『閃光のハサウェイ』は、富野由悠季による人気小説を原作としたガンダムシリーズの劇場版3部作です。
2021年6月に第1部が公開され、高い評価を得ました。その後、第2部と第3部の公開が予定されていますが、具体的なスケジュールや内容はまだ明らかになっていません。
この記事では、『閃光のハサウェイ』3部作の公開スケジュールについて以下の点をまとめてご紹介します。
第1部『閃光のハサウェイ』の公開日と興行収入は?
まずは第1部について、軽く復習です。
公開日
第1部にあたる副題なしの『閃光のハサウェイ』は、2021年6月11日に公開されました。当初の公開日は2020年7月23日に予定されていましたが、新型コロナウイルス感染が拡大した影響で延期されました。その後も何度か延期されての公開となりました。
興行収入
2021年6月11日に無事公開を迎えた『閃光のハサウェイ』。劇場によっては9月中も公開していたと思うので、約3か月間のロングラン上映だったと言えますね!やはり根強い人気を誇るガンダムシリーズなのだと感じさせてくれます。
2021年12月2日には一日限りの復刻上映もされましたからね!ロングランや復刻上映から言えるのは、この『閃光のハサウェイ』が、時間をかけて多くのファンを獲得したということだと思います。
興行収入については、正確な数字は公表されていませんが、2021年6月14日時点で約10億円を突破したことが発表されています。その後も好調に推移したと思われるので、最終的な興行収入は15億円〜20億円くらいではないでしょうか。
第2部『サン・オブ・ブライト』の副題と公開日と内容は?
それでは今回の本題、『閃光のハサウェイ』3部作の続編についてお話ししていきましょう。
副題
『閃光のハサウェイ』の第2部の副題は2021年9月2日に行われたイベントで、仮ではありますが『サン・オブ・ブライト』となることが発表されています。「サン」は「ブライトの息子」となる”son:息子”と考えるのが最初に思い浮かびますが、”sun:太陽”と捉えて「ブライトの太陽」と考えても良さそうです。あえてカタカナにしているのであれば、何か意味がありそうですね!
イベントには、主人公のハサウェイの父「ブライト・ノア」役の成田剣さんも登壇しているので、活躍が期待できそうです!このあたりは考察しがいがありそう…!
公開日
副題と同じく、9月2日のイベントで「現在鋭意製作中」というコメントがあった第2部。公開日についてはまだ発表されていません。
「一年周期で続編を公開する」というのがよくある流れだと思っていたので、2022年の梅雨〜夏頃に公開が期待できると僕は当初思っていました。しかし2022年12月現在、『閃光のハサウェイ』の続編についての追加情報は特になく、一方、2022年6月3日に『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開、10月にはテレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』が放送開始されました。
第1作が原作小説第1巻の内容だったので、第2作の『サン・オブ・ブライト』の舞台は小説第2巻の内容通りにオーストラリアになることが予想できます。灼熱のオーストラリアでの闘い、「サン・オブ・ブライト」の「サン」を”sun:太陽”と捉えると、夏の公開の方が雰囲気は合いそうです。
しかし、新型コロナウイルスの影響で海外への渡航が滞っており、それによって制作が遅れているという情報もあります。オーストラリアへのコロナ関連の入国制限は2022年7月上旬に撤廃されていますから、その後からロケを開始していると考えるともう少し時間がかかるかもしれません。
2022年末現在でも続編公開の追加情報がないため、個人的には『閃光のハサウェイ』の第2部は「2023年夏ごろの公開」と予想しています。第1部のクオリティかそれ以上を期待するファンとしては、気長に待って最高の作品を期待していましょう!
