調査官クギョンイ9話のネタバレ!あらすじ感想と考察まとめ!
10月30日よりスタートした新ドラマ「調査官ク・ギョンイ」。
警察出身の保険調査官ク・ギョンイ(イ・ヨンエ)が、事故に偽装された疑惑の連続殺人事件を解き明かすミステリードラマです。
その内容はスリラー、ミステリー、そしてコメディなど様々なジャンル含んだ非常に見応えのあるドラマです。
ネタバレも含みますのでまた視聴されていない方はご注意ください!それでは早速どうぞ!
調査官クギョンイ9話のネタバレ!あらすじ
IT企業社長コ・ダムの死因がヨン理事たちの殺害であったとの確信のもと、
ヨン行きつけの山小屋食堂に直接訪れたクギョンイ。
ヨンとの対峙のそのまさにその時、背後に現れたのはなんと(K)であるイーギョンでした。
驚くヨン理事とクギョンイでしたが、イーギョンの提案はまたさらに驚くものでした。
「黒幕のヨンを殺しにきたんじゃないよ、私には後ろ盾がほしいの。私の仕事…殺人をするための。」
そんな提案を笑いながらするイーギョンにクギョンイは飛びかかります。
殺人の協力を依頼する提案に対してもですが、同時に彼女の首にはナジョ匕にあげたスカーフが巻かれていたからです。
ナジョ匕はどうしたの!?彼女を殺したら許さない!!
殺した、とも、殺してない、とも言わないイーギョンをおいてその場から駆け出すクギョンイ。
しかしイーギョンの提案を受け入たヨン理事はクギョンイを裏切り、彼女を抹殺するようキム部長に促すのでした。
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キム部長はいつものごとく淡々とヨン理事の指示を守り、クギョンイをゴミ廃棄場に捨て去りました。
しかしゴミ廃棄場の処理施設のなかで鉄骨パイプに体がひっかかり一命を取り留めたクギョンイ。
朦朧とした記憶と体力をふりしぼりその廃棄場から脱出、
駆けつけた調査員チームのメンバーに迎えられ助けられたのでした。
そのチームメンバーの中には、イーギョンに殺されたと思われたナジョ匕の姿も。
彼女はこのクギョンイへのヨン理事たちが行った仕打ち、ヨン理事の危険性に目が覚め、
クギョンイたち調査員チームにあらためて仲間として合流するのでした。
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イーギョンはヨン理事と手を結んだおかげで、立派な隠れ家をあてがわれます。
ただここは、普段は一歩も外に出ることはできず、ただヨン理事による殺人依頼がある時にのみ、
外出可能という完全な監視下におかれたまさに監獄のような場所でした。
そんな環境の中でイーギョンは一人、神話のセリフを語りながら、
ある感情に突き動かされ、思わず涙に暮れるのでした。
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実はイーギョンとヨン理事、クギョンイが出会う前に、
イーギョンはナジョ匕の家を訪れていました。
ナジョ匕を襲い、思わず首をしめ殺しかけてしまいますが、
そこをあえて人工呼吸などを行い生き返らせました。
イーギョンは誰が叔母を殺したのか確認したかったのです。
そしてナジョ匕が語った「黒幕はヨン理事だ」という言葉から、
ではなぜヨン理事は自分を捕まえようとしていたのか…?
寝入っている娘、父の存在を脅しの材料に使われ従わざるを得なかったナジョ匕は、
その理由は自分が調べることを約束しました。
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そのイーギョンの依頼に乗る形で、クギョンイチームは調査をすすめます。
ギョンスの記憶力から導かれたあるタトゥーの意味。
それはイーギョンの右腕でもあった、ゴヌクにあったものと、
今回の保険調査の一番の事件(第1話)であった、船上パーティーで見殺しにされた被害者イ・ジュニョウンのそれとが、一致していることから、
彼らが少年院における仲間同士であったことを突き止め、さらに
そのイ・ジュニョウンのスマホにあった履歴からゴヌクの存在を突き止めます。
ゴヌクは彼氏のダエ・ホとイーギョンによって、失意の別れをさせられてから警備会社も辞め、
すっかり落ち込んでいた所で、簡単にクギョンイたちに確保されます。
クギョンイの尋問を受けるゴヌクは、最初のイ・ジュニョウンを見殺しにした当時船上パーティーに参加していた工場メンバー殺しを自白、
同時にイーギョンが自分を見捨てヨン理事側に付いたことを聞かされ、自身の身の危険を感じます。
そんなゴヌクの家には謎の郵便ダンボールが届いていました。
クギョンイから脅かされていたゴヌクやギョンス、サンタがビクビクする中、
クギョンイがその郵便物を開けると、
そこにはプレゼントの花、という名目である男性が縛られているのでした…
(第9話終わり)
調査官クギョンイ9話のネタバレ!感想と考察
いやいや、これ誰よ????生きてるよね??ダエホじゃないよね、痩せてるし???
