『チェンソーマン』に登場するサムライソードは、刀の悪魔と契約した武器人間であり、デンジの宿敵として何度も対決します。
しかし、彼の外見や能力は、他の作品に登場するキャラクターやアイテムと似ているという指摘があります。サムライソードはパクリなのでしょうか?
この記事では、サムライソードの元ネタとされるものとの違いを比較してみます。
サムライソードの元ネタとされるものとは
サムライソードは、刀を鞘から抜くように左手首を引き抜くことで、頭に軍帽と巨大な刀が出現し、両腕にも刀が生えた姿に変身します。また、黒いロングコートを着ており、軍人を彷彿とさせる姿をしています。この外見や能力は、以下の作品に登場するキャラクターやアイテムと似ていると言われています。
- 映画『ヘルボーイ』シリーズに登場する殺し屋・クロエネン
- 映画『コンスタンティン』に登場する武器・ドラゴンブレス
- アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場するキャラクター・長門有希
- 漫画『ABARA』に登場するキャラクター・駆動電次
サムライソードと元ネタとされるものとの違いとは
サムライソードと元ネタとされるものとの違いを、それぞれ見ていきましょう。
- 映画『ヘルボーイ』シリーズに登場する殺し屋・クロエネン
- クロエネンはナチス・ドイツの科学者であり、自らを改造して不死身の身体を得た人物です。彼は軍帽を被り、黒いコートを着ており、刀や銃などの武器を使って戦います。サムライソードと似た外見や武器を持っていますが、彼は刀で変身することはありません。また、彼は自分で改造したわけではなく、他者によって改造されたことが明かされています。
- サムライソードは刀の悪魔と契約したことで変身できるようになった人物です。彼は自分で刀の悪魔の心臓を移植してもらったことが語られており、自ら変身能力を得たことがわかります。また、彼は変身時に頭や両腕に刀が出現しますが、クロエネンはそのような能力は持っていません。
- 映画『コンスタンティン』に登場する武器・ドラゴンブレス
- ドラゴンブレスは聖書に記された「天使長ルシファーの息吹」を模した武器であり、銃の形をしています。この銃は引き金を引くと、刀が飛び出して相手に突き刺さります。サムライソードと似た仕組みの武器ですが、彼は刀で変身することができますが、ドラゴンブレスは変身することはありません。また、ドラゴンブレスは悪魔に対して有効な武器ですが、サムライソードは悪魔と契約しているため、そのような効果はありません。
- アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』に登場するキャラクター・長門有希
- 長門有希は「未来人」と称する存在であり、超能力を持っています。彼女は黒いコートを着ており、眼鏡をかけています。サムライソードと似た服装をしていますが、彼女は刀や銃などの武器を使わず、超能力で戦います。また、彼女は変身することもありません。
- 漫画『ABARA』に登場するキャラクター・駆動電次
- 駆動電次は「白骨」と呼ばれる特殊な体質を持つ人物であり、自らの意思で体内の白骨を操作して戦うことができます。彼は白骨を刀のように伸ばしたり、頭に角のようなものを出したりします。サムライソードと似た能力を持っていますが、彼は刀で変身することはありません。また、彼は白骨という自分自身の一部を使って戦っており、悪魔と契約しているわけではありません。
『チェンソーマン』サムライソードはパクリではなくオマージュ【まとめ】
『チェンソーマン』に登場するサムライソードは、刀の悪魔と契約した武器人間であり、デンジの宿敵として何度も対決します。
しかし、彼の外見や能力は、他の作品に登場するキャラクターやアイテムと似ているという指摘があります。
しかし、それらの作品と比較してみると、サムライソードには独自の設定や特徴があることがわかります。
また、作者の藤本タツキはインタビューやコメントなどで、自分が影響を受けた作品や作者について公言しており、敬意を表していることがわかります。
したがって、サムライソードはパクリではなくオマージュだと言えるでしょう。