「後宮の烏」は、白川紺子による中華風のファンタジー小説です。
イラストは香魚子が担当しています。
集英社オレンジ文庫から2018年から2022年まで全7巻が刊行されました。2022年にはテレビアニメ化もされ、話題となりました。
この作品は、後宮の奥深くに住む特別な妃・寿雪と、彼女の元を訪れた皇帝・高峻の禁断の恋を描いています。
この記事では、後宮の烏の相関図を解説し、登場人物の関係や魅力を紹介していきます。
後宮の烏の相関図
まずは、後宮の烏の相関図を見てみましょう。
!後宮の烏の相関図)
この相関図は、主要な登場人物とその関係性を表しています。赤い線は恋愛関係、青い線は友情や忠誠関係、黒い線は敵対関係を示しています。また、星印は死亡した人物を表しています。
後宮の烏の登場人物
次に、後宮の烏の登場人物について詳しく見ていきましょう。
寿雪（じゅせつ）
寿雪は、本作の主人公であり、当代の烏妃です。16歳です。夜明宮で人と関わることなく暮らしています。不思議な術を使い、呪殺から失せ物さがしまで、何でも引き受けてくれるという噂があります。見た目は美しい銀髪に青い目をした少女ですが、中には老婆だと言う者もいます。彼女は新月のたびに激しい痛みに苦しみますが、その理由は秘密です。蓮の実餡の包子が好物です。
寿雪は、高峻に依頼されて彼と接触することになりますが、次第に彼に惹かれていきます。しかし、彼女は自分が前王朝・欒家の生き残りであり、高峻と敵対する存在であることを知っています。彼女は自分の出自や運命に苦しみながらも、高峻と共に歴史を変えようとします。
高峻（こうしゅん）
高峻は、即位して間もない若き皇帝です。24歳です。廃太子だった過去を持ちます。皇太后に母と友を殺害されたことで復讐心を抱いています。穏やかな気質で何事にも動じず、あまり感情を表に出さないですが、本来は明るく堅実で真面目な性格です。自分の側近が殺害されてからは閉ざされた表情になりましたが、寿雪と出会ってから少しずつ笑顔を取り戻します。
高峻は、寿雪に興味を持ち、彼女に依頼することで接近します。彼女の不思議な術や美しい姿に魅了されますが、彼女が欒家の生き残りであることを知ります。しかし、彼は彼女を敵とは見なず、むしろ味方として信頼します。彼は寿雪と共に皇太后の陰謀を暴き、国を平和に導こうとします。
衛青（えいせい）
衛青は、高峻に忠誠を誓う宦官です。22歳です。外見や声がとても綺麗で、女性からも人気があります。高峻が寿雪に深く関わろうとするのを快く思っておらず、寿雪に対して冷たく接します。しかし、寿雪が高峻のために危険なことをするのを見て、次第に彼女を認めるようになります。彼は高峻の母の弟であり、高峻の叔父にあたります。
九九（じうじゅう）
九九は、飛燕宮の元宮女です。15歳です。素直で世話好きな性格です。現在は寿雪の侍女をしています。寿雪を「娘々（ニャンニャン）」と呼び、慕っています。
温螢（おんけい）
温螢は、高峻に仕える宦官です。20歳です。衛青の命令で寿雪の護衛を行っています。頬に一文字の傷を持ちます。寿雪に好意を持っていますが、彼女が高峻と恋仲であることを知ります。
淡海（たんかい）
淡海は、高峻に仕える宦官です。19歳です。情報収集が得意です。寿雪に好意を持っていますが、彼女が高峻と恋仲であることを知ります。
雲花娘（うんかじょう）
雲花娘は、鴛鴦宮の妃です。18歳です。宰相の孫娘で高峻の幼なじみです。高峻に想いを寄せていますが、彼が寿雪に心奪われていることを知ります。
後宮の烏の相関図を解説！登場人物の関係や魅力を徹底解説！まとめ
後宮の烏は、中華風の世界観と美しいイラストで魅了するファンタジー小説です。
主人公の寿雪と高峻は、互いに惹かれ合いながらも歴史や運命に翻弄されます。
登場人物たちもそれぞれ個性的で魅力的です。
この記事では、後宮の烏の相関図を解説し、登場人物の関係や魅力を紹介しました。
後宮の烏に興味がある方は、ぜひ小説やアニメで楽しんでみてください。
