今回はすずめの戸締りと君の名は天気の子の関連は?裏設定や世界が続いてるって本当?についてお話しします。もう3回観た!
現在公開中の大ヒット作品「すずめの戸締り」、その「すずめの戸締り」には新海誠監督の過去作である「君の名は」と「天気の子」とのつながりを指摘するようなウワサがネット上にはよくあります。
今回は、こういった新海誠さん作品シリーズのつながりの噂の真偽について、考察していきたいと思います。
また、本作の裏設定の存在などについてもチェックしていきましょう。
では、すずめの戸締りと君の名は天気の子の関連は?裏設定や世界が続いてるって本当?スタート!
すずめの戸締りは過去作とつながりがあるのか
あ、前もって釘さしてきたw 万一あってもお遊びの顔出し程度か
新海誠監督、新作は過去作と「世界線は繋がっていない」 アベンジャーズ要素期待のファンへ、過去キャラ登場は「わからない」 | ORICON NEWS https://t.co/Hz36anx4jK
— みやも(大阪府) (@miyamo_7) December 15, 2021
では、「すずめの戸締り」には過去作とのつながりはあるのでしょうか。
これについてですが、監督である新海誠さんは否定しています。
新海監督の作品と言えば、『君の名は。』では彗星(すいせい)落下を描き「災害」もテーマのひとつで、『天気の子』は「天気・空」をテーマに描いた。景色や災害…と最新作『すずめの戸締まり』は、「過去作との関連性はあるのか?」と問われると、新海監督は「3作品に直接的な繋がりがあるのかどうかはですね…、アベンジャーズ的なことを期待するファンがいることを知ってはいるのですが…」と苦笑い。
続けて「そんなには直接、繋がってはいないです。過去のキャラクターが出てくるかどうかは、ちょっとわからないという…伏せさせていただきたいのですが、別に世界線は繋がっていない新しい物語です」と強調した。
(出典: https://www.oricon.co.jp/news/2217709/full/ )
過去のキャラクターの出演含めて、この際は「考えておきます」程度でしたが、実際のところでてきませんでした。
したがって過去作とつながりは、ないということが事実みたいです。
「天気の子」と「君の名は」にはつながりがある
2人組の栄光
「君の名は」→ティアマト彗星の破片から糸森町を守る。
「天気の子」→晴れ女仕事で人々を笑顔に。最後は東京は沈んでしまったが2人は大事な決断をした。
「すずめの戸締まり」→日本に大災害をもたらすミミズを封じこんだ。
#すずめの戸締まり
#天気の子 #君の名は pic.twitter.com/l59YvCBx7L— 須賀圭介 (すずめの戸締まり大絶賛応援中!) (@KUfd0BAcp47FU15) November 21, 2022
「すずめの戸締り」以前に製作された、新海誠監督の過去作である「天気の子」と「君の名は」この二つについては、実は多くの世界観のつながりの証拠がでてきます。
これらはMARVELのようなユニバース構想で制作されたというよりは恐らくはファンに対するファンサービスの一環で出てきたものであり、これがユニバース化していくとは考えられませんので、期待をしすぎないようにお願いしますw
「天気の子」に「君の名は」の主人公が出てくる
⌚⌚キャスト発表だジオ!⌚⌚
「君の名は。」より、立花瀧役の神木隆之介さん、宮水三葉役の上白石萌音さん等が出演したジオ~!!!
今作でも隕石の衝突並にヤバい事が起こってしまうジオ~!!? #天気の子 pic.twitter.com/e9b1TtYJmJ— たけ坊@ポケモンSV勢 (@takebo416) January 3, 2021
2019年に製作・放映された「天気の子」、これは大ヒットをしたことでも皆さんの記憶には新しいでしょう。
実はこの「天気の子」には、「君の名は」の主人公や多くのキャラのその後の姿がみえてきます。
まず、「天気の子」では、天気を操る能力を操るヒロイン・陽菜が、「晴れ」の天気を求める人に向けていわゆる『お天気お届けサービス』の仕事を始めます。
この時陽菜に天気の依頼をするのが、「君の名は」の主人公である瀧だったのです。
さらに「天気の子」では、主人公の帆高がヒロイン・陽菜にプレゼントを買うためにアクセサリーショップに行くのですが、この時でてくるのが、「君の名は」のヒロインである宮水三葉でした。
と、このように「天気の子」には多くの「君の名は」のキャラが友情出演、ということで出てきました。
「君の名は」には、新海作品の過去キャラが出てくる
『君の名は。』テレビ放送ご覧いただけた方々、本当にありがとうございました!!