という視聴者の疑問も踏まえ、
ヨン理事がなぜコ・ダムを(K)の手を使わず自分で殺す必要があったのか、
イーギョンはなぜ、ヨンに今近づいたのか、
多くの謎を残し、しかも謎の男性が送られてきたシーンでの終わり方、
もう10話観るしか無いじゃん!というラストでしたね。
またついに残す所、あと3話となり、一気に物語の本質に近づき、そしてまたたくさんの
伏線をバラまきまくる、という、とんでもない見どころだらけの回となりました。
こちらではそれらをひとつづつ回収していきます。
クギョンイが見た、幻聴の数々
ゴミ廃棄場の底辺に落下し、脱出不可能と思われたクギョンイ。
彼女を救ったアイテムの一つが、ロープを造るために必要だったこのツナ缶でしたが、
これは第1話で女子校時代の(K)ことイーギョンが、初めて殺人を行った用務員殺し、の際にも使用されていた同じ銘柄のツナ缶でした。
イーギョンは殺人に使い、
クギョンイは自身の命を救うことができた、
同じツナ缶でも使用する人間によって全く違う役割を演じた象徴的なアイテムでしたね。
そして、このゴミ廃棄場を脱出するキッカケとなる、
彼女が見た、自分を勇気づける幻聴の数々。
酒、ゲーム、酒のつまみ、など、自分が好きなものには釣られませんでしたが、
茶色い飴…おそらく夫との思い出のお菓子なのでしょうか、
黒い人形…自分が追いかけている(K)の象徴、
スカーフ…自身の昔からの唯一の味方だったナジョ匕をあらわすアイテム、
それらを順に見たことにより、生き延び脱出する気持ちが呼び起こされていました。
茶色の飴…これに関しては、残りの話数の中で回収されることでしょう。
コダムのブツとは
今回の一番の黒幕、ヨン理事がコダムを殺害するに至った最大の理由、それがこの「コダムが(隠し持っていた)ブツ」というものでしょう。
長男息子の選挙戦のライバルとして。それはけして「殺害」するほどの理由ではありませんでした。
それが一体なんなのか、未回収伏線として以降の話に期待しましょう。
謎の庭番
イーギョンが軟禁されることとなった、ヨン理事が用意した隠れ家。
監獄のようなカンペキなシステムですが、ヨン理事の若かりし日の狩猟の写真などが飾られていたことからも、ここはヨン理事の自宅・別荘であったことが読み取れます。
そしてそこにいる、深く帽子をかぶる老人。
…こちらも未回収伏線となりましたが、ひょっとしてヨン理事の夫??
次男坊がとんでもないヤツだった!
第2話でヨン理事が初登場した山の中の狩猟小屋。
食事をしながら流れていたテレビに映った息子ホ・ビョンテの映像を観て
「可愛い子、誰の子なのかしら♡」と自慢げに眼を細めていたヨン理事でしたが、
その後ちょいちょい登場したこのビョンテに微妙な表情が続いていましたね。
実は爽やかな表向きのテレビの人気者の顔の裏では、パイプカット手術をしても辞めれないほどの、
相当の女性好き、遊び人であることが今回でわかりました。
かねてよりその女好きの後処理に手を焼いているヨン理事が、今回もポン引きにタカられている息子の後処理として、
イーギョンに殺害を依頼したヨン理事。
この次男坊がヨン理事の弱点になるようで、今後の展開が気になりますね。
演じるパク・ジビンは実際にも「国民の弟」と言われるほどの人気者。
その彼に「キムチ漬けの刑」をしたのは、韓国でもかなりのインパクトだったようです。
パワーブロガーおめでとう
これが伏線なのかわかりませんが(たぶん違うw)、
キム部長、ついに趣味の食レポブログが認められ「パワーブロガー」に!
