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Netflix「不可殺」プルガサル最終回第16話のあらすじと伏線考察まとめ!韓国ドラマ内容を考察!

Netflix「不可殺」プルガサル最終回第16話のあらすじと伏線考察まとめ!韓国ドラマ内容を考察!スタート!

百年の間に人として死と転生を繰り返し、前世を記憶している女。
600年の間、不死身の存在、「不可殺」になって死ぬことができない男。

この物語はそんな女と男の互いに殺し合うべき運命を背負った、

悠久の時間を過ごす二人の復讐の物語です。

アジアの人間には深く理解ができるそんな輪廻転生の生死観の中で繰り広げられる、

Netflix韓国ドラマの本格ミステリー「不可殺」のあらすじと伏線をまとめてご紹介します

Netflix「不可殺」プルガサル最終回第16話のあらすじ

不可殺のあらすじネタバレ完全版!Netflix韓国ドラマ情報や伏線も解説!

1000年前に一体なにがあったのか。

その全ての元凶となった過去の出来事が回想されました。

 

1000年前。

サンウンとファルは、山奥深い洞窟で2人で「最後に生き残った鬼物、不可殺の夫婦」として暮らしていました。

しかしある日、サンウンは騒乱から逃がれ、山奥深く迷い込んできた幼い人間の子供の姉弟を助け彼らと過ごすうちに、彼らに親愛の情が沸き起こりました。

サンウンは姉弟を人里離れたヘソクの家の前に連れて行き、彼女に姉弟を育ててくれるよう取り計らいました。

鬼物として人語を話せないサンウンでしたが、姉弟が大人になるまで、という約束でファルを説得し、ヘソクの家で4人で暮らしはじめます。

 

シホとドユンは森で、親から愛されず嫉妬に狂ったウルテが、彼の弟を殺している現場に遭遇。

ウルテに見つかり殺されかけた2人でしたが、そこをサンウンが救います。

その場から逃げ出したウルテ。死んだ姿で発見された息子の死を悲しむホユルに、

ウルテは「弟を殺した犯人は不可殺です」と嘘をつきました。

 

怒りにかられたホユルは部下を引き連れヘソクたちが居る村を強襲。

その場に居たサンウンが不可殺だと正体を突き止め、ホユルは彼女を剣で突き刺します。

不可殺の力があれば生身の人間など瞬殺できるサンウンでしたが、以前からシホから「人間を襲わないと約束して」と言われていたことを守り、ホユルに反抗はしませんでした。

 

そこに雄叫びと共にファルが現れ、その場にいた人間たちを次々に襲い殺していきます。

その中で、これまでシホとドユンを育ててきたヘソクがファルによって殺されてしまいます。

殺された家族のため、シホ、ドユンそしてホユルの3人がぞれぞれ剣で不可殺のファルの体を突き刺しました。

そんな彼らに向かって、ファルは呪います。

ファルの返り血を浴びた3人は、それぞれ来世において、

ホユルは片腕を失い続けること、

シホはお腹の子をけして満足に子供を産めないこと、

ドユンには生まれても必ず目に障害を持つこと、

「不可殺の呪いはけして消えない」

繰り返される転生においてけして逃れられない呪いを彼らにかけたのは、この時のファルなのでした。

 

その上で、ファルは3人を殺そうするも、その瞬間シホたちをファルから守るため、サンウンが自らの心臓を突き刺します。不可殺同士でつながったその心臓により、サンウンのその剣の痛みはファルへも伝わったのでした。

不可殺の不死身の力に憧れたウルテがファルを逃がそうと運びだそうとしますが、

ドユンがそれを止めようとしますが、ホユルはドユンが息子・ウルテを殺すのを恐れ、ドユンを剣で突き刺します。ウルテですら、ホユルにとっては愛すべき息子だったのです。

「すまない…この償いは来世で必ず…」

そいう言いながら、ホユルは息絶え、ドユンもまた死んでしまうのでした。

 

ファルを助け、その見返りに不可殺の力を渇望し懇願するウルテ。

ファルはそんなウルテの体に手を突き刺し、ウルテの魂を奪い取りました。

魂を抜き取られ、そこに「黒い穴」が空いたウルテ。

それによりウルテは人間から強制的に不可殺へとなったのでした。

そしてその引き換えに、人間の魂を手に入れたファルはそのまま人間として来世に転生することになったのでした。

(俺を裏切ったサンウンへの復讐だ。もう俺は不可殺を捨て人間になる。そして転生するあの家族たちは、来世でも必ずウルテに殺させる)

そう考えたファルの1000年前の壮大な復讐劇が、こうして始まったのでした。

ファルは人間の魂(ウルテのもの)を手に入れた瞬間、その体は焼け焦がれ、不可殺としての死を迎えます。そして次の人間への転生へとつながっていきました。

 

