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緋村剣心は梅毒でなぜ亡くなったのか?感染理由などについて徹底解説!

今回は、「緋村剣心は梅毒でなぜ亡くなったのか?感染理由などについて徹底解説!」というテーマについてお話します。

大人気漫画るろうに剣心、それに登場する主人公が緋村剣心でした。

そんな緋村剣心ですが、なんと梅毒で死んでしまったのではないかという説をネット上で多くみかけます。

果たして、これらは本当なのでしょうか。

また、梅毒にかかって死んだのならその感染経路は何なのか。

今回はその情報の真偽について調べてみました。

というわけで、緋村剣心は梅毒でなぜ亡くなったのか?感染理由などについて徹底解説!スタートです!

 

緋村剣心の概要

ではそもそも、剣心とは誰でしょうか。

剣心は、和月 伸宏さんによる人気漫画「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」に登場する主人公です。

剣心は、江戸時代末期の頃、親の無い子供「心太」として人買いたちに売られますが、その際に山賊の襲撃に会います。

そこで同じく人買いに売られていた女性たちが身を通して守ったことや謎の剣客・比古清十郎が山賊を討伐したことで、生き延びることができました。

しかし、女性たちは死んでしまい、この事を悔やんだ比古清十郎の手により、彼は飛天御剣を会得し、比古清十郎により「剣心」という名前も得ました。

やがて、成長した彼は時代は幕末に向かっていき剣心はこの動乱を収めるために、剣客として参戦。

桂小五郎の元、維新の志士として数多くの戦いに参戦します。

どこで、人斬り抜刀斎を得ましたが、相次ぐ戦争と殺人にウンザリした剣心は、明治に時代がうつると、一人の剣客として人々を助け生きていくことを決意したのでした。

 

緋村剣心は梅毒でなぜ亡くなったのか?感染理由などについて徹底解説!

 

剣心が梅毒で死んだ、その詳細は

 

そんな剣心ですが、実は梅毒で死んだという事でも有名です。

全ての戦いを終えた剣心はヒロイン薫とともに子供を持ち、平和に過ごしてきました。

しかし、日清戦争という時代の狂気は剣心を逃すことはしませんでした。

最終的に、軍の大物は幕末・明治の英雄である剣心の元を訪ねます。

彼に日清戦争に加わってほしいとの事でした。

剣心は迷いますが、戦うためではなく困った人を助けるためならと了承したことで、彼は中国大陸で旅に出ます。

しかし、大敵には勝てても病に勝てない人間のサガ。

そして、当時の中国大陸といえばどのような病原菌があるかもわかりませんでした。

病にかかってしまった剣心は一度、帰宅します。

そこで薫は、剣心が病に感染していることを知るものの、それを受け止める形で彼と性行為を結びました。

剣心は再び、中国大陸に向かいますが、その最中で船が難破してしまい記憶を失ってしまいます。

そこで中国大陸で馬賊として生きていた友人の左之助に救出されます。

左之助は旧友のために虎を倒し、その心臓を食わせることで体力をつけさせます。

その際に左之助も重傷を負いますが、それでも親友のために彼は奮闘したのでした。

親友の介護もあり、記憶を取り戻した剣心は、日本に帰国することとなります。

そこで、同じく病に倒れた薫と再会。

桜の木の下で、薫と剣心は死にました。

薫はその死の間際剣心の頬にあった×の傷が消えていくのを確認、「やっと消えたね」と涙ながらに言いました。

以上が、剣心の死の真相でした。

 

緋村剣心は梅毒でなぜ亡くなったのか?感染理由などについて徹底解説!

