地獄が呼んでいる赤ちゃんとジョンジャの正体は?シーズン2でどうなるかも考察!
Netflixオリジナルドラマ「地獄が呼んでいる」はもう見ましたね?
というか、この記事に来訪、ということは、
「最後まで既に観終わったけど、もう一度内容をあらためて確認したい」
または
「ドラマは時間なくて最後結末も観てないけど、どうなるかは知りたい」
というどちらかの方だと思います。
そのため、これ以下の記事の内容はおもいっきりNetflix「地獄が呼んでいる」の最後のラストシーン、結末内容をネタバレ!していますので、ご了承ください。
またその最後の赤ちゃんやシングルマザーのジョンジャ、その意味、結末を踏まえて、続編シーズン2への予想も含まれますので、
もしまだドラマを観ていなくて、結末は知りたくない、という方は是非「戻る」ボタンを!
>>最重要ネタバレの前に、物語のあらすじを詳細に網羅、解説しているのはこちら!
Netflix「地獄が呼んでいる」とはどんなドラマ?
Netflix「地獄が呼んでいる」公式Youtubeはこちら
視聴可能なのはNetflixだけ、の完全オリジナル作品です。
イカゲームに続く世界的大ヒットとなるこちら「地獄が呼んでいる」を視聴できるのはNetflixだけです。こちらなんと、世界190ヶ国での配信!すごい。
>>Netflix「地獄が呼んでいる」公式視聴ページはこちら
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Netflix地獄が呼んでいるの最後のラストシーン、結末を考察!
まずはNetflix「地獄が呼んでいる」シーズン1の最終回6話の最後の終わり方と、原作の漫画の最後との違いを比較してみます。
地獄が呼んでいる、原作マンガの最後の結末は?
原作ではほぼドラマと同じ、
地獄の使者による「実演」を、親の身を呈した犠牲によりまぬがれた赤ちゃんを抱いて、
ヘジンはタクシーに乗り込みます。
すると、そのタクシー運転手が彼女が誰かを認識した上で
「こちらの道が安全ですよ…ヘジン弁護士…」と語ります。
…このシーンで、最後、漫画は終了します。
そこでこの漫画が発表された時には、
「このタクシー運転手は、前半部分のメインキャストだったギョフン刑事では?」
という推察がありました。しかしそれもはっきりとはわからない終わり方でした。
地獄が呼んでいる、Netflixの最後の結末は?
そして今回の実写ドラマ版では、上記の原作マンガのラストシーンからの修正・変更追加が2点されています。
それぞれを以下で詳しく解説します。
タクシーの運転手は、ギョフン刑事ではなく別の男性である点
今回のNetflix実写ドラマでは、この最後のシーンのタクシー運転手は、
ギョフン刑事(演:ヤン・イクチョン)ではなく別の俳優が演じていました。
そのことからもはっきりと、漫画原作においての推察は否定されました。
では、彼は一体誰なのか?なぜヘジンの名前を知り、味方をするような発言をしたのか?
現段階でははっきりとは明かされていませんが、状況証拠からも
- 新真理会と戦い追われていた頃の彼女の肩書「ヘジン弁護士」と言ったこと(ソドのメンバーは「弁護士」と言わない)
- タクシーのルートを、警察から逃れるように選択したこと
世界には全てが新真理会の味方ではなく(劇中では世界の半数が信者となった、と表現されていました)、
その新真理会のやり方に、内心では快く思わず反発していた人間たちの側、
その象徴であったと思われます。
ちなみに、このタクシー運転手を演じていたのは、韓国の有名な俳優・声優の方なので、
いわゆるモブキャラ、レベルではなく、シーズン2にも関わってくる可能性が大ですね。
>>このキャストが誰が演じていたのか?詳しい全キャストの解説はこちら
Netflix版の最後、衝撃のラスト、原作にはないパク・ジョンジャの転生復活
上記のシーンまでは、全く原作どおりの展開でしたが、
やはり今回の実写において最も衝撃的であったシーンが、まさにこの
ラストもラスト、最後の最後、のシーンの、
まさかのシングルマザーの「パク・ジョンジャの転生復活」シーンでしょう。
これには、原作を知る全ての人間を始め、物語を初めてみた視聴者も度肝を抜かれたことでしょう。
このシーンの理由・意味に関しては、主に下記の4つの案がすでに多くのファンの間で論じられています。
- 本来の予定の赤ん坊の魂1つ、が、両親2名の魂を奪われた事により、差し引きで魂1つがたまたまパク・ジョンジャに割り振られ転生された
- この一連の「天使の宣告→使者による焼殺」という現象はけして「永遠の死」ではなく、一時的なもの。これ以降もどんどん実演された人間は復活を続ける(異形の怪物化?ゾンビ化?)