一方、希望どおり不可殺となったウルテは、ファルの住んで居た洞窟へ、興味がてら訪れました。

そしてそこに、生き残り復活した不可殺のサンウンが、今もそこで待っていることを知ります。

サンウンはファルを恨み、彼が戻ってきた時には、シホなどを殺された復讐をするつもりだと知るのです。

 

それから400年後。

ウルテはファルとの約束を守り、シホやドユンを惨殺しました。

しかしそこに現れた不可殺のサンウンは、またもシホたちが殺されている現場に遭遇、

犯人はファルだと思い、ついにファルへの400年に及ぶ復讐のため、ファルを剣で刺殺しました。

その瞬間、ウルテの魂が自分の元に入ったサンウン。「お前が憎い…」そう言いながら、

今度はサンウンが人間に転生していったのでした。

 

そしてそこから600年間。

1000年前の出来事、不可殺の頃の記憶を失ったファルと、

人間に転生し、不可殺の記憶を失ったサンウンとの、

血塗られた復讐心と愛の渇望の時間が過ぎていくのでした。

 

~

そして現在。

ホユルの血を飲んだファルが不可殺として力が復活。

ウルテに追いかけられていたサンウンでしたが、ファルがホユルの血(初めての人間の血)を飲んだ瞬間から体に異変が起こり、弱ったウルテにサンウンは毒を注射してその隙に逃げました。

しかしウルテは近くにいた人間の血を吸い体が復活、ファルがいる洞窟へと向かいました。

そしてファルとウルテが再度対峙します。

サンウンの体に宿る魂(元はウルテ自身の魂)を取り返すことを諦めたウルテ。

600年前よりこれまで、ずっと人の血を飲まず不完全な不可殺だったファルに、

ウルテは提案します。

「俺たちは2人で1つ。今、俺の血を飲んでもう一度「真の不可殺」に戻り、この俺の体に空いた不完全な穴を埋めてくれ」

 

ファルはその提案を断り再び殺し合う2人。

そこへやって来たサンウンが、ウルテに腹を刺されます。

サンウンを助けるため、ついにファルはウルテの首に噛みつき血を吸い、そして剣で彼の心臓を突き刺しました。

 

ファルは全てを思い出し、そして気づいていました。

呪いをかけた不可殺の自分が生きている限り、未来永劫けして、シホ、ドユン、ヘソク、そしてホユルたち全員の呪いは解けない、ということを。

泣いて止めるサンウンでしたが、ファルは自分の心臓を剣で遂に突き刺しました。

サンウンは涙にくれながらも、

「来世では必ず、あなたを今度は私が探すから…」とファルに誓うのでした。

サンウンの腕に抱かれながら、ファルは塵となり消えてゆくのでした。

 

それと同時に、倒れていたウルテも「父上…」とつぶやきながら、彼もまた塵になっていきました。

 

サンウンをシホたちが迎えに来ました。その時、自分の命が残りわずかだと気づいていたサンウンは、シホに手を握らせ、ファルやホユルの最後など、全ての過去の出来事を見せました。

そしてサンウンはシホに抱かれながら息をひきとりました。

 

シホとドユンは2人でファルの家で暮らし、サンウンの転生を待つことにします。

その後シホには赤ん坊が生まれ、さらに数年後にはドユンが結婚しました。

 

それから、長い時が流れました。

 

50年後。

病院にいたシホはサンウンの生まれ変わりを遂に発見。彼女にファルたちと過ごした家の写真を送ります。

あれから転生し、記憶は失っているサンウンではありましたが、送られてきたその写真を見て理由もなく涙があふれる自分に気づきます。

そして写真の家に1人向かいました。

家の中に入り、なぜかあふれる懐かしさの感情に、自分でも不思議なサンウン。

そこに、その家を購入しようとやってきた男性で出逢います。

 

それは、人間に転生したファルでした。

 

見つめ合う2人。

家の窓辺には、全員が笑顔でカメラを見つめる、あの集合写真が飾ってあるのでした。

みんなのバーベキュー写真

(最終回・完結)

Netflix「不可殺」プルガサル最終回第16話の伏線考察

ついに大円団を迎えたこのドラマ。

いやぁ、長かったですねぇ。

全16話。この最終回に繫がるために、壮大な前フリ(?)が続き、途中ちょっと挫折しそうになりましたが、

この最終回で語られた1000年前の事実でようやく全ての謎が解けましたね。

 

