パンくんは2001年に生まれたチンパンジーで、幼児期に日本テレビのバラエティー番組で、『志村動物園』に登場した天才チンパンジーです。
当時は、人間の言葉に対し相槌をしたり、いわれたことを素直にこなす姿が『かわいい』とか『すごい』という声が多数ありました。
実は、筆者もパンくんが登場した『志村動物園』を、毎週欠かさず見ており、パンくんに関しても『すごいチンパンジーだな』と感心していたのです。
本記事では、パンくん事件とは何かや、美人研修員に襲い掛かり顔がザクロ状態になったという噂は本当かをお伝えします。
・パンくん事件とは?
・【パンくん 事件】パンくんが20歳美人研修員に襲い掛かり顔がザクロ状態という噂は本当?
・【パンくん 事件】パンくんが狂暴化した理由
・パンくん事件に関してSNSでの反応
パンくん事件とは?
パンくんの事件って、人間が幻想でお洋服着せてちやほやするのには無理な年齢になったのに目をつぶってきたが故に起きた悲劇だね…。噛まれた女の子、ドクターヘリで運ばれて縫合手術って…|||
— かおちそ (@kaochin828) September 7, 2012
名前 | パンくん |
別名・愛称 |
ヨウイチ(幼名)
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生物 | チンパンジー |
性別 | 雄 |
生誕 |
2001年10月1日(21歳)
日本・宮崎県宮崎市 |
人間換算年齢 | 36.7歳 |
活動期間 | 2004年 – 2012年 |
飼い主 | 阿蘇カドリー・ドミニオン |
体重 |
40キログラム(2012年時点)
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体長 |
125センチメートル(2012年時点)
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パンくん事件とは、2012年9月6日に『みやざわ劇場』の公園終了直後に、舞台袖にいた女性研修員にいきなりパンくんが飛び掛かり、噛みつきました。
『宮沢さん』こと宮沢厚とトレーナーが引き離しましたが、研修員は額や耳の後ろや、腰や足首などを噛まれ約2週間の怪我を負いました。
研修員はドクターヘリで運ばれて、縫合手術を受けたのです。
パンくん事件が起きてからは、当面の間ショーを中止しています。
毎日新聞は『こんなことは初めてなので、驚いている。原因もわからない』としています。
そして、産経新聞は『襲った原因は不明だが、チンパンジーは大人に近づくと雌への優位性を示そうと、抗g機的になることがある」としています。
パンくんは、本格的な繁殖準備に入るため、2013年4月までの予定で、引退公園に出ていました。
園は『今後のショー開催は厳しい』と、見解を示しました。
事故後は、パンくんは糸目のつかないところで飼育されていましたが、2012年11月23日に園内の『チンパンジー学習の森』で、78日ぶりに雌のポコちゃんと一緒に、一般公開されました。
【パンくん 事件】パンくんが20歳美人研修員に襲い掛かり顔がザクロ状態という噂は本当?
