『神風怪盗ジャンヌ』は種村有菜先生による人気少女漫画で、『りぼん』で1998年から2000年まで連載されました。
主人公の日下部まろんは、ジャンヌ・ダルクの生まれ変わりであり、美術品に憑依した悪魔を回収する怪盗ジャンヌとして活動しています。
彼女は恋敵でありながらも協力者でもある怪盗シンドバッド(名古屋稚空)や親友の東大寺都とともに、神と魔王の戦いに巻き込まれていきます。
この物語は、美少女戦士と怪盗という異色の組み合わせや、神話や歴史に基づく設定、複雑な恋愛模様などで人気を博しました。
アニメ化もされた作品ですが、原作漫画の方がより深く物語が描かれています。
特に最終回は衝撃的な展開が待っており、読者を驚かせました。
『神風怪盗ジャンヌ』最終回のあらすじ
『神風怪盗ジャンヌ』最終回のあらすじは以下の通りです。
まろんは、魔王から遣わされた堕天使フィン・フィッシュに騙されていたことを知ります。フィンはまろんに悪魔を回収させることで、魔王の力を増やしていたのです。フィンはまろんからロザリオを奪い、彼女をマンションから突き落とします。しかし、まろんは悪魔騎士ノイン(紫界堂聖)に助けられます。
まろんは目覚めると中世フランスにタイムスリップしており、牢獄に捕らわれたジャンヌ・ダルクと対面します。ジャンヌは翌日火刑に処されることを告げます。まろんは同じ時代に飛ばされたノインと協力してジャンヌを救おうとしますが、間に合いません。ジャンヌは火あぶりにされる寸前で、まろんに自分の力を譲ります。
まろんはジャンヌの力で教会の絵画に憑依した悪魔を封印し、現代に戻ります。しかし、彼女は変身能力を失ってしまいます。その後、フィンに操られた都が稚空を誘惑しようとしますが、まろんの機転で阻止されます。都もまろんの正体や事情を知ります。
しかし、稚空はフィンによって魔王の元へ連れ去られてしまいます。まろんは稚空を救うために、魔王の城へ向かいます。そこで、魔王の代理として戦うことになったのは、フィンが悪魔を憑けたまろんの分身だったのです。まろんは自分と同じ姿のジャンヌと対峙します。
『神風怪盗ジャンヌ』最終回の結末
『神風怪盗ジャンヌ』最終回の結末は以下の通りです。
まろんは分身のジャンヌと戦いますが、互角に渡り合います。しかし、まろんは分身のジャンヌに自分の気持ちを伝えます。まろんは稚空を愛していること、ジャンヌ・ダルクになりたかったこと、フィンを許せないことなどを語ります。すると、分身のジャンヌはまろんに共感し、彼女に力を与えます。
まろんは分身のジャンヌと一体化し、新たなジャンヌ・ダルクとして変身します。彼女は魔王に立ち向かいますが、魔王は神の分身であり、神も魔王も同じ存在だったことを明かします。魔王は神が人間に愛されることに嫉妬し、人間を滅ぼそうとしたのです。
まろんは神と魔王の争いに巻き込まれたくないと叫びますが、魔王は聞き入れません。魔王はまろんに襲いかかりますが、その瞬間、稚空が現れます。稚空はフィンやアクセス・タイムら天使や悪魔たちの力を借りて脱出し、まろんの元へ駆けつけたのです。
稚空はまろんを守るために魔王に立ち向かいますが、魔王は稚空を一撃で倒します。稚空は死亡してしまいます。まろんは悲しみに暮れますが、稚空の遺体から光が放たれます。それは稚空が持っていたロザリオでした。ロザリオから神の声が聞こえます。
神はまろんに謝罪します。神は人間を愛していること、魔王を許すこと、稚空を生き返らせることを告げます。神は自分の力を全て使って世界を再生させます。そして、神は消えていきます。
世界は平和になりました。まろんと稚空も無事に生き返りました。彼らは再会を喜び合います。そして、彼らはキスをします。
『神風怪盗ジャンヌ』最終回で衝撃の結末!ジャンヌとシンドバッドの運命は?のまとめ
- 『神風怪盗ジャンヌ』最終回では、まろんと稚空が神と魔王の戦いに巻き込まれます。
- まろんは自分の分身であるジャンヌと一体化し、新たなジャンヌ・ダルクとして変身します。
- まろんと稚空は神や魔王を超えた愛で世界を救います。
- フィンやアクセスなどの天使や悪魔たちも生まれ変わり、まろんたちと再会します。
- 最終回は感動的な結末でしたが、デウス・エクス・マキナ的な展開や登場人物のその後が不十分だったという声があります。