やっとわかった事実。ここでもう一度振り返ってみます。

1000年前はファルとサンウンは2人とも鬼物・不可殺だった。

そのさらに昔は?というのは野暮かも。w

ただ、間違いないのは、この2人(夫婦?)の不可殺が「完全なる鬼物の最後の生き残りの不可殺」であった、ということ。

そしてこの2人で1つ、の存在であり、その心臓はつながりあっていた、ということ。

サンウンは人間に愛情が。ファルはサンウンにヤキモチw

サンウンが人間に情を抱いたことにより不可殺の山から人里に降りたサンウン。

そんなサンウンを待っても待っても帰ってこず、イライラするファル。

ここまでなら時間の問題で、いずれサンウンは大人になった姉弟(シホ・ドユン)を見届け、山に帰るところでしたが…

ウルテという存在が以後のややこしい運命を

人としての弱さを嘆き、不可殺の強さを求めたウルテ。

人里で人間に襲われてるサンウンを助けに来たぞ!と喜び登場したファルですが、
シホ・ドユン・ホユルにめった刺し(!)にされ逆ギレの呪いを全員に。

さらにこいつら殺してやる!と思った瞬間、2こイチの心臓のサンウンがまさかの自分の心臓を突き刺し彼らをファルから救う。

ファルがそれに激怒。

「めっちゃムカつく!復讐してやるからな!…お、ちょうどいいとこに人間いるじゃん」

と、「あなたのファンです!あなたみたいになりたいのですがどーしたらいいですかぁ!?」

というウルテをそそのかし、

「ムカつくからもう『不可殺』やーめたぁ!サンウン1人でやっとけ!俺はこのバカから人間の魂をちょうだいして…」

ということで、ウルテ(人間の魂)をゲット!灰になって次は人間に転生しまぁーす、と消えていきました。

そしてその際、ウルテには、

「お前、不可殺(状態)にしてやるからその代わり俺の言うこと聞け!いいか、あいつが好きな人間たち(シホやドユン)の転生を見つけたら、随時殺すように!よろしく!」

というお願いをしました。

600年前はその約束を守りましたが、その後はドユンに対しては情が移ったり、またそもそも父のホユルの転生にはずっと手をださなかったり…でした。

で、あの600年前は

1000年前から不可殺のサンウンはずっと山に暮らし、ファルが転生してくるのを待っていました。

そしてついに600年前に人間のファルを発見!

※1話では少年時代のファルにも不可殺サンウンは会ってますが、あれは

  • 不可殺は姿が変わらない。なので子供の姿のファルを知らなかった。なので殺害スルー
  • 子供は基本好きなので、ファルとわかっていても子供の姿のファルは殺せなかった

の、どちらかでしょう。ファル自身がドユンがかつての息子の転生と気づかなかった理由(子供の姿しか知らない)と同じです。

 

しかしウルテがその当時ファルの妻と子供であったシホとドユンを、1000年前の約束どおり殺害。しかもサンウンの目の前で殺す、という気配りも。

 

ただ、

「不可殺から人間に転生すると、記憶全部なくしちゃう!」

というからくりがあったため、

ファルは妻シホと息子ドユンが殺されたことを嘆き(1000年前に自分がウルテに依頼したくせに)、

その現場にいた不可殺サンウンは、ずっと恨んできて、さらに今回も目の前でシホたちを殺されさらに復讐心が倍増!

人間ファルを突き刺し、結果今度はファルの中にあった人間の魂(何度もしつこいけど、これ元はウルテの魂)が自分にきちゃったからさぁ大変。そこでサンウンは

「もーー!めっちゃムカつく!私の左肩に刺し傷つけやがって!覚えとけよ!…ぁぁ、今度は私が人間になっちゃうじゃーん…お前が恨めしい…」

と思いながら、次からは人間の人生ターンがサンウンに始まったのでした。

…ややこしい!!

ややこしかった、不可殺の魂のやりとりの結論

 

今回のからくりで難しかったのは、

  • 不可殺→人間に転生すると、記憶が全部ぶっとぶ。過去に自分が言ったことも全部!
  • ウルテはファルやサンウンと違い、元は普通の人間、それが「強制的に不可殺にされた」ことによる、いわば「不完全なプルガサル」。だから1人だけずっと黒い穴がふさがらない。

という2点でしょう。ここだけわかれば、すべてのセリフの意味がつながってきます。

 

ただこうして、男女の勘違い、行き違い(1000年以上だけど!)による恨みや復讐心、そしてその裏にあった「愛」が、

最後のシーン。

人間同士のサンウンとファルがやっと出逢い、つながった未来を予測させるラストシーンで良かったですね。

(つまり、1000年以上の痴話喧嘩+周りの人を巻き込みすぎ、というドラマでしたwww)

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まとめ

Netflix「不可殺」プルガサル最終回第16話のあらすじと伏線考察まとめ!韓国ドラマ内容を考察!

六百年の間に人として死と転生を繰り返し、前生を覚えている女性。
600年の間、耳の不可殺になって死ぬことができない男。

果たして2人はどのような運命の螺旋に委ねられていくのか…?

その最後の全員の宿縁が回収され、そして新しい人生に移り変わっていきました。

輪廻転生を扱った、なかなか見応えのある作品でしたね。

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