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地震の前兆と不思議な関係まとめ!南海トラフにはこれを見て備えて!

今回は「地震の前兆と不思議な関係まとめ!南海トラフにはこれを見て備えて!」というテーマでお話します!

突然ですが、皆さんはいざという時の地震対策ってしていますか?

2011年3月11日に東日本大震災が起きたことは皆さんの記憶に残っていると思いますが、東日本大震災が起きた後からは地震の発生リスクが高まっていると言われています。

地震と聞くと東日本大震災を思い出してしまうくらい怖い体験をした方もいる、大きな災害だったと思います。

近頃言われているのは東日本大震災は前兆に過ぎないという、恐ろしい可能性があるってことなんです。

つまりは東日本大震災がきっかけとなって、南海トラフ巨大地震や首都直下型地震が誘発される可能性があるということなんです。

東日本大震災は南海トラフ巨大地震や首都直下型地震と、どのような不思議な関係があるのでしょうか?

それでは、「地震の前兆と不思議な関係まとめ!南海トラフにはこれを見て備えて!」スタートです!

 

東日本大震災の余震が長かったので、すごく怖かったのを覚えています

 

地震の前兆と不思議な関係まとめ!

東日本大震災は発生から10年以上経っているので、大きな地震は当分の間は起こらないと安心している方もいるかも知れません。

確かに最近は地震の揺れが小さくなったり、収まったりしているかもしれませんが、今でも地下深くのプレートの境界面ではプレートが沈み込み続けていて、絶えずいろいろな動きが止まることなく続いています。

東北地方太平洋沖地震は1000年に一度と言われるほどの、非常に珍しい地震だったと言われています。

 

1000年に一度の地震なら、当分大きな地震は起きないってことなのかな?

 

1000年に一度の巨大地震

 

以前に「1000年に一度の巨大地震」が起こったのは西暦869年に起きた貞観地震で、東北地方太平洋沖地震はそれ以来の巨大地震だと言われているんです。

869年の日本は平安時代で、記録にも地震があったことが残っていて以下のようなことが記されています。

 

  • 5月26日、陸奥国で大地震が起きた
  • 空を流れる光が夜を昼のように照らし人々は叫び声を上げて身を伏せ立つことができなかった
  • あるものは家屋の下敷きとなって、あるものは地割れに飲まれた
  • 驚いた牛や馬は奔走したり互いに踏みつけあい、城や倉庫などが数も知れず崩れ落ちた
  • 雷鳴のような海鳴りが聞こえて潮が湧き上がり川が逆流した
  • 河口に入る潮波が垂直壁となって河を逆流する「海嘯」が長く連なって押し寄せ
  • 「海嘯」がたちまち城下に達して内陸で果ても知れないほど水浸しとなり原野も道路も大海原となった
  • 船で逃げたり山に避難したりすることができずに1000人ほどが溺れた
  • その後は田畑も人々の財産もほとんど何も残らなかった

 

このように大きな地震が起こっている記述が残っていて、川の氾濫だけではなくて津波の被害も受けているように感じられると思います。

実はこの貞観地震と東日本大震災は似たような被害をもたらしたと考えられているので、過去の地震との関連があるかもしれません。

そしてこの貞観地震の18年後の887年には仁和地震が起きたとされていて、南海トラフと関連した地震だと考えられています。

つまりこの仁和地震は貞観地震と関連して起こった可能性があるのです。

ちなみに貞観地震と仁和地震の間には相模・武蔵地震や出雲においても地震が発生していると考えられています。

 

大地震のあとに、巨大地震が起こるってことなの?

