Netflix「不可殺」プルガサル2話のあらすじと伏線まとめ!韓国ドラマ内容を考察!
百年の間に人として死と転生を繰り返し、前世を記憶している女。
600年の間、不死身の存在、「不可殺」になって死ぬことができない男。
この物語はそんな女と男の互いに殺し合うべき運命を背負った、
悠久の時間を過ごす二人の復讐の物語です。
アジアの人間には深く理解ができるそんな輪廻転生の生死観の中で繰り広げられる、
Netflix韓国ドラマの本格ミステリー「不可殺」のあらすじと伏線をまとめてご紹介します
Netflix「不可殺」プルガサル第1話のあらすじ
不可殺(プルガサル)に体を剣で貫かれ、絶命となったファル。
しかしその刹那、ファルの体に不思議な力が宿り復活、
逆に自分を突き刺したプルガサルに剣を突き返します。
「なぜだ!なぜ私の家族まで殺した!!」叫び尋ねるファルに対してプルガサルはつぶやきます。
(お前がやったことだ…お前が憎い…)
そして生身の人間となったプルガサルは涙をこぼしながら灰となって消えてしましました。
「私は生まれ変わる…この傷と共に…」
呆然とするファルですが、自身がその瞬間より不可殺の鬼物、プルガサルになったことを自覚。
妻子を巻き込んでしまった自責の念からも、育ての親、ダンクウ将軍に自身を殺して欲しいと懇願します。
しかしダンクウ将軍はそのファルの想いは受け取らず、逆にこれからは鬼としてのプルガサルでなく、人として生きよ、人の血を飲ような鬼物にはなるな、と自身の命と引き換えにその想いをファルに託すのでした。
自身の運命を巫女に訊ねたファル。
なぜ自分がプルガサルになったのか…それは魂を奪われたからであること。
そして奪った女は人間となり、転生を繰り返していくであろうこと。
それを聞きファルは、
この妻子を殺された恨みをはらすべく、自身をプルガサルにした女を探し、追い求めることを決意するのでした。
時代はそれから100年あまり流れ。
プルガサルの鬼としての自身の本来の野生を抑えつつ生きつづけているファル。
ダンクウ将軍との約束どおり、けして人の血を飲まずに人里離れ生きていました。
そんな中で、あの女の情報を入手、その女に会ったことがある、という男性の元を訪れます。
しかしその男性の正体は、今は人の姿に転生したが過去において人肉を喰らう鬼物であった存在でした。
彼はその女にあったがすでに自身の手で殺したこと、またファルと同じように女を探している鬼物の素質をもった人間たちが訪れるようになっていることを聞きます。
ファルはそこで、過去に自分が葬った鬼物たちが転生し、自分が今追い求めている女を同じように求め、ファルへの復習を果たそうとしている輪廻の流れを知るのでした。
さらに時は流れ2006年。
女の名前はミン・サンウ。彼女こそが600年前にファルをプルガサルにしたその本人です。
彼女は今、双子の姉妹としてこの世に転生。はっきりとファルの存在を記憶している姉のことを不思議に思う、普通の女子学生としてすごしていました。
そんな彼女たちのもとにこの時代にも変わらず生き続けているファルがついにたどり着きます。
ファルからなんとかして逃れようとする姉の努力虚しく、ついにファルに見つかった姉妹は母親共々皆殺しにされました。
ただしかし、妹のサンウだけが一命を取り留め、おぼろげな記憶と姉の、
「プルガサルを殺して」という言葉を胸に、その後も逃亡生活を続けました。
そしてその母と姉が殺されてから15年の月日が流れ。
サンウのもとについにファルが訪れるのでした。
(第2話おわり)
Netflix「不可殺」プルガサル第2話の伏線考察
ラストあたりでやっとクォン・ナラのクリーニング店で働くキラキラした笑顔が観れて、
あーなんかよかったぁ~と思ってしましました。wこれまでが深刻すぎ!
