京都地裁で行われた裁判員裁判の初公判で、大久保愉一被告(45)が注目を集めています。
大久保被告が起こした事件の概要
大久保被告は、難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)で苦しむ当時51歳の女性患者の依頼を受け、彼女を殺害したとして嘱託殺人罪などで訴えられています。
医師の大久保愉一被告(45)は元医師の山本直樹被告(46)と共謀し、ALS患者の林優里さん(当時51)から依頼を受け、殺害した罪などに問われています。
この行為により、大久保被告は現在、法的な裁きを受けています。
法廷での大久保被告の主張
難病ALS患者への嘱託殺人などの罪に問われている医師の裁判で、検察は懲役23年を求刑しました。
検察側は、大久保被告が医療行為を装いながら障害者を殺害することに強い関心を持ち、そのための「マニュアル」を作成し、医療知識を悪用して犯行に及んだと指摘しています。
また、女性が死期が迫った状態ではなく、大久保被告が女性の病状を詳しく把握せずに殺害した上、報酬も受け取っていたことから、行為を正当化することはできないと主張しています。
一方、弁護側は、個人の尊厳と自己決定権を尊重する観点から、無罪を主張しています。
彼らは、ALSの症状で自ら命を終わらせることができない女性の依頼に応えた大久保被告の行為が、憲法に基づく正当な行為であるとしています。
林さんの父親の大久保被告への感情
林さんの父親は、大久保被告が娘を殺害した行為に対して深い憤りを感じています。
彼は、普通の人間であればできないような行為を大久保被告がどのような気持ちで行ったのか疑問を投げかけ、憐憫の情があればなぜその行為を思いとどまらせるよう説得しなかったのかと問いかけています。
また、娘の優里さんが人生や目標を見つけ始めた矢先にALSという不治の病に侵され、結果として大久保被告の手によって命を落としたことに対し、深く悲しみ、優里さんは自分の心の中で生き続けると述べています。
林さんの父親の言葉は、失った娘への愛と、その死に対する深い恨みと悲しみを表しています。
林さんの父親への世間の反応
娘の気持ちをホンマに理解出来たならALSで苦しんで死にたいって気持ちも理解出来たはずや ALSが進行していったら精神がある状態で身体中の筋肉が動かなくなって最後目しか動かせなくなる、こんな不治の病相手に希望を持てなんて言う無責任な言葉かけれるかよ
恨みますはおかしいでしょ。 娘の望みを叶えてあげたんだから。 医師だからALSの苦しみも一般人よりは理解できるから生き地獄になる前に楽にしてあげたんでしょ。
仮に自分が何もできず生き地獄を味わい続けると考えたら精神が崩壊する
大久保愉一被告が起こした事件とは?安楽死で逮捕された医者【まとめ】
この記事では、大久保愉一被告が起こした事件とは?安楽死で逮捕された医者について述べてきました。
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