すずめの戸締りがつまらない・おもしろくない!?アンチ評価ポイントや海外の声は?と言いうことでお話します。あなたはどっち派?
現在公開中の映画「すずめの戸締まり」、そんな本作は人気作品のサガですが、多くの賛否両論が現在寄せられています。
では。本作は実際のところどうだったのか、個人的な意見などもお伝えしつつ、
他にも世間の声をまとめつつ「つまらない・面白くない」と言った意見や評価が、寄せられている人についてどのような傾向があるのかについても考察してみたいとおもいます。
というわけで、すずめの戸締りがつまらない・おもしろくない!?アンチ評価ポイントや海外の声は?スタートです。
すずめの戸締りの概要について
【新海誠No.1歴史的大ヒット✨】
「#すずめの戸締まり」の公開3日間オープニング成績は19億6000万円と歴史的大ヒットスタートを記録!
これは「アナと雪の女王2」を越える歴代5位のオープニング成績となっており、「君の名は。」興収比150%超となる好成績に!
早くも150億円越えが視野に入っています! pic.twitter.com/1fCM1akaZu— タロイモ🎬興行収入まとめ (@eigarankingnews) November 13, 2022
すずめの戸締まりは、2022年公開のアニメ映画です。
監督は大ヒットメイカーの新海誠さん。
新海誠さんといえば、2016年に「君の名は」や2019年に「天気の子」をそれぞれ、100億以上に押し上げた大ヒットメイカーとして知られています。
今作も100億を超えるのは確実で、東宝東映W上映で配給した、「シン・エヴァンゲリオン」をあっさり越えて、興行収入180億3585万350円となった、東映の「ONE PIECE FILM RED」と肩を並べるとも噂されています。
すごいですね。
すずめの戸締まりのかんたんなあらすじ
『すずめの戸締まり』、完成いたしました! 力を尽くしてくださった皆さま、応援してくれていた方々、本当にありがとうございました。きっと楽しんでいただける映画になっているはずです。たくさん観ていただけますように! pic.twitter.com/2XE0SLkrMq
— 新海誠 (@shinkaimakoto) October 21, 2022
そんなすずめの戸締まりですが、あらすじは…
九州の田舎町に住むすずめは、夢に悩まされていました。
それは2011年3月11日に起きた東日本震災で、母親を探している内に草原の中で孤立するという夢でした。
ある日、学校の行きしなに、街では見かけない美青年を目撃した彼女。
廃墟を探していた彼が気になった彼女は後を追いかけますが、そこには空中に浮かぶ扉だけがありました。
扉をあけると、そこには異世界のようなものがありました。
そこで石を見つけた彼女は持って帰ります。
遅刻した彼女はようやく学校に来ました。
しかし、窓越しに巨大な黒い何かが出てきているのを知ります。
どうやらこれは他の生徒にはみえていませんでした。
そして、黒い何かが廃墟から来ていることを知り、廃墟にいる青年が危ないのではないかと思い救出に向かいました。
先ほどの廃墟に戻ると、そこでは青年が扉を必死に閉めようとしていました。
青年と協力して、扉を閉める事に成功した彼女は、扉の向こうに「ミミズ」と言われる怪物がいること、そしてミミズは地震を操ること、青年は扉を閉める「閉じ士」という仕事をしていることをしります。
ケガした青年の傷を治療するために、自宅へ招いた彼女でしたが、突如しゃべる猫に遭遇。
その猫は不思議な魔術をかけて、青年を椅子に変えてしまいました。
猫はすぐさま逃走。
すずめは、かくして青年とともに猫を追いかける旅にでるのでした。
以上が、本作のカンタンなあらすじです。
すずめの戸締まりはつまらない・面白くないという意見
すずめの戸締まり 鑑賞 中盤初めまでは「もしかしたら新海誠最高傑作か?」と本気で思ったのだが、終盤で息切れを起こす脚本の突き抜けなさ、凡庸さには本当にガッカリした。アニメ自体の質や声優陣の演技には文句無しなので、非常に勿体無い作品。残念でした。 pic.twitter.com/hNDJmNDH6O
— シュローダー (@schroder456) November 10, 2022
そんな本作ですが、賛否両論があった前作「天気の子」以上に評価が二分しています。
というよりも、現状やや否定じみたコメントが多く存在しています。