 

大陸と海洋のプレート

 

ちなみに東日本大震災や貞観地震を発生させた要因となるのは、大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込んでいる境界面だと考えられています。

太平洋側の海洋プレートは日本列島が乗っている大陸プレートの下に絶えず沈み込んでいて、それによって大陸プレートも同時に引きずり込まれているんです。

そしてその間は、大陸プレートはその引きずり込む力に耐えているけど、いずれ限界が来て大陸プレートは一気に反発して、大地震が発生するんです。

東日本大震災や貞観地震が発生した要因はまさにこのプレートの反発で、今も大陸プレートは引きずり込まれ続けているので、いつ反発してもおかしくないという事です。

ちなみに東日本大震災は東日本が乗っている、北米プレートの地盤を大きく変えてしまったという話もあって、東北地方太平洋沖地震の発生後に日本列島は5.3メートルも太平洋側へ移動してしまったと言われています。

列島ごと動く地震のエネルギーは大きく、太平洋岸では地盤が最大1.2mも沈降したことが観測されています。

東北地方から関東地方までの太平洋岸地域が東西に広がり、また一部の地域が大きく沈み込んで、結果としては日本の陸地面積は0.9平方キロメートルほど拡大したことになります。

東日本大震災の本震の後には、長野と新潟の県境でマグニチュード6.7の地震が発生した例もあるので、大きな地震が他の地域における地震を誘発した可能性があります。

東日本大震災のような地震は内陸性の直下型地震となることが多く、突然強烈な揺れが襲ってくるので、海で起こる地震よりも建物の被害が大きくなるそうです。

海の方で地震が起きているからといっても、内陸部が安全だというわけではありません。

海で起きた地震が引き金となって、誘発される地震が起き始める可能性があるって事なんです。

歴史的に見ても東日本大震災の後の地震を考えてみても、東日本大震災が始まりかもしれない可能性は高そうに思います。

 

地震のあとに日本の面積が広くなるって、ものすごい力なんですね

 

地震の前兆といえば…

 

地震は地下深くのプレートの反発で起こることはわかっていただけたと思います。

私たち人間にはプレートがどのくらい引きずり込まれているのかや、あとどのくらいの期間で限界に達して反発するのかなど、確認することは困難です。

しかし、自然現象に目を向けることで地震の起こる前兆を感じることが出来るかもしれません。

地震の前兆として言われていることは、地震雲の発生・動物の異常行動・火山の噴火などが挙げられます。

地震雲の発生と地震について、一般の地震研究者の間では関係がないとされています。

ネットで報告されている地震雲は通常の雲として説明できる事と、地下の現象と、空中の現象の関連性を説明するのは難しいという理由だそうです。

言い伝えで「ナマズが暴れると地震が起こる」と言うのは聞いたことがないですか?

ナマズは水中に生息していて、岩陰や水草の陰でおとなしく暮らしているので、微弱な揺れにも敏感に反応するので地震と関連づけられたのかもしれません。

その他では、地震の起きた地域では何日か前から、カラスの鳴き声がうるさかったり、犬や猫の落ち着きがなくなったりすることがあるようです。

火山の噴火については、海洋プレートが沈み込んだ結果マントルの一部が解けてマグマが発生するので、かなりの確率で地震が起こるかもしれません。

 

いつもと違う自然現象を感じたら、地震の前兆として注意することが大切ネ

 

南海トラフにはこれを見て備えて!

 

先ほど紹介した常願寺地震の後に起きた仁和地震は、、南海トラフで起きたものと考えられていて、歴史が繰り返すなら南海トラフが原因の地震が起こる可能性があるかもしれません。

科学的には南海トラフ巨大地震が起こるのは、2035年前後に発生するだろうと予測されていて、多くの研究者が2040年までに発生する可能性が極めて高いと考えています。

実際にはいつ起きるかわからないという方が正しく、南海トラフ巨大地震が発生するのは、明日かもしれないし10年後かもしれないような切迫した状態なので、常に備えは必要だと思います。

 

地震に備えるって言っても、何よう用意したらいいのかしら

 

スーパーサイクル地震とは

 

太平洋側で地震が起こる可能性のほかに、北海道沖の千島海溝で大地震が起こる可能性が指摘されています。

これまでは南海トラフや相模トラフの話が多く、北海道沖の話はあまり聞きませんが、マグニチュード9クラスの超巨大地震の発生する可能性が極めて高いと考えられています。

この巨大地震は日本海溝で東北地方太平洋沖地震を引き起こしたものと同じタイプで、複数の震源域が連動して起こる超巨大地震であり、通常の地震と比べて一回り大きな規模で起こるとされています。