- 他人、他者を守る、利他の心で「実演」を阻止したので、神が人間を許し始めた
- キリスト復活、になぞらえた「救世主の復活」という展開。パク・ジョンジャを「救世主」と祭り上げ、新真理会は新たな布教を始める
という4つです。
①の理論、魂が算数的に1つ余ったので転生された、というのは、ちょっと安易な気もします。それがパク・ジョンジャである必要も見られません。そのため可能性は10%くらいでしょうか。
②の「実演は死を意味していない」というのは、あり得る設定かもしれません。監督は「新感染半島」のようなゾンビ映画など、ホラー要素の作品に対する造詣があり、
また劇中「死体は有機物ではなく、この世にない成分になる」という警察鑑識の発言もあり、結果的に例えば別の怪物、ゾンビ化、のような、
「人間ではない存在として復活した」
という展開がありそうです。オカルト展開ですが、可能性として20%ほどでしょうか。
③6話ラストの、赤ちゃんを守るためのヨンジェ夫妻の行動。つまり親が子供を守る行動をした、他人の犠牲になることを選択した。そんな「自己犠牲・献身愛」を人間が表現したので、神が許し、人を復活させ始めた。という考察です。
もっともらしいですが、ではこの「宣告を受けた人間」を守る行動に出たのはヨンジェ夫妻が世界で初めてだったのか?というとそれは怪しいです。ソドメンバーの教授も娘の宣告を間近で聞き(30秒後とかかわいそ!)、それを防ごうという意図は確実にありました。そのためこの説も可能性としては20%ほどでしょう。
④の展開が最も濃厚です。
新真理会は教団の維持のため、このパク・ジョンジャを自分たちの側に引き入れる必要があります。そのため、これまでの教義は修正し、例えば
「彼女は地獄で罪を償ってきたので、神に許され復活した。」
という教義で再度教団の維持を図るでしょう。
(実際韓国では、多くの新興宗教団体は、教団内で教義に合わない事件が起こると、都合よく教義を修正する、という社会認識があり、そんな風刺皮肉もこの作品では既に表現されています。)
ただパク・ジョンジャがどのような思考を持って、過去の、普通のシングルマザーとしての感覚?を持ちながらの復活をとげたのかが不明のため、そこは謎です。シーズン2での設定としての可能性は50%でしょう。
しかしなぜ復活を?それがこのあとに語る「天使」の存在とリンクしてきます。
Netflix・地獄が呼んでいるの続編シーズン2への予想も解説!
パク・ジョンジャの転生、という最後の衝撃のラストシーンでしたが、あれを観た人は100%、
「シーズン2あるな!」と思ったことでしょう。
そこで、今回のシーズン1にあたる今作で、明確にされなかった要素、解明されなかった謎に対して、深掘りしてみます。
そもそも「宣告」「実演」とはなんなのか?