ゴミオブゴミ。新海誠の中でワースト更新しましたわ。「星を追う子ども」がワーストだったけどつまらないってだけでそこまで嫌いとも思ってなかったけれども「すずめの戸締り」は本当に酷いゴミでした。 #すずめの戸締り
— 罪無 (@tuminashi) November 11, 2022
どうやら、この方は新海誠さんのファンであった人みたいですねw
かなり濃い話をしています。
一方で、出来については批判しつつもその政治メッセージを評価する向きもありました。
すずめの戸締まり、出来自体はあまり感心はしなかったのだが「震災以降のほうが人生の時間が長い世代がもう大人になろうとしてる」というのを見据えた話である点に意義は感じる
— まぐれもの (@maGuremono) November 14, 2022
この方は、どうやら伏線がどうなっているのか、脚本構造に文句があるみたいですね。
すずめの戸締まり、つまらないわけではないんだけど、脚本が粗くて未回収の伏線が多すぎる
でも、一番の見所は映像美だから劇場で見なきゃ評価するのフェアじゃないし、テーマがテーマなのでなんとなく批判もしにくい気持ちにさせられる
ずるくないか— とき (@toki_touhu) November 13, 2022
これら一部ですが、このように否定的な意見がネットでは意外と多いです。
一体どこがダメなのか、アンチ評価ポイントについて
映画『#すずめの戸締まり』
ご鑑賞予定の皆様へ pic.twitter.com/KVfAk6s2aw— 映画『すずめの戸締まり』公式 (@suzume_tojimari) October 22, 2022
では、本作はどういったところがダメだったのか。
実際に見てきたので順を追って、ダメだったポイントについて説明していきます。
本作には、一部のファンが指摘する、複数のダメなポイントがあったようです。
震災を利用した設定
「すずめの戸締り」を観てやっと分かった。自分にとって新海作品は面白い、つまらない以前に嫌いだと言うことに。
反復するテーマである時間的、空間的に引き裂かれた男女を描くセカイ系設定は良いとして、それを描く為の背景に気候変動とか震災を持ち出す手つきが嫌いなんだな。— orijnak (@orijnak) November 12, 2022
本作は人知れず、ミミズとよばれるある種の怪獣的存在、を『閉じ師』と呼ばれる主人公の一人である宗像 草太が封印する設定になっています。
大体の場合、怪獣は現実社会で言うところの戦争・災害のメタファーでありますが、あの有名なゴジラは「水爆」の象徴、さらに平成ガメラにおける敵怪獣ギャオスは「環境破壊」の象徴として描かれていました。
しかし、なんと本作においてはこういったメタファーを飛び越え、なんと日本社会で起きている「震災」という災害は、「ミミズ」と呼ばれる怪獣的存在がおこしたものであるという描写がされているのです。
何と怪獣そのものが自然災害の象徴だったということです。
さらに、過去に日本で起きていた、地震災害は全て全て「ミミズ」のせいということになっています。
この設定は個人的に、正直観ていて、「あこれ絶対に炎上するな」と思いました。
yahooレビューではこの点をかなり不満足に感じた方がおられましたので、一部を抜粋したいと思います。
クライマックスで東日本大震災の被災地を、廃墟や災いの渦巻くあの世の 情景として描かれていましたが、被災地は廃墟でなければ、あの世でも ありません。
何百何千人という人の手によって、一つ一つ瓦礫を取り除き、当時の事を 忘れないように語り継ぎながら、今も人々が住み続ける、生きた社会です。
監督なりに「災害に対して、人の力でできる事はある」という前向きな メッセージを込めたかったのかもしれませんが、残念ながら今回の作品 からは、それを感じる事はできませんでした。
(出典: https://movies.yahoo.co.jp/movie/380638/review/504b9850-8c6a-42fd-ad2f-1d81aeded48d/ )
これについてはやはりまだ被害者がいる、センシティブな物であったと思います。
やはり、震災を震災として描かずに「ゴジラ」として描いた「シン・ゴジラ」や、ビキニ環礁水爆実験を直接的に描かず、ほのめかした1954年の「初代ゴジラ」は良いところもあった作品だったと思います。
ネコのキャラがパクリっぽい