こういった地震をスーパーサイクルと呼ぶことがあり、通常の地震以上の巨大地震といった感じがします。

その根拠は北海道の海岸近くで過去の津波で運ばれた堆積物が見つかっているからです。

北海道や東北の調査からこの地域は300年から400年ごとに津波に襲われていることが分かってきましたが、あくまで過去はそうだったというだけで、今後も同じ周期で地震が発生するとも限らないので注意が必要です。

ちなみに前回は17世紀に津波が襲来したと考えられているから、周期的にはそろそろ来てもおかしくはなという事になります。

残念なことに北海道には開拓前の地震に関する情報がほとんど残っていないのです。

なぜなら先住民族であったアイヌ民族には文字がなかったので、文書による記録が残っていないからなのです。

彼らには口伝という形で伝承されてきた話だけが残っているだけなので、地震研究においてもそういった言い伝えを研究するしかないと言われています。

言い伝えの中で地震のことが伝えられていますが、その話の時期がいつなのかどこで起こった話なのかを特定するのは困難なんです。

ただ彼らの津波対策が今の私たちと同じだというのは興味深いと専門家は言っています。

アイヌの伝承には「津波は悪い神が引き起こすもので、津波が来たら標高の高い山に避難する」というものがあります。

津波の発生要因はさておき高いところに逃げるというのはいつの時代も共通認識だったんですね。

「キラウシ」という高台があるそうですが、意味は「逃げる場所」だと伝えられていて、何か起こったらひとまずそこに逃げるようにあらかじめ決めていました。

北海道の地震の歴史がもっとわかると、スーパーサイクル地震の対策になるのかもしれないですね。

 

マグニチュード9って凄すぎて分からないけど、そもそも高台まで逃げられるのかな

 

地震の揺れる周期と被害について

 

最後に地震の揺れる周期のキラーパルスについて解説します。

キラーパルスとは地震の揺れの周期のうち1秒から2秒周期のやや短い振動のことを指します。

具体的には地震の周期にはガタガタと揺れる短い周期の揺れと、ゆっくり繰り返す長い周期の揺れが同時に起こっているんです。

そしてこの揺れの周期は地震学において次の6つに区分されています。

 

  • 極短周期
  • 短周期
  • やや短周期
  • やや長周期
  • 長周期
  • 長長周期

 

そして先ほどの周期のうちキラーパルスについてはやや短周期に該当します。

周期については難しい内容なので参考として覚えておくと良いかもしれません。

専門家は、短い周期の地震の揺れの場合には低層の建物が大きく揺れやすく、長い周期の地震の揺れの場合は高層ビルや海・川をまたぐ長い橋などの大きな建物が揺れやすくなると考えています。

実際に過去に起きた阪神淡路大震災や新潟県中越地震および新潟県中越沖地震では1から2秒の短周期地震動が観測され、住宅への被害が多く見られています。

一方東日本大震災においては地震の振動による建物への被害は比較的少なかったと報告されています。

それはキラーパルスが発生していないからで、具体的には、東日本大震災の地震動周期は主に1秒以下でキラーパルスが少なかったことが近年の研究で明らかになっているんです。

 

研究結果で地震の予兆が分かれば、対策も出来るのにね

 

まとめ

 

今回は「地震の前兆と不思議な関係まとめ!南海トラフにはこれを見て備えて!」について、まとめてみました。

あらためてまとめると

 

  • 東南海トラフ巨大地震や首都直下型地震が起こる可能性がある
  • 1000年前の平安時代にも巨大地震が起きていた
  • 北海道でも巨大地震が起こる可能性がある
  • 地震の揺れる周期で被害を受ける場所や建物が変わる

 

のようですね!個人的には巨大地震は起きてほしくないけど、いざという時のために食料と水は備えておこうと思いました!

 

以上、「地震の前兆と不思議な関係まとめ!南海トラフにはこれを見て備えて!」でした!