@_Teeee54 @Quattro_n 看護師なったら休みに北海道おいでえええええ(((o(*゚▽゚*)o)))一緒行こ行こ!カドリードミニオンってなにwww強そうwwwえ!!パンくんいるんだ!!パンくんって傷害事件的なのあったよね?パンくん大丈夫かなー
— あいりん@札幌 (@mnmnmsms) January 1, 2013
パンくんが女性の研修員に襲い掛かったことは事実ですが、顔がザクロ状態になったという事実は確認できていません。
ただ、チンパンジーは5歳を過ぎると狂暴化して、飼い主であったとしても攻撃をします。
実際に海外ではペットのチンパンジーによって、原型が分からないほど顔面を食いちぎられた被害者が、ちょいちょい報じられているのです。
志村動物園のパンくんに関しても、それは例外ではありませんでした。
『どうせ、女性研修員が何かしたんだろ?』
『パンくんは賢いから、何かしないと攻撃しないよ』
そのように、本気で考える視聴者も、多かったのではないでしょうか。
知らない人も多いかもしれませんが、チンパンジーは『国際希少野生動植物種』であり、繁殖や研究目的以外で飼育をしてはいけないのです。
そもそも、オーバーオールを着せて『見世物』にしている、『志村動物園』は厳密にいえばアウトなのです。
ただ、パンくんのテレビ出演などは、やめたほうがいいという声も専門家から意見があったのですが、テレビ局も動物園も強気の姿勢で出演を、続行させました。
その結果が、20歳という若い女性研修員を襲ったということになりました。
【パンくん 事件】パンくんが狂暴化した理由
https://twitter.com/aupochi/status/1246460928872157184
基本的に、チンパンジーは5歳を過ぎたころから、狂暴化します。
たとえ、天才だともてはやされたチンパンジーでも、人を押そうという危険性は高いのです。
テレビ局は、『事故の詳細が分からない』という、頓珍漢な回答を言ってますが、チンパンジーの特性をまったく理解していない。
『チンパンジーは人と同じで、おとなしい動物』ということを、テレビで伝えたかったのかもしれません。
しかし、チンパンジーが人を押そうということに、『詳細』もへったくれもないのです。
アフリカに行けば、チンパンジーは肉食の猛獣扱い。
アフリカの森の近くで暮らす人は、野生のちんぱんじはーきばをむき出しにして、別の群れのチンパンジーを襲って、頭をかち割りむしゃむしゃと食べる光景を目にすることがあるらしいです。
視聴者側からすれば、女性研修員が何かしたとしか思えない事故ではありますが、実際は起こるべくして起きた事件です。
これがチンパンジーだからわかりにくいのかもしれません。
だったら、これをトラなどの肉食動物に置き換えれば、分かりやすいかもしれません。
たとえば、トラを調教して人の言うことを聞くようにしたとしても、いつ狂暴になるかが分からないというのと同じです。
そもそも、オーバーオールを着せられて、芸をしこまれるほうが彼らにとっては、アクシデントの一つといえます。
テレビを見る限りでは、あまり深刻そうな話に見えませんでした。
むしろ、志村さんとパンくんとの掛け合いは、ドラマチックであり楽しいようにしか見えませんでした。
ですが、2010年環境省内の審議会で、日本動物水族館協会理事は、『志村動物園』について、『我々から見てもあまりにウソ』と発言したのです。
さらに、『チンパンジーは確かに賢いけど、あそこまで賢くはない』ということも、発言していました。
不自然を強いられた野生動物が、どのように行動するのかや、自然を支配できるとおごっていると、どういうひどい目に合うのかは想像するだけでも恐ろしいことが起きるといえるでしょう。
パンくん事件に関してSNSでの反応
https://twitter.com/harimao007/status/1429384107327373312
パンくん事件に関してSNSでの反応は、『チンパンジーは6歳を過ぎると、危険です』という意見がありました。
ほかにも、傷害事件の容疑者的なパンくんに対し、『大丈夫かな』という意見もありました。
ただ、チンパンジーは5歳以上になると、狂暴化するのでおとなしい動物とは言い切れないのです。
テレビ出演自体が危ないのに、良く出演させたと思います。
パンくん事件とは?美人女性飼育員に襲い掛かり顔がザクロ状態という噂は本当か検証【まとめ】
パンくん事件とは、2012年9月6日に『みやざわ劇場』の公園終了直後に、舞台袖にいた女性研修員にいきなり飛び掛かり、噛みついたという事件です。
これに対し、額と耳の後ろと腰や足首など噛まれ、約2週間のけがを負いました。
ただ、近くに誰かがいたので女性研修員の人も助かったのですが、これが近くに誰もいなかったとすれば、女性研修員はこの世にいなかったかもしれません。
確かに、テレビで見る限りは、パンくんは賢く見えたし、攻撃的な印象は皆無でした。
しかし、実際はチンパンジーは5歳を過ぎたころから、狂暴化して、いつ人に襲い掛かるかわからない状態になるのです。
本当は、テレビ出演などは違法だったらしいですが、それでも出演させていたというのもおかしな話ですね。