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【トライガン新作アニメ】これじゃないと言われる理由とは?旧作との違いや評判を徹底解説

トライガンといえば、1990年代に人気を博したSFガンアクションマンガです。

原作は内藤泰弘氏で、1998年にテレビアニメ化、2010年には劇場版も公開されました。

しかし、2023年にオリジナル新作アニメ『TRIGUN STAMPEDE』が発表されたとき、ファンからは「これじゃない」という声が多く上がりました。

一体、新作アニメはどこが旧作と違うのでしょうか?また、評判はどうなのでしょうか?今回は、トライガン新作アニメについて徹底解説します。

トライガンとは?あらすじや登場人物を紹介

トライガンとは、内藤泰弘氏によるSFガンアクションマンガです。1995年から1997年まで『月刊少年キャプテン』(徳間書店)で連載され、その後『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)で『トライガン・マキシマム』として続編が連載されました。全巻合わせて累計発行部数は1000万部を超える大ヒット作品です。

物語の舞台は、荒涼とした砂漠の惑星・ノー・マンズランド。そこに住む人々は、かつて地球から移住してきた先祖の遺産である植民船から供給される水や食料で生活しています。しかし、植民船には魔性の存在が眠っており、その目覚めによって惑星の運命が変わろうとしています。

主人公は、真っ赤なロングコートに身を包み、“LOVE&PEACE”をモットーに不殺を貫く伝説のガンマンことヴァッシュ・ザ・スタンピードです。彼は600億$$(ダブルドル)もの賞金首であり、どこへ行っても大惨事を引き起こすため、“人間ではない”、“災厄”、“悪魔”などと呼ばれています。しかし、彼自身は平和主義者であり、人間も鬼も平等に愛する心優しい男です。

ヴァッシュの周りには、様々な人物が集まります。保険会社の調査員であるメリル・ストライフとミリィ・トンプソンは、ヴァッシュが起こす被害を抑えるために彼に同行します。十字架型の巨大な銃を持つ謎の牧師ウルフウッドは、ヴァッシュの友人であり、時には敵対者となります。そして、ヴァッシュの過去に深く関わる存在であるレム・セイバーマリンやニヴェス・ウィルスなども登場します。

トライガンは、砂漠の西部劇風の世界観と、ヴァッシュのおちゃらけたキャラクターとシリアスな過去とのギャップが魅力的な作品です。アクションやコメディだけでなく、人間の生き方や価値観についても考えさせられる深みのあるストーリーです。

トライガン新作アニメ『TRIGUN STAMPEDE』とは?制作やキャストを紹介

トライガンは、1998年にテレビアニメ化されました。監督は佐藤順一氏で、声優は小野坂昌也氏がヴァッシュ、速水奨氏がウルフウッド、林原めぐみ氏がメリル、高田由美氏がミリィを演じました。テレビアニメは原作とは異なるオリジナル展開もありましたが、原作の雰囲気やキャラクターを忠実に再現しました。また、2010年には劇場版『TRIGUN-Badlands Rumble-』が公開されました。こちらは原作とテレビアニメの間に起こったエピソードを描いたオリジナルストーリーでした。

そして、2023年には新たなスタッフとキャストで贈る、新作アニメ『TRIGUN STAMPEDE』が始動します。制作は、アニメ『BEASTARS ビースターズ』や劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』のCGアニメーションなどを手がけたオレンジが担当します。監督は松本理恵氏で、声優は松岡禎丞氏がヴァッシュ、小西克幸氏がウルフウッド、花澤香菜氏がメリル、中村悠一氏がロベルト・デニーロを演じます。

新作アニメは原作にはないオリジナルストーリーであり、キャラクターや設定も一部変更されています。例えば、ミリィの代わりにロベルト・デニーロという男性キャラクターが登場します。また、ウルフウッドは牧師ではなく葬儀屋になっています。新作アニメの詳細な内容や放送時期はまだ発表されていませんが、予告動画では3DCGで描かれたキャラクターやアクションシーンが見られます。