マニア向け「タカオはどこにいるか?」クイズの回答です。ラスト付近の大事なカットなので、観客の気が逸れないように顔を隠していました…笑。 #君の名は。 pic.twitter.com/3WKYQorgeI— 新海誠 (@shinkaimakoto) January 3, 2018
実は「君の名は」の中でも、新海誠監督の過去作のキャラが、出てきました。
しかもかなり、重要な人物としてです。
「君の名は」のヒロインである、宮水三葉が冒頭学校で古典の授業を受けますが、そこに出てくる教師は新海誠さんの過去作である、「言の葉の庭」に出てくるヒロインである雪野 百香里と同姓同名の女性でなのです。
新海監督は詳しくは語らなかったものの、同一人物であることをほのめかしておりました。
彼女以外にも、彼女と禁断の愛を育んだ少年・秋月 孝雄のその後の姿がでてきていたことから、「君の名は」は「言の葉の庭」の地続きの世界観ではないかといわれています。
しかし、「言の葉の庭」では生徒たちのいじめにより、雪野 百香里は教員をやめていることから、これは彼女の過去の姿なのか、あるいは彼女は教員の復帰したのか、それとも多元世界の別人なのか、と議論は多く行われています。
「すずめの戸締り」ではどうだった
『すずめの戸締り』、夫が「なんで主人公(女)が1回すれ違った程度の成人男性のためにあんなに頑張れるのか全く理解できない」って感想を述べたので、「あれは一般的に言う一目惚れ、ナンパ用語で言う『顔刺し』だ」と説明したんだけど理解してくれなかった。これが “ジェンダーの問題” 。
— フェリス秘書子@元婚活垢 (@FerrisForOthers) November 20, 2022
では、「すずめの戸締り」ではどうだったのでしょうか。
残念ながら、過去作と同じキャラクターはでてきませんでした。
さらに「すずめの戸締り」には、「君の名は」で主人公を演じていた神木隆之介が別人役で出演していたこともあり、同じ世界観を共有しているとはいえませんでした。
すずめの戸締りの裏設定
多分殺人事件が起きるすずめの戸締まり pic.twitter.com/q05OGCkubM
— とあるん (@toarutoa) November 20, 2022
では、そんな「すずめの戸締り」には裏設定が多く隠されているといわれています。
その一つ一つを解説・考察していきますので、ぜひ最後までお楽しみください。
実は主人公は死んでいた
主人公の女の子がひたすら走りまくっていることに若さって素晴らしいことと、死生観が死よりなので躊躇なく色々な所に飛び込んで行くシーンに観覧後色々考えさせられた。
#すずめの戸締まり— ロン123 (@ryoheiaaa) November 21, 2022
「すずめの戸締り」ですが、実は主人公は死んでいるのではないかという説がありました。
この説については、所説ありますが、本作後半の舞台であり作品設定にも、大きなつながりをみせる「常世」が大きな関わりがあるといわれています。
それはなぜなのかというと、この「常世」ですが、普通の人間ならいけないはずなのに、すずめだけはいけるという摩訶不思議な設定がありました。
つまりすずめはすでに死んでいるから、行くことができるのではないかということです。
これについてですが、実は本作のヒロインである「すずめ」はすでに4歳のころに東日本大震災でこの世を去っているからで、今現在彼女は死んで霊魂としてこの地上をさまよっているからではないか、ということで本作の「裏設定」としてこのような話があります。
しかし、これらはあくまで都市伝説であり、裏設定であるとはいえないでしょう。
ダイジンは人間だった
『すずめの戸締まり』東日本大震災が起こったのは閉じ師が失敗したのではないか疑惑よりも、おそらくダイジンもサダイジンも基は人間で、地震を収めるためには人柱が必要ということの方が問題なのではなかろうか。
— マクガイヤー@次回ニコ生11/21(月) (@AngusMacgyer) November 17, 2022
本作に出てくるマスコットキャラであるダイジン。
これが元々人間だったのではないか、という声は多く言われています。
そして、これはかなり可能性が高い裏設定の一つといえるでしょう。
元々「要石」であったダイジンはすずめの手で解放されたことで、世界にでてきます。
そして、主人公の一人である草太を新しい要石として、自身は自由を謳歌しようとします。
こういったことについて、元々、主人公の一人である草太と同じく「閉じ師」であったダイジンが、要石に変わってしまったことで、その役目を若い世代に受け継いでもらいたがっているのではないか、という意見からこの裏設定が語られています。
また、草太の保護者であった祖父も、草太が要石になることに動揺をしておらずむしろ名誉なことであると喜んでいたことから、ダイジンが元々「閉じ師」であったという可能性は極めて高いといえるでしょう。