その連絡を受けたキム部長のうれしそうなことw
そんな彼が数秒簿にクギョンイを殺害するのですから、ギャップの恐ろしさが際立っていましたね。
クギョンイはゲーム的にはレベル99
キム部長に樽に閉じ込められ殺されかけたクギョンイ。
劇中はそれがゲーム画面で表現され、普通ならもうゲームオーバーなところを、
「コレを観ている・プレイしているあなた、こんなゲームオーバーいやでしょ?」
と視聴者に言わんばかりのゲームリセット、再スタートのボーナスステージにいきましたね。
このゲームシーンのクギョンイのライフポイントは死にかけでしたが、レベルはちゃんと99もあったのが笑えました。
サンタがどんどん解禁
声にだしクギョンイを探すサンタ。もはやチームの全員にも、声が出るのがバレる、というのは時間の問題ですね。
靴の中に発信機を入れ、スマホアプリの高齢者追跡機能を使いクギョンイを探すサンタ。
「彼女はこんな長いメールの文章は打たない」と気づいたり、もはや介護状態なのが笑えましたね。
ただ、一番気になる発言がひとことありました。探しても探しても見つからないクギョンイを想い、
「二度と見失いたくないのに…」と。つぶやきました。
この二度、というのは何を意味するのでしょうか。これも未回収伏線としてこのあとの話に持ち越しとなりました。
門前の小僧習わぬ経を読む
ギョンスのタトゥーへの記憶から導かれたゴヌクへのヒントを、クギョンイが褒めたシーンで使われたいた日本語訳。
門前の小僧習わぬ経を読む…意味は、
寺の門前で遊んでいる小僧(この場合近所の子供)でも、いつも見聞きをしていれば、習わない経が読めるようになるように)、
つまり、繰り返し見聞きできる環境におけば、自然とその知識がつくようになるものであるということ
こちら、韓国語では、これと同じ意味のことわざをクギョンイは言っていました。
「西堂にいる犬も3年後に風月を詠む」…
学校お堂の、その脇にいる犬であっても、3年も入れば風流な詩を詠むこともできるでしょう、
転じて、「知識と経験が全くない人でもその部門に長く居れば、立派な知識と経験を持つようになる」ということを喩えた言葉です。
犬をことわざにもってくるところが、いかにも韓国らしい、そんな小ネタでした。
睡眠薬入りプロテイン
BL相手のダエ・ホとの別れからすっかり意気消沈のゴヌク。どんだけ荒れてんだよ!wという感じでしたが、
彼がダエ・ホからもらった思い出の「プロテイン」。
まさかその中に睡眠薬が仕込まれているとは…。
あれ??睡眠薬を仕込んだのって一体だれ???
イーギョン?ヨン理事?…ん?ダエホ???
クギョンイは言いました。「あなた、このあとは全てを疑いなさいよ」と。
未回収伏線として、こちら注意です。
そしてとにかく、このゴヌクもですが、男性陣がどんどん情けなくなっていくのが笑えるポイントでした。爆弾怖くて3人で抱き合わないで!w
ナジョ匕成長してる!!
ヨン理事がなぜ(K)を探していたのか?その秘密に近づくため、ナジョ匕はこれまでどおり、長男の選挙戦の手伝いをしています。
内心ドキドキのナジョ匕ですが、ヨン理事と対峙した際の会話では、以前クギョンイから指摘されていた、
「隠し事ややましいことがあると、語尾が上がる癖がある」という口癖を修正、
落ち着いてヨン理事に内心がバレないように会話していました。
ヨン理事に見破られたかな?と一瞬ひやっとしましたが、なんとか無事乗り切ったナジョ匕。
観ている私も同じ様に深呼吸してしましました。
バリ姫の神話
そして、今回のこの9話で、このクギョンイにおける、最も重要な伏線の一つがついに発信されましたが、みなさん気づきましたか?
それは、ヨン理事に用意された軟禁状態の家で、夜中イーギョンが演じた一連のセリフ。
彼女の手にはなにやらこれまでと同じ童話?の本が握られていましたね。
その本のタイトルは「baridegi(バリデギ)」。
これまでの彼女の殺人スタイルの元になっていたシェークスピアの「リア王」や、
グリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」という欧米系の物ばかりでしたが、(これはすでにヨン理事が用意してくれた別荘の中の本棚にもありましたね。)
この「baridegi(バリデギ)」というのは、通称「バリ姫」という、韓国の神話の一つです。
「バリ姫」…韓国の神話
李朝のある王家に生まれながら、待望した男子でなかったために捨てられた第七王女バリ姫(「バリ」は朝鮮語で「捨てる」という意味)が、重病を患った王である父親のために不死薬を求めて旅に出ます。そして地獄に住む神仙との契約結婚(家事をすること、子供を7人うむこと、など)を経てその見返りにやっと手に入れたその薬水を用い、すでに亡くなった両親を蘇らせる話
その神話の一節を読み上げ、そして涙する姿…
バリ姫とは
「親からすてられた娘、しかし両親を愛している」
「地獄の住人と契約を結び行動する」
「見返りとして両親を生き返らせることを目的とした」
イーギョンは、
幼少期にアメリカ・シアトルで「両親に捨てられた娘」であり、
劇中で何度も現れる、殺意の手助けをする黒い影の存在、そんな地獄の住人と「契約(殺人行為)をする」、そのことにより、
彼女は目的は…っと思っているのかもしれません。
さてさて、彼女が劇中で初めて見せた涙の意味は、はたして…?
まとめ
調査官クギョンイ9話のネタバレ!あらすじ感想と考察まとめ!というテーマでまとめてみました。
引き続きこちらでは「調査官クギョンイのネタバレ!あらすじ感想と考察まとめ!」をお楽しみください。