンス、最大の大活躍
実は(K)にデータファイルを渡したのもクギョンイの作戦であったことも明かされました。やはり裏切りものじゃなかったんだ!
そして最後は探偵事務所の代表?となるギョンスですが、それよりも今回での一番の活躍はやはり爆破現場での咄嗟の判断による「冷蔵庫」への避難でしょう!
個人的にギョンス推しなのでw、あのシーンにはしびれました。
ナジョ匕が以前貴重なデータチップを自宅冷蔵庫の野菜室に隠していたのを覚えていたギョンス。大手柄だ!
ナジョ匕の司法取引?
コダムの殺害シーンが収まったデータを持って検察に出頭。そのデータの存在は現場にいたナジョ匕の罪も問われるものではありますが、そこで彼女は司法取引を提案。
おそらくコダムのデータに収められていた、多くの政治家や資産家たちの隠れた罪人たちのデータを取引に使ったのでしょう。
その見返りですが、罪を問われないことと、あとはおそらく「検察」への就職斡旋ではないでしょうか。
最後のギョンス探偵事務所にはお祝いを持ってきた時点で彼女はこの探偵事務所に属さないことを表していました。
シーズン2がもし制作されれば、「探偵事務所」、そしてそこに協力する「検察機構」という展開を狙った終わり方でした。
くまのぬいぐるみ
ドラマで何度も登場したのが熊のぬいぐるみ。
キム部長に殺されかけ、九死に一生を得たゴミ廃棄場では目がもげた熊のぬいぐるみに精神的に助けられたり、
大量爆発殺人現場にも、ホ・ソンテをしばりつけていたのも熊のぬいぐるみ、
そして最終話ではなぜか「目を隠した」熊のTシャツを来たクギョンイ。
今回のシーズン1では回収はされませんでしたが、この「熊」という存在はクギョンイを守る存在として扱われているようです。
少年、元気になったな!
病院に差し入れをするため見事なパルクールを見せた少年。
その正体があのメロンマスクこと、引きこもりゲーム少年!
もはや外にでて体を鍛えているんだねぇ…という意味ではなく、
これもシーズン2があれば、忍者のように華麗に身のこなしができる味方キャラ、
となる伏線でしょう。
ある意味、正直一番感動したのがこいつらの愛!
ヨン理事の猟銃に撃たれ、瀕死の状態となったゴヌク。
おそらく脱出先、として今回あらかじめ準備をしておいたコンテナの場所を、
ギョンスに伝え意識を失いました。
そんなゴヌクを病院の集中治療室で見守る男性…
やっぱりダエホかよ!!泣ける!!!!
10話で話していた「いつまでも待ってるから…必ず海にいこうな」というダエホの言葉を思い出し、涙がこぼれました。
脱出用コンテナの番号20416
イーギョンがサンタを人質にしつつ、用意していたコンテナに逃げ込みましたが、
そのコンテナの番号は「20416」。
なんのことは無い番号の羅列ですが、やはりここは韓国人からすればどうしても思い出されるのが
「20(14)年4月16日」に起こった大事件の「セウォル号沈没事件」のことではないでしょうか。
韓国南西部の珍島沖で旅客船セウォル号が沈没し304人が死亡・行方不明となった大惨事。
韓国の複数のメディアは事故当時、不確かな話や他メディアの報道を確認もせず、誤報を連発。
当時の朴槿恵政権が救助の方針も立てていなかった時期に「渾身の救助作業をしていた」とも報じたり、多くの船客(高校生の団体客なども含まれていた)を助けず船長や船員が我先にと脱出などなど。
救助に失敗した政府や当時の責任者の大人たちの責任回避に非難が噴出。
これを機に韓国社会でメディア不信が決定的になる事件でした。
ある意味、無責任な大人たちの被害者(不仲の両親に山で置き去りにされたイーギョン。サンタの理由はこのシーズン1では説明無し)の若者たち、
彼らが閉じ込められたそのコンテナ、あの日付からの、
クギョンイという「善意の大人」が車外に助け出した、そんなちょっとしたセンチメンタルな象徴的なシーンでした。
黒猫ロイ
クギョンイとの死闘の末、列車の外に放り出され満身創痍の2人。
イーギョンの眼の前には黒猫が現れ、その猫に向かい「ロイ」と話しかけました。
黒猫ロイ、とは第1話で女子校時代のイーギョンが、用務員に殺されかけて救出した、
最後の生き残りの1匹の猫の名前でしたね。
迷わず「ロイ」と、すぐに猫の名前を呼ぶ時点で、イーギョンにとっては過去の思い出の猫の名前ではなく、
現在も常にイメージしている、「黒い存在」のその名前が、ロイなのでしょうか。
また、これまでの殺人動機の中でも、数少ない「守る存在」であった、その名前の象徴的な存在が「ロイ」なのかもしれません。
結局彼女の殺意の象徴として表現されていた「黒い存在」はシーズン2以降への持ち越し伏線となりました。
灯りを憧れの眼差しで見つめるイーギョン
愛を配る象徴的な代名詞といえば「サンタクロース」。
イーギョンが警察に連行される際の、その最後の駅となった場所には「サンタの村」というオブジェが。
そこで「サンタ村」=「サンタと仲間たち」に駆け寄られその中心にいたクギョンイに対し、その切ない眼差しを向けていたイーギョンが印象的でしたね。
最終話の冒頭、ヨン理事に扮していたクギョンイとイーギョンの会話の中で、
「自分のことを深いレベルで初めて理解してくれる存在に出逢った」
「そんな存在が初めて自分のために行動(殺人行為)してくれることを体験した」