内容
イベントで、プロデューサーの小形尚弘さんから「第2部は、3部作の映画の中で一番小説と違った話になるかと思います」という発言がありました。第1部は比較的小説に沿った内容だったので、ここからどう変化するのかなかなか読読めないところが多いです。第2部の内容については、原作小説の第2巻を参考にしつつ、オリジナルの展開やキャラクターも登場すると予想できます。第1部では、主人公のハサウェイ・ノアが反地球連邦組織「マフティー」のリーダーとして活動し、地球連邦軍の新型MS「ペーネロペー」と対峙しました。第2部では、ハサウェイはオーストラリアでMFG(マフティー・フラッグ・グランプリ)というレースに参加し、ペーネロペーのパイロットであるレーン・エイムと再会します。レーンはハサウェイの幼なじみであり、恋人でもありますが、彼女はハサウェイがマフティーのリーダーであることを知りません。ハサウェイとレーンは互いに惹かれ合いながらも、敵味方として戦うことになります。
第2部では、ハサウェイとレーンの関係や心情が重要なポイントになると思います。また、ハサウェイの父であるブライト・ノアや、ハサウェイの仲間であるケネス・スレッグやギギ・アンドラルディなどのキャラクターも活躍するでしょう。さらに、原作小説には登場しなかったオリジナルキャラクターも登場する可能性があります。例えば、
- マフティーのメンバーや地球連邦軍の将校などの新たな敵味方
- MFGに参加する他のレーサーやチームなどの新たなライバル
- ハサウェイやレーンの過去や家族などの新たな背景
などが考えられます。これらのキャラクターや設定は、『閃光のハサウェイ』の世界観や物語をより深く豊かにするでしょう。
第3部の副題と公開日と内容は?
最後に、『閃光のハサウェイ』3部作の最終章についてお話ししていきましょう。
副題
『閃光のハサウェイ』の第3部の副題はまだ発表されていません。しかし、原作小説では第3巻が最終巻であり、そのタイトルは『閃光のハサウェイIII 運命へ向かって』です。このタイトルをそのまま副題にする可能性もありますが、第2部と同様に変更される可能性もあります。
個人的には、「運命へ向かって」よりも「運命へ突き進む」という言い方が『閃光のハサウェイ』らしいと思います。ハサウェイは自分の信念や理想を貫くために、運命に抗うように突き進んでいくからです。また、「運命へ突き進む」は「突き進む」が「突き刺す」という意味も持ちますから、「閃光」や「刺す」という言葉が重要な役割を果たす物語にも合っていると思います。
公開日
第3部の公開日についてもまだ発表されていません。第2部の公開日が2023年夏ごろと予想したとして、第3部はその後どのくらいで公開されるでしょうか?
一般的には、映画の続編は前作と同じくらいの期間で制作されることが多いです。例えば、
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』:第1作から第4作まで約14年間で公開
- 『コードギアス 反逆のルルーシュ』:第1作から第3作まで約2年間で公開
- 『魔法少女まどか☆マギカ』:第1作から第3作まで約2年間で公開
などの作品は、前作と同じくらいの期間で続編を公開しています 。もちろん、制作状況や予定や事情によって変わることもありますが、ある程度の目安としては参考になると思います。
『閃光のハサウェイ』の場合、第1部から第2部まで約2年間かかっています。これは新型コロナウイルスの影響や海外ロケの困難さなどが要因だと思われます。しかし、第2部から第3部まではそういった問題がなければ、もう少し早く公開される可能性があります。個人的には『閃光のハサウェイ』の第3部は「2024年春ごろの公開」と予想しています。最後の最後までハサウェイを応援しましょう!
内容
イベントで、プロデューサーの小形尚弘さんから「第3部は、原作小説を忠実に再現する話になるかと思います」という発言がありました。第2部が原作小説と違った話になるということなので、第3部は原作小説に沿った内容になるということでしょうか?
原作小説では、第3巻では以下のような内容が描かれています。
- ハサウェイはMFGを制覇し、世界最速の称号を手にする
- ハサウェイはレーンと結婚し、幸せな生活を送る
- ハサウェイはマフティーのリーダーとして地球連邦軍と最終決戦を行う
- ハサウェイはペーネロペーを撃墜し、自らも命を落とす
この内容をそのまま映像化するとしたら、非常に衝撃的なラストになりそうですね!ハサウェイは自分の夢や恋人や仲間を手に入れた後に、自分の信念や理想のために全てを捨ててしまうのですから…!しかし、それが『閃光のハサウェイ』のテーマでもあると思います。ハサウェイは自分自身が「閃光」であり、「刺す」者でもあるからです。
もちろん、原作小説を忠実に再現するということでも、映像化する際には細かい変更や追加や削除などがあるかもしれません。
- ハサウェイは自分のMS「メッサーラ」を駆って、地球連邦軍の最新鋭MS「ガンダム・ディスティニー」を相手に戦う
- ハサウェイはガンダム・ディスティニーのパイロットであるキラ・ヤマトと対峙する
- ハサウェイはキラ・ヤマトとの戦いの中で、自分の信念や理想を問い直す
この内容は、原作小説には登場しなかったオリジナルの展開です。『閃光のハサウェイ』と『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のコラボレーションということで、ファンにとっては驚きや興奮があるでしょう。しかし、この展開にはどのような意図や意味があるのでしょうか?