 

剣心が死ぬのはOVA「るろうに剣心 星霜編」での事

 

この死が描かれたのは原作「るろうに剣心」ではなく、本作のTVアニメ版のキャストスタッフが結集したことで生まれたOVA作品「るろうに剣心 星霜編」での出来事でした。

この衝撃的な展開に、多くのファンが激怒するものの。

海外を中心に人気のあった「るろうに剣心」のこのOVAの存在を知った海外ファンを中心に高い人気を集めることとなりました。

 

緋村剣心は梅毒で死んだ

 

最終的に、剣心は梅毒・あるいはそれに似た奇病におかされ死んでしまいます。

TV版ではあんなに強かった剣心が弱弱しくなってしまうのは、多くの観客のトラウマとなりました。

剣心のライバルであった斎藤一も「あいつは死に、俺は生き残るくだらない勝利だ」と今の剣心と勝負することをあきらめてしまうほど弱くなった剣心にはTV版のヒーローの剣心の姿とはかけ離れていました。

 

緋村剣心は梅毒でなぜ亡くなったのか?感染理由などについて徹底解説!

 

死んだのは剣心だけではなく薫も死んだ

 

本作「るろうに剣心 星霜編」では、最終的に薫も梅毒にかかり死にました。

というのも、剣心は一度中国から日本に帰国し、薫と再会し、一夜だけ性的な行為に及びます。

その際に薫は剣心が病気にかかっていることを知りますが、それを納得したうえで全て認める形で彼を愛しました。

つまり、愛する男の病もともに受け止める形で感染したのでした。

この時感染した病が原因で、薫も体が不自由になります。

その後、再び姿を消した剣心を待ちますが、徐々に病は薫の体を蝕んでいました。

最終的に、薫は帰ってきた剣心を受け入れ死にました。

 

なぜ梅毒で死んだのか

 

なぜ、剣心と薫は梅毒で死んだのでしょうか。

それはひとえに病に対して今の世界ほどすぐに対応できるような時代ではなかったことを表現したかったのではないかといわれています。

明治・大正の時代にはペストが日本でも流行していました。

島国と言われている日本でも流行り病の流行を止めることはできません。

それが巨大な中国大陸ではどのようになるでしょうか。

恐らくとんでもない病が流行していてもおかしくはありません。

剣心という男はあらゆる意味で時代の犠牲になった悲しい男であります。

ある意味では彼らしい最期ともいえるかもしれません。

 

どこで感染したのか、感染経路について考察

 

では、剣心が一体どこで梅毒に感染したのか。

その感染経路について考察してみましょう。

果たして、剣心は一体どこで梅毒に感染してしまったのか、改めてその真実がわかるはずです。

緋村剣心は梅毒でなぜ亡くなったのか?感染理由などについて徹底解説!

剣心の梅毒感染経路①怪我人の治療から

 

剣心は、OVAの中では、最終的に軍部の頼みもあり日清戦争に参加しました。

この中で剣心は人を殺すのではなく戦争で傷ついた人々を守り助けるために、中国大陸を転々とさまよっていたことがあきらかになります。

恐らく梅毒にかかったのも、この中国大陸で他人の治療に精を出していた際に、傷口などから梅毒の菌が入りうつってしまったとも考えることができます。

利他的な性格の剣心なら有り得る、というかこの線が強そうです。

 

剣心の梅毒感染経路②剣心は浮気をしていた可能性

 

もう一つの感染経路ですが、剣心は作中でも割と恋愛経験が豊富な男性として描かれます。

最初の妻であった巴、そして最終的に第二の妻となった薫など、さらに結婚や恋愛関係になりませんでしたが、劇中では恵という女性が剣心に惚れるといったような展開もありました。

このように、恋多き剣心、また本人も割とイケメンであることから、寄ってくる女性が多かったと言えるでしょう。

その中の一人にうっかり流されて恋愛関係を結んでしまい、感染した…とも考えられるかもしれません。

しかしながらこれは根拠が薄く、可能性としては低いといえるでしょう。

 

実は剣心が死んだ病気は、梅毒ではなかった

 

