Netflix「不可殺」プルガサル1話のあらすじと伏線まとめ!韓国ドラマ内容を考察!
百年の間に人として死と転生を繰り返し、前世を記憶している女。
600年の間、不死身の存在、「不可殺」になって死ぬことができない男。
この物語はそんな女と男の互いに殺し合うべき運命を背負った、
悠久の時間を過ごす二人の復讐の物語です。
アジアの人間には深く理解ができるそんな輪廻転生の生死観の中で繰り広げられる、
Netflix韓国ドラマの本格ミステリー「不可殺」のあらすじと伏線をまとめてご紹介します
Netflix「不可殺」プルガサル第1話のあらすじ
時は高麗時代末期。
倭寇の暴乱、政局の内乱、そんな不安定な世の中で、
さらに民衆の人々を恐怖にさせていたのが「鬼物」という怪物の存在が
その頃にはありました。
そんな世のある場所、
家や畑を焼かれ、逃げ惑うある村人たちの集団がある雪山の一行が。
その彼らの今まさに目の前には、三つ目の「鬼物」が死体を喰らっていました。
恐れおののく村人たちですが、ある女性がその鬼物に歩み寄ります。
引き止める村人たち、彼女は身ごもっていたのですが、
実は「不可殺(プルガサル)」という鬼物の呪いを受けた赤子をその身に宿していたのでした。
その女性は自らの運命を呪い自殺。しかしそれと引き換えにその赤子を産み落とします。
実の父親からも見放されたその赤子は、村人たちに忌み嫌われながらも成長し、
10歳の少年となっていました。
生まれながらにして、その手の甲には一文字の傷を負ったその少年。
ある日、怪しい存在が村を襲い、村人たちが虐殺されていきます。
村人たちはこの少年こそが原因、呪われた子であり村に災いをもたらすものと疑い、
この少年を殺そうとします。
しかしその少年を捕まえ、取り囲みいままさに少年に刃を突き刺そうとした瞬間に
不可思議な女性が現れ、少年の代わりに刺殺されてしまいます。
そしてそれでもなお少年を殺そうとした村人たちの前に、今度は政府の兵隊軍、
そしてそのリーダーであるタングウ将軍がたまたま通りかかり、見かねた将軍は
その少年を助けました。村の巫女からは「その少年は呪われている」
と忠告を受けますが、タングウ将軍は少年を連れて帰り、養子としたのでした。
10年の月日が流れ、少年は青年となり、ファル、という名をタングウより授かっていました。そして将軍の跡継ぎとしてその武芸を磨き、今では兵隊軍の指揮官となっていました。
さらにファルはタングウ将軍の娘であるタン・ソルと結婚させられ、2人には目が見えない息子がいました。
そしてそんなある日、悲しい知らせがファルとタングウ将軍の元に届きます。
それはソルが身ごもっていた赤子が早産により死去したというもの。
赤子の死去により錯乱状態のソルですが、彼女は父の意向でファルと結婚させられたこと、
そしてファルが子供を顧みず、また自分にも愛がないことにも気づいていました。
赤子の死去と、これまでの鬱積した感情をファルにぶつけるソルでしたが、
「呪われた存在」である自分自身と、ソル自身も「ある呪われた怪物の存在」であることを知っていたのでした。
2人はソルのその不思議な力により、ファルがかねてよりずっと持ち続けている「不可殺」の呪縛をイメージとして感じます。
妻、息子、そして死んだ赤子のためにも、自身の呪われた運命にケリをつけるため、
ファルは軍を率いて「不可殺」討伐に出陣します。
自身の生まれ育った山の中に到着した軍は、そこで10年前と同じ、
「不可殺」への恐怖心から今も生贄を備えている村人たちの元を訪れます。
生贄の行為を中止させ、自ら「不可殺」の討伐に来たと宣言するファルですが、
村人たちの恐れはなくならず、逆に軍に対して強襲してきました。
そんな喧騒の中、ファルは少年時代に自分を助けてくれた女性を再び発見します。
その過去と変わらない容姿から、ファルはその女性こそが「不可殺」であることに気づきました。
自分を助けてくれた存在であったその「不可殺」ですが、その夜、兵舎をその不可殺の女性が今度は逆に襲ってきました。
抵抗をするファルですが、その妻や息子たちが不可殺の女性に眼の前で殺され、
なおかつ自身をも不可殺の剣が貫き殺されてしまします。
しかし、それは「儀式」でした。ファルを剣で貫いた「不可殺」の女性は、
その手に曲玉(魂)が復活し、
女性に曲玉を吸い取られたファルは死から復活、その目に光を宿したのでした…
(第1話おわり)
Netflix「不可殺」プルガサル第1話の伏線考察
まずは登場人物の前日譚、といったところの第1話でしたね。
少年の頃は実はまだ怪物的な力はなく、それはクォン・ナラ演じる女性が「不可殺」であった、ということ。
つまり「不可殺」の力は「鬼ごっこ」的な感じ???