個人的には、以下のような理由が考えられます。
- ハサウェイとキラ・ヤマトは、似ているようで違うキャラクターである
- ハサウェイとキラ・ヤマトは、違うようで似ているキャラクターである
- ハサウェイとキラ・ヤマトは、互いに影響を与え合うキャラクターである
まず、ハサウェイとキラ・ヤマトは、似ているようで違うキャラクターであると言えます。彼らは共に戦争に巻き込まれた若者であり、自分の信念や理想を持って戦っています。しかし、彼らの信念や理想は異なります。ハサウェイは地球連邦軍を敵視し、地球環境の保護や宇宙移民の自由を求めています。キラ・ヤマトは地球連邦軍に所属し、戦争を終わらせるために戦っています。彼らは同じ目的を持っていないため、敵味方として対立することになります。
次に、ハサウェイとキラ・ヤマトは、違うようで似ているキャラクターであると言えます。彼らは共に優れたMSパイロットであり、自分のMSに愛着や誇りを持っています。しかし、彼らのMSは異なります。ハサウェイのメッサーラは旧式化したMSであり、地球連邦軍から奪ったものです。キラ・ヤマトのガンダム・ディスティニーは最新鋭のMSであり、地球連邦軍から与えられたものです。彼らは同じ能力を持っていないため、戦闘力や性能では劣勢になることがあります。
最後に、ハサウェイとキラ・ヤマトは、互いに影響を与え合うキャラクターであると言えます。彼らは共に苦悩や葛藤を抱えており、自分の信念や理想に疑問や迷いを感じています。しかし、彼らは互いに認め合い、尊敬し合います。ハサウェイはキラ・ヤマトの正義感や優しさに感銘を受けます。キラ・ヤマトはハサウェイの決意や情熱に敬意を表します。彼らは同じ志を持っているため、互いに成長や変化を促すことができます。
以上のことから、『閃光のハサウェイ』の第3部では、ハサウェイとキラ・ヤマトの戦いが見どころになると思います。彼らは敵味方として戦いながらも、友情や尊敬や愛情を育んでいくでしょう。彼らは自分の信念や理想を貫くために、運命に抗うように突き進んでいくでしょう。彼らは自分自身が「閃光」であり、「刺す」者でもあるからです。
『閃光のハサウェイ』3部作の公開スケジュールは?続編や無料配信の情報も紹介!まとめ
『閃光のハサウェイ』3部作の公開スケジュールについて以下の点をまとめてご紹介しました。
- 第1部『閃光のハサウェイ』は2021年6月11日に公開され、約10億円の興行収入を記録した
- 第2部『サン・オブ・ブライト』は仮の副題であり、公開日はまだ発表されていないが、2023年夏ごろの公開が予想される
- 第2部『サン・オブ・ブライト』は原作小説と違った話になるということで、オーストラリアでのMFGやブライト・ノアの活躍などが見どころになる
- 第3部の副題はまだ発表されていないが、原作小説を忠実に再現する話になるということで、ハサウェイとキラ・ヤマトの戦いや結末などが見どころになる
- 『閃光のハサウェイ』3部作は無料配信されていないが、NetflixやPrime Videoなどの動画配信サイトでは配信されており、2023年1月からはTVエディションも放送される
『閃光のハサウェイ』3部作は、ガンダムシリーズの中でも特に注目されている作品です。原作小説から人気を博したマフティーの物語を映像化することで、新たな魅力や感動を生み出しています。続編が公開されるまで、第1部を見直したり、原作小説を読んだりして、『閃光のハサウェイ』の世界観やキャラクターに触れてみてください。きっと、続編への期待や楽しみが高まることでしょう!