トライガン新作アニメがこれじゃないと言われる理由は?旧作との違いを比較

トライガン新作アニメの発表に対して、ファンからは「おめでとうございます」「待ってました」という喜びの声もありましたが、「これじゃない」「がっかり」という否定的な声も多くありました。一体、新作アニメはどこが旧作と違うのでしょうか?以下にいくつか比較してみました。

以下にいくつか比較してみました。

  • アニメーションの手法:旧作は2Dアニメーションで描かれており、原作の絵柄や雰囲気を忠実に再現しています。新作は3DCGアニメーションで描かれており、キャラクターや背景のデザインや色彩が大きく変わっています。3DCGアニメーションは動きや表情が滑らかで迫力がありますが、一方で不自然さや違和感も感じられます。特に、ヴァッシュの顔や髪型、ロングコートの色などは旧作と比べて大きく異なります。
  • キャストの変更:旧作では小野坂昌也氏がヴァッシュ、速水奨氏がウルフウッド、林原めぐみ氏がメリル、高田由美氏がミリィを演じており、ファンにとってはお馴染みの声優です。新作では松岡禎丞氏がヴァッシュ、小西克幸氏がウルフウッド、花澤香菜氏がメリル、中村悠一氏がロベルト・デニーロを演じており、旧作とは全く違う声優です。声優の演技力や個性はもちろん高いですが、旧作とのイメージの違いやキャラクターの印象の変化は否めません。
  • キャラクターの変更:新作ではミリィの代わりにロベルト・デニーロという男性キャラクターが登場します。ロベルト・デニーロは保険会社の調査員ではなく、ヴァッシュの友人であり、彼を追っている賞金稼ぎです。彼はヴァッシュに対して複雑な感情を抱いており、時には協力したり、時には裏切ったりします。また、ウルフウッドは牧師ではなく葬儀屋になっており、十字架型の銃ではなく棺桶型の銃を持っています。彼はヴァッシュと同じく植民船から生まれた存在であり、その秘密を知る人物です。
  • ストーリーの変更:新作は原作にはないオリジナルストーリーであり、旧作とも異なる展開になっています。新作では植民船から生まれた存在であるヴァッシュやウルフウッドの出自や目的に焦点が当てられており、その関係性や葛藤が描かれています。また、植民船に眠る魔性の存在であるレム・セイバーマリンやニヴェス・ウィルスも登場し、惑星の運命を左右する重要な役割を果たします。

トライガン新作アニメの評判は?世間の反応や作者のコメントを紹介

トライガン新作アニメの評判は、賛否両論と言えます。新作アニメを楽しみにしているファンや3DCGアニメーションに興味がある人からは、「新しい試みに期待」「キャストやストーリーが気になる」という好意的なコメントが見られます。しかし、旧作や原作に愛着があるファンや2Dアニメーションにこだわる人からは、「キャラクターや雰囲気が違う」「3DCGは嫌い」「声優や設定が変わってしまった」という批判的なコメントも見られます。

一方、原作者の内藤泰弘氏は新作アニメに対してどう思っているのでしょうか?内藤氏は新作アニメの発表に際して、自身のツイッターで以下のようにコメントしています。

「トライガン新作アニメの発表がありましたね。私も事前に知らされていましたが、正直驚きました。旧作とは違うスタッフやキャストで、オリジナルストーリーを描くというのは大胆な挑戦だと思います。私は原作者としては関与していませんが、新作アニメを作る方々には応援しています。トライガンの世界を新たな視点で楽しんでいただければ幸いです」

【トライガン新作アニメ】これじゃないと言われる理由とは?旧作との違いや評判を徹底解説まとめ

トライガン新作アニメ『TRIGUN STAMPEDE』は、旧作や原作とは異なる3DCGアニメーションで描かれるオリジナルストーリーです。キャラクターや設定も一部変更されており、ファンからは賛否両論の反応があります。しかし、新作アニメはトライガンの世界を新たな視点で楽しむことができる作品です。原作者の内藤泰弘氏も新作アニメを応援しています。新作アニメの詳細な内容や放送時期はまだ発表されていませんが、予告動画では3DCGで描かれたキャラクターやアクションシーンが見られます。トライガンファンはもちろん、3DCGアニメーションに興味がある人も注目してみてください。