タッチされたほうに移っていく、ということ??
まだまだ序盤、これから解明されていくのでしょうね。
ただ素直な感想として、それら考察よりも…
…クォン・ナラの佇む景色が美しいこと!!!
平原に佇む姿、喧騒の中でこちらを見つめる眼差し…
どれもシーンとしてとても美しいなぁ、と思いました。
そもそも不可殺ってなに???
中国語読みで「不可殺」、韓国語では「불가살 」(プルガサリ)といいます。
朝鮮半島における伝説上の幻獣であり、伝承や時代によって様々な姿、捉え方がされた生物です。
ベースとしては「象の鼻、熊の体、ライオンのしっぽ」という出で立ち、または純粋に動物の獏(バク)と同一視する傾向もあります。
鉄を食べ暴れまくる、という凶暴な伝承もあれば、邪気を払い悪夢を食べる善の存在、などなど、
まさに時代を超えて、その意味や意義が異なる生物です。
ただ共通するのは、鉄をも喰らうその性質から、強靭な体をもつ、つまり「殺すことができない=不可殺」というものです。
このドラマでも600年、というスパンで観れば、きっとこの主人公の立場を悪から善へ、善から悪へと常に時代と共に変わっていくのでしょう。
ちなみにまた同じ発音で韓国語では「プルガサリ=ヒトデ」という意味もあります。
これは、ヒトデが仮に体を切ってもまた再生する様子が「殺せない=不可殺」という意味で付いた、という説があります。
不可殺(プルガサリ)っていう映画、あったの知ってる?
こちら、特撮ファンの間では有名な、韓国、北朝鮮が制作したと言われる怪獣特撮映画の「プルガサリ」もあります。
1962年には韓国で、1985年には北朝鮮で、それぞれ制作された、ある意味で「幻の」怪獣特撮映画でした。
1985年の北朝鮮版では、日本のゴジラシリーズの東宝特撮シームが招待されての制作など、なかなかマニア好みの作品です。
公開はされませんでしたが、日本では1998年に公開されDVDもあります。
興味がある方は是非。
不可殺は殺すことができる?
名前の通り、不死身の存在である「不可殺」ですが、伝承によっては実は弱点が2つあります。
その一つが「火」。鉄を食べるので、火に当てると溶ける、という発想のものです。
そこから、「不可殺(火可殺)」(発音同じ)、つまり火で殺す事が可能、と呼ぶこともあります。
そしてもう一つが、「不可殺(仏可殺)」。僧侶の説法を聞けば死んでしまうために「仏」という字を当てても表現します。
「火」であれば殺せる、って、以外と簡単??w
でも「仏=説法」となると…。慈悲のある人間からの説得とか??
さて、ドラマの不可殺であるタン・ファルはどのような弱点と影響がこのあと表現されていくのでしょうか。
手の甲の傷とは
生まれたばかりの赤子の時にはすでいその手の甲に傷を負っていたファル。
それは「不可殺」に狙われる目印、ということでしょうか。
まだこの1話ではそれがどのような意味なのかはわかりません。
ソルのちからとは?
ファルと自分の意志と関係なく婚姻を結んだソル。
ファルいわく、「そなたにも、俺と同じもの。怪物としての力が宿っている」とのことから、
そんなソルとの婚姻を受け入れたとのこと。
そのちからとは??
曲玉:魂
わざわざ日本語約もついていたこのシーン。
ファルから抜き取られた魂?血?が「曲玉」の形になり、そして体内に吸収されました。
その時点で、クォン・ナラは血の気が下がり普通の人間のように、
ファルは怪物として目覚め変貌した…そんな鬼ごっこの「タッチ」のような、シーンでした。
これは一体なにを意味するのでしょうね。
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まとめ
Netflix「不可殺」プルガサル1話のあらすじと伏線まとめ!韓国ドラマ内容を考察!
引き続きNetflix「不可殺」のあらすじと伏線まとめをお楽しみください!