呪術廻戦は、芥見下々先生による人気漫画で、2020年からアニメ化もされています。
この作品の中で、主人公の虎杖悠仁と契約した特級呪霊・宿儺は、虎杖のクラスメイトである伏黒恵に対して特別な関心を持っています。
宿儺は伏黒の術式・十種影法術に興味を示し、何度も助けたり評価したりしています。
また、他の呪霊たちは伏黒を「宿儺にとっての地雷」と呼んでいます。
なぜ宿儺は伏黒を推すのでしょうか?
伏黒はなぜ宿儺にとっての地雷なのでしょうか?
この記事では、宿儺と伏黒の関係や地雷の意味について、漫画やアニメのエピソードをもとに徹底解説します。
宿儺と伏黒の出会いと関係
まずは宿儺と伏黒が初めて出会ったシーンから振り返りましょう。
宿儺と伏黒が初めて顔を合わせたのは、マンガ8話(アニメ5話)でした。
この時、虎杖たち東京校の1年生は、少年院で特級呪霊・九相図と戦っていました。
九相図に苦戦する虎杖は、宿儺に力を借りるために契約を結びます。
しかし、契約内容が曖昧だったため、宿儺は虎杖の体を乗っ取り続けます。
そして、九相図を倒した後も暴走し、伏黒と対決することになります。
この時、宿儺は伏黒の術式・十種影法術に興味を持ち始めます。
十種影法術は禪院家相伝の術式で、言霊や式神を使って戦うことができます。
宿儺は伏黒に「魅せてみろ! ! 伏黒恵」と挑発し、「ふるべゆらゆら」という言霊で最強の式神・魔虚羅(まこら)を召喚させようとします。
しかし、魔虚羅が出現する前に虎杖が意識を取り戻し、宿儺は消えてしまいます。
その後も宿儺は何度も伏黒に関心を示します。
マンガ11話(アニメ7話)では、宿儺が虎杖に心臓を取られて死んだ後、生得領域で再会します。
この時、宿儺は「近い内、面白いモノが見れる」と言います。
また、マンガ30話(アニメ13話)では、「(宿儺の)唯一の好奇はただ一人」というナレーションが入ります。この一人というのは伏黒のことです。
さらにマンガ53話(アニメ24話)では、他の呪霊たちが伏黒を「宿儺にとっての地雷」と呼びます。
これは、宿儺が伏黒のことを特別視していることを感じ取っているからです。
実際、宿儺は渋谷事変で伏黒が危機に陥った時に、反転術式で治療したり、魔虚羅を倒したりしています。
宿儺は伏黒に対して、他の人間や呪霊とは違う態度を取っているのです。
宿儺が伏黒を推す理由
では、なぜ宿儺は伏黒を推すのでしょうか?ここでは、いくつかの可能性を考えてみます。
伏黒と戦いたい
一つ目の理由は、宿儺が十種影法術を完全に身に着けた伏黒と戦いたいと思っているからです。宿儺は平安時代に生きた呪霊で、当時は無類の強さを誇っていました。しかし、呪術師たちによって倒され、指20本に分断されて封印されました。宿儺を倒した呪術師の中には、禪院家の呪術師もいたと考えられます。
伏黒恵の父・伏黒甚爾は禪院家の出身であり、十種影法術は禪院家相伝の術式です。この術式は五条悟も認めるほどの高度なもので、言霊や式神を自在に操ることができます。特に魔虚羅は最強の式神と言われており、過去に調伏した十種影法術師はいませんでした。
宿儺は少年院で伏黒の戦闘能力を見て、その可能性に興味を持ったのかもしれません。もしかしたら、宿儺は伏黒が十種影法術を完全にマスターし、魔虚羅を調伏することを期待しているのかもしれません。そして、その時が来たら自分と戦わせてみたいと思っているのかもしれません。宿儺は1000年前の雪辱を果たすために、自分より強い相手と戦うことを望んでいるのかもしれません。
伏黒の術式がお気に入り
二つ目の理由は、宿儺が伏黒の術式・十種影法術がお気に入りだからです。宿儺は虎杖を「おまえはつまらん」と切り捨てるなど、体術中心の戦闘スタイルは好きではないようです。むしろ禪院家相伝の十種影法術のように、次第に発展し応用が効く術式の方に興味があるようです。
最初に伏黒の術式を見た時に、十種影法術を応用した使い方までイメージできたのかもしれません。また、魔虚羅などの式神も気に入っている可能性があります。宿儺は自分より弱い相手ではなく、自分と同等かそれ以上の力を持つ相手と戦うことを望んでいるのでしょう。
伏黒の人間性に惹かれている
三つ目の理由は、宿儺が伏黒の人間性に惹かれているからです。
宿儺は人間を見下しており、自分の思い通りにならないと殺すことも厭わない残忍な呪霊です。しかし、伏黒に対しては、殺すという選択肢を考えたことがありません。
むしろ、伏黒が危陣に陥った時には助けたり、評価したりしています。
宿儺は伏黒のことを「面白いモノ」と呼んでいますが、これは単なる興味ではなく、好意や尊敬の意味も含まれているのかもしれません。
宿儺が伏黒の人間性に惹かれている理由としては、以下のような点が挙げられます。
- 伏黒は宿儺に対して恐怖や嫌悪を示さず、平然と話しかけたり、挑んだりすることができます。宿儺は自分を恐れる人間や呪霊に飽きており、伏黒のような勇敢で自信のある人間に興味を持っているのかもしれません。
- 伏黒は虎杖や五条などの仲間や師匠を大切に思っており、彼らのために戦ったり、助けたりします。宿儺は自分以外の存在を無視するか軽蔑するかすることが多いですが、伏黒のような情に厚い人間に感化されているのかもしれません。
- 伏黒は十種影法術を継承した禪院家の出身ですが、家族や血統に縛られず、自分の道を歩んでいます。宿儺は自分の運命や存在意義に疑問を持っており、伏黒のような自由で強い意志を持つ人間に共感しているのかもしれません。
呪術廻戦の宿儺が伏黒を推す理由とは?両者の関係を徹底解説!【呪術廻戦】まとめ
以上、宿儺が伏黒を推す理由とは?両者の関係や地雷の意味を徹底解説しました。
宿儺と伏黒は呪霊と呪術師という立場や性格が正反対ですが、それゆえに惹かれ合っているのかもしれません。
宿儺は伏黒に対して戦闘的な興味だけでなく、人間的な好意や尊敬も抱いている可能性があります
。また、伏黒は宿儺に対して恐怖や憎悪ではなく、好奇心や挑戦心を持っています。
この二人の関係は今後どうなっていくのでしょうか?呪術廻戦の続きが楽しみですね。