すずめの戸締まりは、新海誠監督による2022年公開のアニメーション映画です。
日本各地に開く「後ろ戸」を閉じるために旅をする少女・鈴芽と青年・草太の物語を描いた作品で、多くのファンを感動させました。
すずめの戸締まりには、鈴芽と草太を導く白猫「ダイジン」が登場します。
一見かわいらしい猫ですが、その正体や目的は謎に包まれています。
この記事では、白猫ダイジンの正体と目的について徹底解明していきます。
また、ダイジンが猫になった理由や元ネタについても紹介していきます。
ダイジンの正体は要石だった!
ダイジンの正体は、鈴芽が宮崎県で抜いてしまった「要石」です。
要石とは、常世(あの世)と繋がる扉の近くに刺さり、「ミミズ」と呼ばれる災いを封じていた石です。
要石は人間や動物が自らの命と引き換えになることで、神様として災厄から地域を守っていました。
ダイジンは要石として長年ミミズを抑えてきましたが、鈴芽に引き抜かれたことで自由の身になりました。
しかし、それだけではミミズが再び暴れ出す可能性があったため、次の要石となる草太を探す旅に出ました。
ダイジンの目的は鈴芽と草太を助けることだった!
ダイジンの目的は、鈴芽と草太を助けることでした。ダイジンは鈴芽に引き抜かれたことで恩人として慕っており、「うちの子になる?」と言われたときには「すずめ やさしい すき」と答えています。
また、ダイジンは自分が要石だったことやミミズの存在などを鈴芽や草太に教えてあげることで、物語の真相を知らせようとしていました。
ダイジンは鈴芽や草太が幸せになることを願っており、彼らを後ろ戸が開く場所へ案内し、災厄から守ろうとしていました。
ダイジンが猫になった理由は?
ダイジンが猫になった理由は、要石から解放された際に自分の好きな姿に変身できたからだと考えられます。
要石は元々人間や動物だったものですが、神様になることで自分の姿を失ってしまいます。
しかし、鈴芽に引き抜かれたことで神様ではなくなったダイジンは、自分の姿を取り戻すことができました。
ダイジンは自分が好きな動物である猫の姿になったのでしょう。
また、猫は昔から神様として崇められていた動物でもあります。
ダイジンは神様としての自分の役割を忘れずに、猫として自由に生きることを選んだのかもしれません。
ダイジンの元ネタは猫神社から?
ダイジンの元ネタは、日本各地にある猫神社から来ている可能性があります。
猫神社とは、猫を神様として祀っている神社です。猫は昔から穀物や蚕などの農作物をネズミから守ってくれるありがたい存在でした。
また、猫は災厄や邪気を払う力も持っていると信じられていました。
すずめの故郷である宮崎県にも、猫神社が10ヶ所もあることから、ダイジンはそこから着想されたキャラクターなのかもしれません。
【すずめの戸締まり】白猫ダイジンの正体と目的を徹底解明!猫になった理由や元ネタも紹介!まとめ
すずめの戸締まりで白猫ダイジンの正体と目的を徹底解明しました。
ダイジンは要石だった神様であり、鈴芽と草太を助けることが目的でした。
また、ダイジンが猫になった理由や元ネタについても紹介しました。
ダイジンは鈴芽や草太にとって大切な存在であり、物語に深みを与えるキャラクターでした。