2025年4月13日に開幕した大阪・関西万博の会場で、虫の大量発生が深刻な問題となっています。
特に、蚊に似た羽虫「ユスリカ」が大量に発生し、来場者から不快感の声が上がっています。
この問題に対し、大阪府はアース製薬に協力を要請し、対策を進めています。
虫の大量発生の実態
万博会場の南側に位置する「ウォータープラザ」周辺で、ユスリカが大量発生しています。ユスリカは人を刺すことはありませんが、大量に発生すると来場者に不快感を与える可能性があります。SNS上では、虫の大量発生に驚く声や、来場をためらう投稿が見られます。
今日の大阪万博ヤバいぞ
虫が大量発生
大屋根リングとかベンチ見てみ?
気持ち悪すぎる pic.twitter.com/0jlMpGWzwo— Amo / あも (@x_t126) May 17, 2025
原因は「ゴミの埋立地」と「水辺環境」
夢洲は長年にわたりゴミの最終処分場(埋立地)として利用されてきた土地であり、地中には有機物(生ゴミや産業廃棄物などが腐った残骸)が多く残っています。これがユスリカなどの害虫の餌や繁殖源となっている可能性があります。また、会場内の水辺や植栽が発生源ともされています。
自然保護団体の「ネイチャーおおさか」によると、
万博建設以前は、この大量の虫が渡り鳥たちの食料として役立っていたそうで、多くの鳥類が集まる日本有数の渡り鳥の渡来地だったそうです。
しかし、万博の建設で渡り鳥たちは来なくなり、結果的に虫の繁殖率が爆発的に上がり大量発生につながっているようです。
対策の進捗と課題
大阪府の吉村洋文知事は、殺虫剤や防虫剤を販売するアース製薬に対し、駆除対策への協力を要請しました。アース製薬は、大阪府との包括連携協定に基づき、これまで培ってきた害虫対策の知見や技術を活用して協力する意向を示しています。
現在、発生源とみられる水たまりや植栽に薬剤を投入し、繁殖を抑える対策が講じられています。しかし、屋外かつ広大な会場での対策は難度が高く、効果的な駆除には時間とコストがかかるとされています。
ネットの反応
ネットでは大阪万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に反しているのではないか、といった声が多く上がっています。
絶滅危惧種のエサを食べる場所を維新が奪ったから絶滅危惧種寄り付かなくなり 生態系食物連鎖が破壊して本来食べられる為に産まれてきたユリスカさんは 万博会場にしか行き場を失う で、これから血税使ってアース製薬にユリスカ虐殺をお願いするみたい
https://x.com/Soun_Draw/status/1925390463919694232
確かに、かなりの税金をかけて作ったのに、来場者数は伸びず、費用ばかりがかさんでるイメージです。
ユスリカ死ねばそれを食べる渡り鳥がこなくなる。殺虫沢が海洋放出されてしまったら生態系に打撃を与える。 これが維新の会による命かがやく万博。
https://x.com/hhhaaatttoooppp/status/1925346100715905098
結果的に、生態系を壊してることになってるんですね。
今後の見通し
ユスリカの大量発生は、来場者の快適さや食品衛生・安全管理に影響を与える可能性があります。大阪府とアース製薬は、引き続き連携しながら対策を進めていく方針です。今後の具体的な対策や効果についても注目されています。
このように、大阪万博の虫の大量発生問題は、会場の特性や環境に起因するものであり、対策には時間と労力が必要とされています。来場者が快適に万博を楽しめるよう、引き続き効果的な対策が求められます。
夢洲という土地については実は害虫以外にも問題があります。
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