①「罪を犯した者に対する処罰」、という理由
新真理会、初代議長ギンスが提唱した説であり、この価値観で世界はその後覆われていきました。
「実演」をチベットで体験し(実は自分も「宣告」はすでに体験していたが)、人間が焼殺される意味をなんとか見出そうとし、
ギンスは「これは罪をもった人間を処罰する、神の意図」だと主張、
「だからこそ、処罰されないためにも、人間は正しく生きましょう」という理論を形成、
10年以上この説を提唱し、パク・ジョンジャの公開実演を経てついにこの理論を布教完成させました。
ただしかし、この説を提唱したギンス本人でさへ、これは実は間違いであると本当は気づいていました。
なぜなら自分には生まれてから20年間、一度も「罪」と思われることをしてこなかったからです。
それゆえ、矢じりや世間の「パク・ジョンジャは自分の罪を告白せよ!」という論調にも乗らず、(パク・ジョンジャには罪はないことに気づいていた)
ただ、その実演がされる映像だけを欲したのです。
そのため、この
「実演が起こる理由は、神による罪の処罰儀式である」
という説はこのNetflixシーズン1において既に否定されました。
②原罪、またはその人物が「未来に起こす罪を予見」した上での処罰
2002年のトム・クルーズ主演のハリウッド映画「マイノリティ・レポート」と同じ世界観、理論によればこれになります。
この「マイノリティ・レポート」では、予知能力者が、未来に事件を起こすと予知された人間をあらかじめ、事件勃発前に先に逮捕する世界、それが成立し、結果的に犯罪率0%を実現した世界…という未来SFのストーリーでした。
これと同じく、
「神が将来的に事件、罪を起こすと予知した人間を、宣告のもと処罰する」という原罪処罰、という考えであれば、今回の「実演」は一見矛盾がなくなります。
それならば、例え産まれたばかりの「赤ん坊」であっても、「その子が成長した後に罪を犯す」という予知から、「実演」の適用が可能だからです。
ただ、この「原罪論」を主張してしまうと、
「(ギョフン刑事の妻を殺した犯人のように)なぜすでに罪を犯したにも関わらず、宣告を受けていない人間がいるのか」
という点が疑問として残ります。新真理会もこれを恐れました。
また、ギンス議長も宣告を受けてから20年間、彼は罪を犯しませんでした。
そんな彼の唯一の罪は、
「新真理会をウソの教義で設立し、パク・ジョンジャの公開処刑配信で布教を成功させたこと」
ですが、
未来に起こり得る罪を、起こらないようにする、
「予防」の意味では、このギンスの例からも「実演」は説明できません。
③人の「罪の有無」に関係のない「超常現象・自然災害」という理由
ヘジン率いる「ソド」の解釈がこれです。
それは、何の規則性もない、誰にでも起こり得る自然災害のようなもの。
そこに個人の「罪の有無」は関係ない、という理論です。
宣告に「30秒から20年間」という膨大な時間の幅があること、
国籍、性別、年齢に関係なく、最後には「赤ん坊」にまで宣告がされる事実と照らし合わせれば、
この理論が最も正しいようにも思えます。
ただ、この理論を認めてしまうと、地獄の使者たちの焼殺の行為、
時に人間を突き刺したり殴り倒したり、引きずり回したりなどなど、
「人に苦しみを与えながら最後に焼殺」
という行為の、それは明らかに「残忍・残酷」な意図をもった殺し方です。
ではそんな残忍性が「神の意図なのか?」という疑問にもつながります。
- 神は人間に苦痛を与えて殺す、そんな存在なのか?
- または、そもそも、もはや神など存在しないのではないか?
「残忍な殺人行為」これを超常現象だと認めてしまうと、
結果的に「神の存在の否定」につながることになり、
それは、(劇中では違う意図の発言でしたが、)ギンスや新真理会、矢じりのメンバーたちが言う、
「それは神への冒涜である!」と同じ意味になってしまうのです。
④「宣告」と「実演」は同じ神でなく、別の存在同士である、という考察
この2つの画像を比べるとわかりますが、原作では「宣告」する天使の顔は、
どこか穏やかな優しい人間らしい女性の顔に見えます。
しかしNetflix実写ではおそらく視聴者をミスリードさせるために、
あえて分かりづらい、無機質な顔に変更された狙いがありそうです。
>>この天使を演じた(モーションキャプチャー)のはあの若手美人女優!
劇中で、実演が行われる日時を「宣告」するのは、通称「天使」と表現され、(ギンスが名付けました)
実際の「実演処刑」を行う怪物たちを「地獄の使者」「地獄のライオン」などと表現されています。
このことから、まさに「突然現れ、残酷に死刑の執行」を行う地獄の使者たちの出現を、
人間に前もってアドバイス、「予言」「宣告」し、
それに備えるよう助言しているのが「天使」である、という考え方です。
わかりやすく言えば、
「宣告・予言し前もって教えてくれる天国・善の神」
と、
「突然現れ苦痛と共に人間を殺害する地獄・悪の神」
という2つの存在に分ける考え方です。
そしてこの「善の神の予言」と「悪の神の実行」と考えれば、
「善の神の予言を受けたので、赤ん坊を守るために行動、その身を投じた両親。結果、生き残ることができた赤ん坊」
という運命の変化の順当性が証明されます。
そうです、つまり
「善の神から前もってアドバイスを受けたので備えたので、地獄の使者から赤ちゃんを守ることができた」
ということです。
今の所、この考察が最も矛盾なく説明できるのではないでしょうか。
ただ、では善と悪、どちらの神がパク・ジョンジャを復活させたのか、は、
ここは完全にシーズン2の核として語られる秘密なのではないでしょうか。
Netflix実写版では、パク・ジョンジャの存在を中心に世界に新たな動きが?