東日本大震災を起こしたのはミミズだった
『すずめの戸締まり』CGパート担当に瀬下さんのお名前が。所々特撮好きにも満足できる演出、場面があり、そちら方面でも楽しめるのは意外だった
11年経ったとはいえ、新海誠監督は東日本震災というセンシティブなテーマに果敢にチャレンジしたと思う。観に行けて良かった#すずめの戸締り pic.twitter.com/CqndFEwoiL
— バンサのエサ@マイナー怪獣激推し🐬🚤 (@BaradagiS) November 15, 2022
本作のヒロインであるすずめは2011年3月11日に起きた大震災の影響で、母親を失ったという過去が描かれました。
この震災を含めて、日本中にあるすべての地震を起こしているのは「ミミズ」という本作に出てくる怪獣的存在が行っていたという描写がされます。
ここに賛否が集まっています。
本作では直接言及されていませんが、すずめが母を失った旨の日記を書いていた時の日付が2011年3月11日であることや、ミミズが出てきた場所で大地震が起きているという描写があるため、確定であるといえるでしょう。
新海誠監督も本作は、「3.11からの復興」を裏テーマにしていることから、かなり意図的に描いていると思われます。
「すずめの戸締り」は「シン・エヴァ」へのアンサーだった
すずめの戸締まりによってアニメ史の大きなひと時代は終わりを告げた。わたしが宮崎駿なら、あるいは庵野秀明なら、やっと筆を休めてもいいと思えるだろう。ジブリを、エヴァを、総括し前に進む時がとうとう来た。本作では新海誠こそが、二体の神の力を借り過去を封印したのだ。次の時代を作るために。 pic.twitter.com/QqeJFP0z8V
— haruka (@hrk_ttn) November 14, 2022
一部ファンの間では「すずめの戸締り」は、「シン・エヴァ」へのアンサーではないかともいわれています。
本作の中に出てくる「ミミズ」は、エヴァンゲリオンにでてくる「使徒」にちかいものがあります。
特に、倒される瞬間水のようにはじける部分は、「エヴァンゲリオン新劇場版」シリーズの「序」「破」での使徒たちの死にざまに非常に酷似していました。
また、「シン・エヴァンゲリオン」公開時庵野秀明さんが「新海誠やジャンプ映画が100億行くのは当たり前」という発言をした際に、このようなツイートをしたことがありました。
僕たちが広く一般に向けた映画を作っている、という見え方をしているのならばとても光栄なことです。でも今の新作も、どこかの誰か1人に深く刺さって忘れられない映画になることを祈りながら作っています。難しいことですが。
— 新海誠 (@shinkaimakoto) April 12, 2021
これは、いわゆる新海誠監督への庵野秀明監督への挑戦状であり、アンサーでもあるともいわれています。
Q・シンでは、蚊帳の外になった使徒、その使徒にみたてたミミズを倒すことで、「貴方は途中でやめてしまったこの話も僕だったら最後までやり遂げれますよ」というちょっとした挑戦的なアンサー、である可能性はあるのかもしれません。
また、「すずめの戸締り」の終わりは主人公たちが、それまでお世話になった人々の元へ向かい、感謝を言いにいきながら、辛いことが起きている世界で生き続けるという選択を選ぶエンディングでした。
しかし、「シン・エヴァンゲリオン」は主人公は、自分が起こした災厄のせいで悲惨になった世界で生きることではなく、新天地に逃げることを選択します。
こういった差もあることから、本作が「シン・エヴァ」そのものへのアンサー・挑戦状、あるいは対になっている可能性は否定できません。
まとめ
君の名はも天気の子も主人公かヒロインどちらかが相手を呼び捨てで呼んだりしてたけど、今回は草太も鈴芽もさん付けで呼んでるとこなんか好き笑
#すずめの戸締まり pic.twitter.com/rCttLpkrGm— 森嶋帆高☀️(ほだっち)☀️ (@MORISIMA701) November 20, 2022
今回は、すずめの戸締りと君の名は天気の子の関連は?裏設定や世界が続いてるって本当?ということでお話ししました。
- 「すずめの戸締り」は過去作とつながりがない。
- 「天気の子」と「君の名は」にはそれぞれ過去作のキャラクターがでてきたが、「すずめの戸締り」には出てこなかった。
- 「すずめの戸締り」のヒロインであるすずめには死人説があるが真相は不明
- ダイジンは元人間であった可能性が高い
- 映画の作中で東日本震災を起こしたのはミミズである
- 「すずめの戸締り」はシンエヴァへのアンサー・皮肉がこめられているという説がある
以上、すずめの戸締りと君の名は天気の子の関連は?裏設定や世界が続いてるって本当?でした!