キングダムは中国戦国時代を舞台にした人気漫画です。
その中で、秦国の六大将軍・王騎の副官として活躍し、王騎亡き後は王騎軍を率いる将軍となった騰は、多くのファンから注目されるキャラクターです。
しかし、騰はどれほど強いのでしょうか?史実や原作のヒントから、騰の実力と魅力を考察してみましょう。
騰とは
騰は、秦国の王騎軍の副官を務める武将であり、王騎亡き後は王騎軍を引き継いで将軍となりました1。原作では、飄々とした性格で時折ボケたりモノマネをしたりするお茶目な一面もあります2。しかし、戦闘時には圧倒的なスピードで敵を斬り倒す剣術や、戦局を見通す知略を発揮します3。その実力は王騎にも認められており、「本来あなたの実力は私に見劣りしません」という言葉を遺されました4。
騰の強さ①:剣術
騰の強さの最大の要素は、剣術です。騰は片手に持った剣を高速回転させて敵を斬り倒します。そのスピードは「ファルファルファル」という独特な擬音がつくほどで、敵の槍や刀を叩き切り、誰も避けることができません。このファルファルファルという擬音は戦闘時にいくつかのバリエーションに分かれており、「フェル」や「ファルル」、「フォル」など剣技や攻撃の形態によって出す音が変わります。この剣術は王騎から教わったものであり、王騎自身も同じような技を使っていました。
騰の強さ②:知略
騰の強さは剣術だけではありません。知略も高く優れた知将でもあります。戦局を何手も先まで読む力や周りを冷静に分析する力に長けています。例えば、王騎が龐煖(ほうけん)に重傷を負わされた際には、飛信隊(ひしんたい)に王騎の護衛を頼みました。これは飛信隊が龐煖と因縁があることや、信が王騎の矛を受け継いだことを見抜いての判断でした。また、合従軍(がっしょうぐん)との戦いでは、先陣を切って楚(そ)軍に突撃し、臨武君(りんぶくん)という強敵を倒しました。これは楚軍の動きを見極めての作戦であり、騰の高い統率力と戦闘力を示しました。
騰の魅力①:お茶目な一面
騰は優秀な武将でありながら、意外にもお茶目な一面も持っています。普段はポーカーフェイスで何を考えているかわからないところがありますが、時折ボケたりモノマネをしたりと、予測不能な行動も起こします。例えば、録嗚未(ろくおみ)が死んでもいないのに「録嗚未が死んだ」と言い放つ姿や、真面目な話を始めようとする蒙武(もうぶ)に怒られるまで王騎の真似をするなど、優秀な武将でありながらやりたい放題しています。さらにはみんなで静かに湯につかる中、突然泳ぎだすといった予測不能な行動も起こします。しかし、これらの行動は王騎亡き後に士気の下がりかけた仲間を和ますためにやっていたのかもしれません。
騰の魅力②:王騎への忠義
騰は王騎に長く仕え、忠義を尽くしていました。王騎は秦国最強の武将であり、天下統一の夢を持っていました。騰はその夢を共有し、王騎の側でサポートに徹しました。王騎の死の直前、声をかけられたときも感情を表に出さなかった騰ですが、その心中は激しく揺れ動いていました。握った拳からは血が溢れており、王騎に対する騰の思いが垣間見られました。王騎亡き後も、王騎軍を率いる将軍として秦国の戦いに参加しました。その際にも、「私には王騎を傍らで支え続けた自負がある」という言葉で王騎への忠義を示しました。
キングダムの騰はどれほど強いのか?王騎軍の副官から将軍へと成長した男の実力と魅力まとめ
以上が、キングダムの騰がどれほど強いかについての考察でした。剣術や知略という二つの要素で高い実力を発揮する騰ですが、お茶目な一面や王騎への忠義という二つの要素で高い魅力も発揮します。王騎亡き今、王騎軍を率いる将軍となった騰。今後の秦国の戦いにおいて、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか?