『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁は、高い身体能力と人懐こい性格を持つ15歳の少年です。
しかし、彼は実は1000年間生まれなかった逸材であり、呪術界の黒幕・羂索によって作られた存在でした。
彼はどのようにして生まれたのでしょうか?
また、彼が持つ能力や術式、両親や呪胎九相図との関係などはどうなっているのでしょうか?
今回は、虎杖悠仁について、プロフィールや正体、能力や術式などを詳しく解説します。
虎杖悠仁のプロフィール
まずは虎杖悠仁のプロフィールを見てみましょう。
- 名前:虎杖悠仁
- 誕生日:3月20日
- 年齢:15歳
- 身長:173cmくらい
- 体重:80kg以上
- 体脂肪率:1桁
- 所属:東京都立呪術高等専門学校1年
- 声優:榎木淳弥
虎杖悠仁は元々は宮城県仙台市の杉沢第三高校1年生でしたが、とある超常現象に巻き込まれたことをきっかけに、東京都立呪術高等専門学校に転入することになります。
彼は誰に対してもフレンドリーに接することができるコミュ力の塊であり、呪術高専の先輩たちからは「善人」「呪術師には珍しい根明」と評価されています。
虎杖悠仁の正体とは?羂索によって作られた宿儺の器
虎杖悠仁の正体は、1000年間生まれなかった宿儺の器です。
宿儺とは、最強の特級呪霊であり、20本ある指を食べることで完全復活すると言われています。
虎杖は偶然手に入れた宿儺の指を飲み込んだことで、宿儺が受肉し現代に復活してしまいます。
しかし、虎杖は千年生まれなかった逸材と評されるほどに高い適性と耐性を持っており、宿儺の意思をも抑え込むことに成功します2。
しかし、この出来事はすべて羂索という呪術師によって仕組まれていました。羂索は1000年以上前から活動している呪術師で、物語の黒幕的な存在です。
彼は宿儺の器となり得る人間体を欲し、その結果作られたのが虎杖だと考えられます。
虎杖の母親は羂索に乗っ取られた人物であり、虎杖の父親は虎杖そっくりの人物でした。虎杖の両親は子供を望んでいたものの、それが叶わないまま母親は死亡しています。
しかしなぜか2人の間には虎杖が産まれ、家庭には額に縫い目のある謎の女が当たり前のように入り込んでいたのです。
この女性の正体は、偽夏油になりすまし、加茂憲倫を乗っ取って呪胎九相図を制作した羂索で間違いないでしょう。
つまり、虎杖は羂索と加茂憲倫の子供であり、宿儺の器として作られた存在なのです
羂索はそれ以前に作っていた呪胎九相図は、虎杖を完成させるための実験だったとも捉えられます。
虎杖悠仁の能力と術式
虎杖悠仁はもともと術式を持っていません。
しかし、彼は宿儺の指を飲み込んだことで呪力を得ることができました。宿儺は虎杖から伏黒恵に受肉しましたが、その後明らかになった虎杖の両親の描写を考えると、虎杖は呪胎九相図とは別に作られた存在だと考えるのが自然です。
しかし虎杖が意図的に作られた存在という点では、人間よりも呪胎九相図に近いと言えるかもしれません。
宿儺の術式はまだ明らかになっていません。
作中で宿儺が使ったと思われる術式は、切断や斬撃、炎といった術でした。
もし、虎杖に術式が刻まれるとしたら、この辺りの術かもしれません。
しかし、いずれも渋谷事変で宿儺が使った術式です。
虎杖の性格上、宿儺が大量殺人で使った術式を虎杖が使用するとはあまり思えません。
宿儺の術式が刻まれたとしても、使用しないかもしれませんね。
一方、虎杖自身が編み出した技は2つあります。一つ目は逕庭拳です。
これは呪力を拳に集中させて打撃力を増幅する技で、五条悟から教わりました。
二つ目は黒閃です。これは呪力を極限まで高めて放つ一撃必殺の技で、五条悟や七海建人から教わりました。
虎杖悠仁の活躍
虎杖悠仁は、呪術高専に入学してから数々の事件に巻き込まれ、その度に成長してきました。彼の主な活躍を振り返ってみましょう。
- 宿儺と出会う:虎杖はオカルト研究会の先輩たちを守るために、宿儺の指を飲み込んでしまいます。その結果、宿儺が受肉し、虎杖は死刑宣告を受けます。しかし、五条悟の提案で、宿儺の指をすべて食べさせるという条件で死刑執行を延期されます。
- 呪胎九相図と対峙する:虎杖は呪術高専に転入し、伏黒恵と釘崎野薔薇とチームを組みます。彼らは呪胎九相図という特級呪霊と戦うことになります。虎杖は呪胎九相図の長兄・脹相と対決し、宿儺が発動した逆展開で勝利します。
- 死滅回游に参加する:虎杖は死滅回游という特級呪霊退治の任務に参加します。そこで彼は日車寛見や花御と戦い、逕庭拳や黒閃などの技を習得します。
- 渋谷事変に巻き込まれる:虎杖は渋谷事変という大規模な呪詛戦争に巻き込まれます。そこで彼は偽夏油や真人と戦い、宿儺が伏黒に受肉することを許します4。また、彼は自分の両親や正体に関する衝撃的な事実を知ります。