ジャニーズ事務所の創業者であるジャニー喜多川氏による性加害問題が、2023年になってもなお波紋を広げています。
この問題に関して、被害者を名乗る元ジャニーズタレントたちが「ジャニーズ性加害問題当事者の会」を結成し、ジャニーズ事務所に対して謝罪や補償を求めています。
しかし、この当事者の会に対しては、「胡散臭い」「金目当て」「怪しい」といった批判的な声も多く聞かれます。では、なぜ当事者の会はそうした声を浴びるのでしょうか?
この記事では、ジャニーズ当事者の会が胡散臭いと言われる理由と、世間の声をまとめてみました。
ジャニーズ当事者の会が胡散臭いと言われる理由
ジャニーズ当事者の会が胡散臭いと言われる理由は、主に以下の7つです。
- 代表や副代表が過去にジャニーズ入所方法を指南していた
- ジャニーさんのお別れ会に出席していた
- ジャニーズタレントの住所を記載した本を出版して差し止めになった
- 出版社社長が経済的な問題で暴露本を出版したと発言した
- 代表が性加害を受けていないと発言した
- 副代表が生活保護受給者だった
- ジャニーズ事務所に基金設立要請した
それぞれ詳しく見ていきましょう。
代表や副代表が過去にジャニーズ入所方法を指南していた
当事者の会の代表である平本淳也さんや副代表である石丸志門さんは、過去に自身のブログや本でジャニーズ入所方法を指南していました。平本さんは「これまでに結構な合格率で送り込んでいる」と自負しており、弟もジャニーズ事務所に入所させたという。石丸さんも「元ジャニーズ事務所所属」という肩書きを使って活動していたという。これらのことから、彼らはジャニーさんやジャニーズ事務所に恨みがあるわけではなく、むしろ利用していたのではないかと疑われています。
ジャニーさんのお別れ会に出席していた
2019年9月に開かれたジャニーさんのお別れ会に、当事者の会のメンバーが出席していたことも発覚しました。出席者は平本さんや石丸さんだけでなく、長渡康二さんも含まれていました。彼らはなぜ性加害者であるジャニーさんに別れを告げる必要があったのでしょうか?また、平本さんはその後自身のSNSをすべて削除したという。これらのことから、彼らの真意が不明確になっています。
代表が性加害を受けていないと発言した
当事者の会の代表である平本さんは、2023年に公開されたBBCのインタビューで「性被害には遭っていない」と発言しました。「僕そこまでやられてないんで。マッサージしてもらったレベルのほんの少しの延長。だから被害にも何も遭ってない」とコメントしました。しかし、2023年8月4日の産経新聞では、「ジャニーさんに夜な夜な体をまさぐられた」と告白しています。このように、平本さんの発言には矛盾があります。また、当事者の会の代表であるにもかかわらず、自分が被害者ではないと言っていることは不自然です。
副代表が生活保護受給者だった
当事者の会の副代表である石丸さんは、過去に生活保護を受給していたことが判明しました。石丸さんは2019年12月に「生活保護受給者から元ジャニーズJr.へ」という記事を自身のブログで公開しました。その中で、「生活保護受給者だった時期があった」「生活保護受給者だった時期でも元ジャニーズJr.だったことは隠さずに生きてきた」と述べています。このことから、石丸さんもお金に困っていたことがわかります。