漫画「キングダム」に登場する山の民とは、秦国の西の山に住む民族の総称です。
彼らは人間離れした身体能力や戦闘技術を持ち、独特の仮面を被っています。
山の民の最大勢力である楊端和(ようたんわ)軍は、秦国と盟を結び、その戦力を発揮しています。
この記事では、山の民の主要キャラや種族、強さについて解説します。
山の民とは?
山の民とは、秦国よりもさらに西にある深い山々に住む民族のことです。彼らは民族ごとにデザインの違う面を被り、腰布を巻きつけただけといった簡易的な格好ではありますが、断崖絶壁を利用した城を築くなど、その技術力は非常に高いです1。また、四百年前に秦王・穆公(ぼくこう)と盟を結んだことがありますが、その後一方的に破棄されて山に追いやられたことで、秦国に根深い恨みを抱いています。
山の民は自分たち独自の言葉を話しますが、平地の言葉も話せる者もいます。しかし、平地の言葉は片言でしか話せない者や全く話せない者も多く、通訳が必要な場合もあります2。山の民はいくつかの種族に分かれており、それぞれに特徴や強さがあります。
山の王・楊端和
楊端和は山界の死王(しおう)と呼ばれる、山の民の王です。彼女は幼少から高い武力と人間性で自身の勢力を拡大してきました。また、世界を広げたいという思いがあり、中華統一を目指す秦王・嬴政(えいせい)と盟を結んでいます。性格は男勝りで勝気であり、戦場では迫力ある言葉で兵士たちの士気を高めます。見た目は容姿端麗で美しい女性であり、素顔を見せることは滅多にありません。
楊端和は合従軍(ごうしゅうぐん)と呼ばれる五国連合軍との戦いで大活躍しました。その功績で秦国から大上造(だいじょうぞう)という大将軍級の地位を与えられました。その後も秦国の戦いに参加し、鄴(えい)攻略戦では六大将軍の第四将に任命されました。楊端和は秦国と山の民の架け橋となり、その強さとカリスマ性で多くの人々を魅了しています。
山の民の主要キャラ
楊端和軍には、楊端和に次ぐ強さを持つキャラクターが多数います。以下にその一部を紹介します。
- バジオウ(ばじおう):楊端和軍のNo.2とも言える強さを持ちます。もともとはバジ族(ばじぞく)の生き残りで、家族もなくひとりで獣のように生きていましたが、楊端和に家族として受け入れられたことで、彼女を命がけで守ると心に誓いました。平地の言葉を話せますが、楊端和と出会うまでは山の民の言葉もわからないような状態でした。
- タジフ(たじふ):巨体で力が強く、大きな丸石が付いた棒の武器で戦う兵士です。バジオウと行動を共にしており、楊端和軍の主要メンバーです。平地の言葉は話せませんが、少しずつ覚えているようです。
- シュンメン(しゅんめん):山の民の中で最も足の速い鳥牙族(ちょうがぞく)の最強兵士です。鳥のくちばしのような仮面が特徴です。ボケたりツッコんだりするセリフが多くあります。
- ダント(だんと):フィゴ族(ふぃごぞく)の王で、かなりの巨体の持ち主です67。ダントは楊端和に惚れていて、犬戎族(けんじゅうぞく)との戦いで活躍し、自分に惚れてもらおうとしていました。下ネタが好きです。
- カタリ(かたり):メラ族(めらぞく)の族長で「強くて優しい太陽」だと一族から慕われていました。平地の言葉を話し、礼儀正しく温厚な性格です。犬戎族主力であるブネン(ぶねん)を討ち取ろうとしますが、戦死してしまいます。
- キタリ(きたり):カタリの妹で、カタリ亡き後メラ族の長となりました。性格は短気で幼く、口が悪いことが特徴です。特に壁将軍に対しては、辛口のセリフをいつも発しています1。鄴攻略にてブネンを瞬殺し兄の仇を討った。
- ダント(だんと):フィゴ族(ふぃごぞく)の王で、かなりの巨体の持ち主です。ダントは楊端和に惚れ込んでおり、彼女が自分に惚れることを狙って鄴攻略に参加していた1。実力は本物で、犬戎族の将軍トアク(とあく)を瞬殺した他、壁(へき)と共に犬戎族の王ロゾ(ろぞ)を討伐した。
- シュンメン:鳥牙族(ちょうがぞく)族長です。山の民の中で最も足の速い鳥牙族最強兵士で、鳥のくちばしのような仮面が特徴です。ボケたりツッコんだりするセリフが多くあります。
以上が山の民の主要キャラまとめです。山の民は秦国の戦いにおいて、重要な役割を果たしています。彼らの活躍に今後も注目していきましょう。