なんと、剣心がかかった病気ですが、梅毒ではないといわれています。

剣心が病気にかかって死ぬ「るろうに剣心 星霜編」の監督を務めた古橋一浩さんは、過去に受けたインタビューの中で「梅毒ではなく架空の病気」であると説明。

また、当時、まだ医療が発達していなかった明治の日本の中で、感染力が低い病気でも簡単に感染し、死に至ってしまう現実を剣心を通して描きたかったと書いてあります。

 

原作者が剣心が梅毒にかかって死ぬOVAにキレた

 

ちなみに、「るろうに剣心」の原作者である和月さんは、このOVAシリーズの終わり方にキレているといったような言説が様々なインターネットサイトで出回っています。

実のところ、果たして和月先生は怒っているのでしょうか。

インタビューでは以下のように発言していたといわれています。

 

「剣心と薫の最期の時までをしっかりと描ききったこの星霜編を観てショックを受けたファンの方も少なからずいると思います。自分も初めて観た時はそこまで描いたか。これは容赦なしだなと正直思いました。このテーマを貫くならば゙死”と言う結末は避けられない。けれどエンターテイメントの基本はやっぱり゙笑顔”でハッピーエンド。古橋監督は前者を取り和月は後者を取った。これはそういう事だと思います。ですからファンの方は自分の好きな方のエンディングを取っていただいて構いません。作品のテーマとなる根の部分は一つの幹に全く別の形をした二つの花が実を結んだというのもまた良し。この花をしっかりと楽しんで頂けたならば和月は満足です」

出典:https://dic.pixiv.net/a/%E6%98%9F%E9%9C%9C%E7%B7%A8

 

これだけを読むとやはりその評価は微妙のようにみえます、しかしながら別のインタビューを読むと考えが変わってきます。

 

「正直、和月はパラレルに関してあまり嫌な感覚はありません。和月に言わせればアニメ化もゲーム化も小説化も実写映画化も含めてパラレルです。パラレルは「もう一つの」、もしくは「あるいは別の」物語であってニセモノではありません。一つの作品をまた新たな形で楽しめる素敵な仕掛けと考えます。一つだけやってはいけないのがキャラクターの根幹を変えてしまうコトで、これをやった場合、それはニセモノになります。ニセモノは駄目です。キャラクターが変わらず魅力的であればパラレルはOK」

出典:https://dic.pixiv.net/a/%E6%98%9F%E9%9C%9C%E7%B7%A8

 

どうやら和月先生も剣心が死ぬOVAの話自体は「パラレルとして割り切るならアリ」という風潮のようです。

 

実はファンからの評価は梅毒で死ぬオチは賛否両論

 

そんな、剣心が梅毒に似た奇病で死ぬ「るろうに剣心 星霜編」については現在でも多くの議論が行われています。

ファンの一部は、「病気にかかって死ぬバッドエンドなんてみたくない」という声もある反面、本作における薫と剣心の最期を気に入っている人も多くいます。

考えてみれば、愛する人が病にかかってもその病を受け止めて死ぬというのは、究極の愛の形であるといえるでしょう。

実際に本作を観ましたが、この退廃的な世界観は物悲しく他のジャンプ作品のアニメでは実現不可能な決着をうまく描いたと思います。

一種の時代劇作品としてみても、かなり完成度が高いのではないかと思います。

まとめ

 

今回は、緋村剣心は梅毒でなぜ亡くなったのか?感染理由などについて徹底解説!というテーマについてお話ししました。

今回分かった情報をまとめると、以下のようになります。

 

  • 剣心が死んだのはOVA版のみで、原作は死んでいない
  • 剣心がかかった病気は梅毒ではなく架空の病
  • 剣心は人助けをしていく内に感染してしまった
  • 剣心だけではなく薫も死んだ
  • 剣心が病にかかって死んだのはまだ病に弱かった時代の反映

 

以上、緋村剣心は梅毒でなぜ亡くなったのか?感染理由などについて徹底解説!でした!