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『十字架のろくにん』が打ち切りから復活した驚きの事情とは?

『十字架のろくにん』は、別冊少年マガジンで2020年4月から連載を開始したサイコバイオレンス復讐物語です。

しかし、連載開始からわずか7話で打ち切りになってしまいました。その後、漫画アプリ『マガポケ』で連載が再開され、累計100万部を突破する人気作品になりました。

一体、なぜ打ち切りになったのか?そして、どうやって復活したのか?その驚きの事情を解説します。

十字架のろくにん打ち切りの理由は単行本の売り上げ不振だった

『十字架のろくにん』は、小学生時代に主人公が受けたいじめの主犯グループ6人に対して、十字架を使った残虐な制裁を行うというストーリーです。この作品は、「あなたの絶望を描いてください」というテーマで募集された「絶望コンペ」に応募し、進撃の巨人以来10年ぶりに通過した作品です。

しかし、この作品は連載開始から7話で打ち切りになってしまいました。その理由は、単行本の売り上げが非常に少なかったからだと言われています。1巻の発売後、オリコンランキングでは100位以内にも入らず、累計売り上げも1万部に満たなかったという情報があります。

この作品は、グロテスクで残酷な描写が多く、読者からは「気持ち悪い」「登場人物がおかしすぎる」「もっと違う復讐方法があったのでは?」などの否定的な意見が多く寄せられました。また、少年誌である別冊少年マガジンでは、年齢層が低い読者にとって不適切な内容だと感じられた可能性もあります。

復活の理由はマガポケでの人気爆発だった

『十字架のろくにん』は、別冊少年マガジンで打ち切られた後、2020年11月から講談社の漫画アプリ『マガポケ』で連載が再開されました。マガポケでは、1話を短くして読みやすくしたことや、他の人気作品とのコラボレーション企画などで注目を集めました 。

マガポケでの連載が始まると、『十字架のろくにん』はランキングで1位を獲得するほどの人気を得ました。その人気は単行本にも反映され、重版がかかるほどの売り上げを記録しました。2021年3月には、累計100万部を突破するという快挙を成し遂げました。

マガポケでの人気爆発の理由としては、以下の点が挙げられます。

– マガポケはスマホやタブレットで手軽に読めるアプリであり、コロナ禍で外出が制限された状況下では、電子書籍の需要が高まったこと。
– マガポケは少年誌だけでなく、青年誌や女性誌などの作品も扱っており、幅広い層にアピールできたこと。
– マガポケはSNSや口コミなどで話題になりやすい仕組みになっており、『十字架のろくにん』もその恩恵を受けたこと。

『十字架のろくにん』が打ち切りから復活した驚きの事情とは?まとめ

『十字架のろくにん』は、別冊少年マガジンで打ち切りになった後、マガポケで連載が再開され、累計100万部を突破する人気作品になりました。打ち切りの理由は単行本の売り上げ不振であり、復活の理由はマガポケでの人気爆発でした。この作品は、グロテスクで残酷な描写が多いため、好みが分かれるかもしれませんが、復讐劇としては独創的で面白い作品です。興味のある方はぜひ読んでみてください。