考察は様々ですが、結果的にパク・ジョンジャは復活転生しました。
これを受けて、のシーズン2の展開が物語の中心となりそうです。
そこで、シーズン2の内容をこの最後のラストシーンからつなげて予想してみます。
パク・ジョンジャの2人の子供たちが?
母の復活を受けて、カナダに逃げていた2人の子供たちの存在が非常に大きくなります。
世間は「復活した母・救世主」「そんな復活した救世主の子供」と讃え祭り上げるでしょう。
兄と妹。
妹はまだ幼く状況を理解していませんでしたが、兄はしっかりと、自分の母が世間の目にさらされ、また糾弾されながら死んでしまった事実を認識していました。
新真理会はこの復活したパク・ジョンジャを「奇跡の人・救世主」として祭り上げないと、教団が維持できないので、明らかにその方向で動いてくるでしょう。
ただ、同じく祭り上げられるであろう、特にこの「兄の少年」が、
もし内心ずっと、その後も世界を恨んでいたら…
恐ろしい発言や行動に出る可能性もあります。
または逆に、暴走する教団や(利用される?)母を止めることができる、
本当の意味でのキーパーソン「救世主」になる可能性も十分に秘めていますね。
個人的にはこっちの展開を望みたいです。子役の子どもたちの演技にめちゃくちゃ泣いてしまったので感情移入が半端ないので(泣)
「実演」を受けた主要キャストがどんどん復活?
この展開はあまり期待したくないですね。
どんどん人が生き返る、都合よく扱われる「魂」という存在。
なんだか後期のドラゴンボールのような展開w
これをしてしまうと、
韓国での白昼に行われた、カフェから逃げた最初の男性、
ヨンジェ夫妻や教授の娘、TV局の先輩などなど…
そしてなにより「ギンス初代議長」が復活してしまうという展開にも。
物語が軽いものになってしまうので、(当然監督もわかっている)これはありえないでしょう。
一番のメインキャストとなりうる「赤ん坊」の存在?
多くの見物人、またはネット配信によって、「実演」を免れた様子が世界に知れ渡ることになったヨンジェ夫妻の赤ん坊。
ある意味、お膳立て、が完璧な赤ん坊となりました。
1:宣告を受けた存在、それは「原罪があったから」と世間は受け止めるでしょう。
2:その赤ん坊が「実演」を克服、親の犠牲の元ですが、生き残る姿を見せました。
3:そしてなおかつ、その赤ん坊を殺そうとした矢じりリーダーから守るように、すぐに矢じりリーダーには「実演」で処刑されます。
この3つの流れが劇中では見物人によるSNSで拡散されているので、
世界は必ず赤ん坊を「神に守られた奇跡の子供」さらに「救世主」と扱うことでしょう。
ラストシーンではヘジンがこの子を抱きタクシーに乗って去っていきました。
新真理会の対抗組織であるソドの側にこの赤ん坊がいることで、
「パク・ジョンジャと新真理会」 VS. 「赤ん坊とソド」
の対決図式が生まれることでしょう。
まとめ
地獄が呼んでいる赤ちゃんとジョンジャの正体は?シーズン2でどうなるかも考察!というテーマでまとめてみました。
とにもかくにも、あの最後、ラストシーンは多くの謎を残しまくり、伏線も未回収のまま、と、モヤモヤしますが、
これがまさにシーズン2へとつながり、私たちを楽しませてくれる要素に変わりはありませんね。
記事でもまとめましたが、シーズン2では、
「未来を宣告して教えてくれる天国の天使」VS,「残忍な殺害をする地獄の使者」
「パク・ジョンジャと新真理会」 VS. 「赤ん坊とソド」
そこに、1~3話で心を折られていたギョフン刑事、その娘、
ヘジンやパク・ジョンジャの2人の子供兄弟たち、そしてあの赤ちゃんが絡み合ってくる展開となりそうですね。
地獄が呼んでいる赤ちゃんとジョンジャの正体は?シーズン2でどうなるかも考察!
シーズン2を心待ちにしましょう。早く続きが見たい!