その時に見せた感動と嬉しさのあまり泣いてしまったイーギョン。
拘留所の中で1人、差し込む夕日をいつものように感じようとする彼女。
4話ではクギョンイと共に、同じく夕日を観ていた際につぶやいた、
「光を飲み込めそうな気がするの…」。
それは、彼女の中に宿る「黒く暗い存在」に対して、本当は明るい陽射しで照らし消してしまいたい、
そんな感情があったのでしょうね。
…と、言った、彼女の良心が湧き上がるのか、と思いきや、
拘留所の中に響き渡る「殺して!」という叫びにやはり強く反応してしますイーギョン。
おそらく脱獄?するであろうイーギョンの、シーズン2でのそのマッドな部分には個人的に期待大ですw
サンタの正体
こちらの伏線は今回明確には回収されませんでした。
イーギョンの説明では、5年前の女子高生の溺死事件の、その彼氏であったのがサンタであり、
その濡れ衣を被ったクギョンイの夫がその後、妻にも疑われた事を苦に自殺したことを受け、
今も贖罪の気持ちからクギョンイに尽くしているのだ、という説明でした。
これが真実なのかどうか。
残念ながら今回のシーズン1では、はっきりと真相は語られませんでした。
これが真実だとする証拠としては、
- 峰柏女子高等学校 33回 同門記念 というコーヒーカップを持っていた
- クギョンイに尽くす理由が普通に考えて何もない
くらいなのですが、その逆として、
ギョンスがその後調査したかぎりでは、
- サンタは当時その高校に居なかった
- 偽名の可能性があるも、アルバムなどの写真情報からもサンタを確認することはできなかった
という点からもイーギョンの説明を否定しています。
「クギョンイに夫へのトラウマを思い出させること」は、クギョンイへの精神攻撃として最大の武器であることは3話冒頭でもイーギョンは知っていましたし、
今回のコンテナ内での対決シーンでそれを持ち出してきた、というのは有りえます。
ただどうもこれは「真実ではない」と考えるのが妥当なようです。
それは、同じくコンテナでの対決シーン。
クギョンイを殴り倒しダウンさせたあと、サンタを拳銃で問題なく殺せる瞬間があった際に、
イーギョンはその拳銃の引き金を引くことをためらっていました。
結果的にそのスキをつかれ、クギョンイと列車の車外に飛び出さされるのですが。
あのためらい、それはイーギョンは(K)としてこれまで、「悪人以外は殺さない」という美学を持っていたからこそ、
実はサンタを殺す理由を持っていなかった=サンタは5年前の事件に関与していない
と、考えるのが妥当だからです。
…ではなぜ、サンタは家のアルバムの中に、クギョンイの夫の写真を入れていたのか?
それはおそらくコーヒーカップからも、5年前の女子高生溺死事件の別の関係者、例えば女子高生の兄妹の可能性や、
または全く違う当時の事件におけるクギョンイの夫=先生への想いがあるから、という線が濃厚です。
そして3話やサンタの部屋に存在した「観覧車」というキーワードがなにかしらの意味を持っていそうですね。
特別出演:イ・ヨンエ
探偵事務所に初めて訪れたのは、韓国を代表する美人女優のイ・ヨンエでした。
…っていうのが、なかなか粋な演出でした。
森の背景をバックに佇むイ・ヨンエ…これまでドラマやCMでみせてきた、彼女の韓国の芸能界における立ち位置は「美しい清楚な圧倒的大女優」だったのに対し、
このクギョンイではボサボサ頭に小汚い衣装など、思いっきりこれまでのパブリックイメージをぶち壊すキャストを演じてきました。
最後のシーンで、美しい彼女を観て、「あ、やっとこれまでのイ・ヨンエだ」っと、
韓国の人々はホっと安心したのですが、そんな彼女に対して、クギョンイは言います。
「(それはホントの姿なのかしらね…)怪しいわ」と。
ドラマを通じて表現されてきた、事件の裏や登場人物の行動などなど、
あらゆるものを疑ってきたクギョンイが自身をも疑う…
視聴者にある意味の挑戦的な、不敵な笑みが最高のラストシーンを演出していました。
まとめ
『調査官クギョンイ』女調査官が女たちと組んで、女サイコキラーを追うストーリー。主人公の仲間は頼れる保険調査員の後輩と、謎の女ボス。主人公とサイコキラーは実は昔に因縁があって、、?って感じで女女関係が色々あって超気になるのでぜひ。今2話目までNetflixで配信中。毎週土日24時配信。 pic.twitter.com/363lP6sszy
— もんすてら (@GtMonstera) November 1, 2021
Netflix調査官クギョンイのドラマあらすじ完全版!ネタバレや伏線サンタ正体を考察!!
韓流スター俳優のイ・ヨンエが4年ぶりにドラマに復帰。
「調査官クギョンイ」、保険調査員のクキョンイが完全犯罪を装った殺人事件を捜査する過程を描いたこのドラマ。
『チャングム』(2003年)などの歴史時代劇でブレイクしたイ・ヨンエが、
この現代を舞台にしたドラマでどのような演技を披露するのか楽しみですね。
正義を追求するのではなく、前例のない事件の解決にのみその関心を持っているというキャラクター、
調査官クギョンイのドラマあらすじ完全版!ネタバレや伏線サンタ正体を考察!というテーマでまとめてみました。
↓↓このクギョンイや他のNetflixドラマの詳しい記事はこちら↓↓