しかしそれもつかの間、また扉越しにファルがサンウに追いつきましたね。
どうなることやら…
ダン・ソル、妻の能力は「人の過去を見れること」
将軍の娘への後悔、「もっと愛してあげれば、愛情を伝えてあげればよかった」は、
まさにファル自身が自分の息子に対して抱いていた感情と同じで、どちらも寂しい父親であったのだなぁ、と感じましたね。
そしてその際に説明されたのが、
「ソルには『人の過去をみることができる』能力があった」
ということ。
この2話にはソルは転生としても登場しませんでしたが、今後のストーリーでこの能力が一つのキーポイントとなる、という伏線がはられました。
曲玉が魂なのね
曲玉(日本だと勾玉)が、まさに人間の魂を象徴する形、なんですね。
絵師に転生した鬼物を倒した際も、こぼれおちた曲玉の魂を粉砕し、その命にとどめを刺していました。
不可殺(プルガサル)になる条件のおさらい
巫女が説明しましたが、不可殺とは
- 魂を奪われ肉体だけとなった存在のこと
- 死ぬことはできずひたすら生き続ける存在となる
- 奪われた魂を取り返さなければ、不可殺の状態から脱することはできない
ということ。まさにタッチされたほうが負け、壮絶な「鬼ごっこ」なんですね。
根深い「恨」の文化、ここでもかよ…
韓国の文化意識を理解する上でどうしても忘れてならないのが「恨」(ハン)の感情。
簡単に言えば恨み、ですが、なかなかこれは長い長い歴史の中で培われ、変貌し、また様々なシーンでも利用されている、難しい文化意識の一つです。
このドラマでもわずか2話の間に「倭寇」(日本からの海賊)により逃げ延びる村人たち、
1593年の壬申倭乱(日本でいう秀吉の朝鮮出兵)で、ピンポイントで日本の蛮行を表現しています。
いや、歴史事実として行為はあったでしょうが、またまたそれ~?
それまでの歴史で中国やモンゴルからの侵略とかってなかなかドラマになりませんが、この日本相手のことだと韓国内では大義名分が立つんでしょうね。絶対ネタとしてぶっこんでくる。
私は日本人なので、正直「世界配信されるNetflixドラマにも入れてくるネタかぁ」と辟易としましたが…。
ま、ここは軽くスルーするしかないですかね。
太っ腹なファル
ファルの少年時代。村人たち、そして実の父親すら見捨てる存在であった彼に、
唯一親切で愛情をくれた村人。彼は2006年には転生し私立探偵となっていました。
その彼を見つめるファルの眼差しが優しかったこと。
そして1人の少女の身元捜査の代金としてまさかの金の延べ棒!インゴット(金地金)の1本って、今でもだいたい1本200万くらい?なので、とんでもない太っ腹!ですね。w
ただそれは、過去に自分にかけてくれた恩をこうして返した、というファルの想いではないでしょうか。
サラっと転生してる将軍
そしてタン・グウ将軍も2000年代には刑事として転生。2話では一瞬の登場でしたが、このあとファル側に関わる人物として絡んできそうです。
双子の姉妹、そのマスク
最初は姉のほうが転生した方…と思わせておいて、名前はちゃんと妹のほうが「ミン・サンウン」だったので途中で理解しました。こっちがヒロインだったんだーっと。
姉は強烈にプルガサルの記憶をとどめて転生していますが、妹は違ったようですね。
ただ鬼物たちは妹に興味津々。バス運転手の鬼物も匂いを妹のほうに嗅ぎにきたりなど。
記憶がないだけで、素養は妹のほうが上だったのでしょうか。
また姉がつけていた青いマスクをクローゼットに隠れる際に託された妹。
その後そのマスクには姉の血が染みていたことから、結果的に妹の中に姉の血も入り、
本来の魂が一つになった、という伏線でしょうか。
Netflix不可殺プルガサルが観れるのはNetflixだけ
まとめ
Netflix「不可殺」プルガサル2話のあらすじと伏線まとめ!韓国ドラマ内容を考察!
六百年の間に人として死と転生を繰り返し、前生を覚えている女性。
600年の間、耳の不可殺になって死ぬことができない男。
果たして2人はどのような運命の螺旋に委ねられていくのか…?
引き続きNetflix「不可殺」のあらすじと伏線まとめをお楽しみください!