まさかこの扉が東京ドームの回転扉だったとは(中からエアーで押し出される)ということはきゅうべえ猫はジャビットくん? #すずめの戸締まり #新海誠 pic.twitter.com/p6zx0NhCuS
— hiroyuki ECHIZENYA (@h_echizenya) September 29, 2022
本作には主人公たちを中盤まで邪魔して、後半以降は仲間になるキャラクターとして猫の姿をした神様の「ダイジン」がでてきます。
これについてですが、このキャラクターはかなり「魔法少女まどかマギカ」にでてくる「キュゥべえ」にそっくりであったりします。
また、「ダイジン」というキャラの相対する存在として「サダイジン」が出てきます。
しかし、これも「もののけ姫」に出てくる山犬にそっくりであったりします。
パクリとは言い切りませんが、少しに過ぎていますw
また余談ですが、本作の悪役的な存在として出てくる「ミミズ」は、『ウルトラマンX』のラスボス怪獣であったグリーザによく似た、「悪意はないが、その場にいるだけで地球を滅ぼす存在」という意味ではかなり似ています。
ちゃんとした声優を使わない
新海誠は主人公に声優を使わないから嫌い
シンエヴァも途中で神木隆之介に変わったのも嫌いな理由の一つ
芸能人は声優の仕事を奪うな— ハリケーンラナ (@ishin_is_fake) October 9, 2022
本作についてですが、さらに致命的な問題点がありました。
なんと、本職の声優さんたちをあまり使っていないのです。
そしてキャストのそのほとんどが、俳優ばかりでした。
確かに演技はうまいのですが…やはりアニメ映画をするなら声優をちゃんと使ってほしいと思いました。
恐らくこの辺はジブリからの流れを周到しているのかもしれませんが、今でもジブリ映画の中で最も評価が高い「天空の城ラピュタ」や「カリオストロの城」などを見習い、声優を使ってほしいものです。
昔の新海監督らしさがない
新海誠、童貞に戻ってくれ
— あすと. && 佳弥 (@ast_and_kaya) November 14, 2022
新海誠監督には根強いファンがいます。
その中には、少年のころの喪失感などを新海監督に求めるファンが多くいます。
中でも新海監督の最高傑作として名高い「秒速5センチメートル」では、少年時代から好きだった女性とのすれ違いを描き、大いに話題を集めました。
こういうことが理由で、「新海誠は原点に戻れ」というような意見を言うファンも多くいます。
まあ、個人的には今のままでいいのではと思いますが…w
すずめの戸締まりの海外での評価は
すずめの戸締まり、について。
おそらく、2022、2023年代に見なければ監督の意図している層に届かない作品です。
10年後だとまったく伝わらないかもしれない。
そうまでして、日本に住む人たちに向けた、海外シェアを考えなければならない昨今にしては本当に内向きな作品を新海誠が作ったんですよ。— Holy Cater (@linear_pcm0153) November 13, 2022
現在、本作は海外での配給はまだはっきりとは決まっていません。
したがって、海外での評価は不明という現状になっています。
しかしながら、前作である「君の名は」は海外でも高い評価を浴びている事や興行成績もかなり健闘していたことから、本作が海外公開されるのは可能性が高いでしょう。
さらに「君の名は」については、ハリウッドでもリメイクがされるというので、かなり注目度は高いです。
と考えると、海外でもその内公開され、その時に評価が決まるでしょう。
まとめ
芹澤朋也くんに、草太さんとドライブしながら説教打ったり小言言って欲しいファンアートです#すずめの戸締まり pic.twitter.com/YYkAQFOWyA
— NU@お仕事募集中 (@dndnknkn) November 12, 2022
今回は、すずめの戸締りがつまらない・おもしろくない!?アンチ評価ポイントや海外の声は?ということでお話しをしました。
- すずめの戸締まりは賛否両論が多く寄せられている
- すずめの戸締まりがつまらないと感じられる理由は、3.11を無理矢理絡めているのが安っぽくてつまらないから
- すずめの戸締まりが面白くないと言われる理由は、昔の新海誠作品のような喪失感がないので面白くないから
- すずめの戸締まりはちゃんと声優を使わないからつまらない
- すずめの戸締まりは海外で公開されていないので評価はまだわからない
以上、ずめの戸締りがつまらない・おもしろくない!?アンチ評価ポイントや海外の声は?でした。