人気漫画『呪術廻戦』は、呪いと呼ばれる存在と戦う呪術師たちの活躍を描いた物語です。
物語の中で、主人公の虎杖悠仁は両面宿儺という最強の呪霊に憑依されることになります。
宿儺は虎杖の仲間である伏黒恵に対して何かと気にかけており、伏黒推しと言われていますが、その理由は一体何なのでしょうか？
この記事では、『呪術廻戦』で宿儺が伏黒推しになった理由と、伏黒の術式や式神に隠された秘密を解説します。
宿儺が伏黒推しになったきっかけ
宿儺が伏黒推しになったきっかけは、第9話「呪胎戴天」で両面宿儺が虎杖悠仁を人質に取り、伏黒恵と戦った時です。この時、宿儺は伏黒の術式「布瑠部由良由良」（ふるべゆらゆら）を見て興味を示しました。この術式は、影を媒体にして式神を使役するものであり、普通の術式とは少し違います。宿儺は術式マニアなので、このような珍しい術式に惹かれたのでしょう。
また、宿儺は伏黒が自分から前に出て戦う姿勢や、応用も効く術式を評価していました。宿儺は単純な殴り合いやチート的な術式よりも、工夫や発展が可能な術式が好きなようです。伏黒の術式はその条件に合致していたのです。
伏黒の術式で宿儺の肉体を完全復活させるため
宿儺が伏黒推しになった理由の一つとして、伏黒の術式で自分の肉体を完全復活させるためだという説があります。宿儺は虎杖悠仁の肉体に受肉した後、人間を殺すことに楽しみすら感じていました。しかし、少年院での戦闘で「布瑠部由良由良」を見た後は、虎杖悠仁の肉体や精神を乗っ取ることをやめて大人しくなりました。
これは、「布瑠部由良由良」が日本古来の「十種神宝」（とくさのかんだから）の呪文として有名であり、「死者をよみがえらせる」という力を持つ「死返玉」（まかるかへしのたま）と関係があるからではないかと推測されます。宿儺の目的が虎杖悠仁の体を乗っ取ることではなく、自分本来の肉体の復活だとすれば、この死者蘇生の宝は宿儺の「肉体の完全復活」計画にぴったり合致します。
もし呪術廻戦の世界でもこの「十種神宝」があると仮定すると、伏黒が「十種影法術」（とくさのかげぼうじゅつ）を使いこなし、「死返玉」で死者蘇生が可能になるまで成長するのを待っているという説がもっともありえそうです。宿儺は14巻で「オマエにはやってもらわねばならんことがある」と言っており、そのことを指している可能性があります。
伏黒の式神に興味があるから
宿儺が伏黒推しになった理由の一つとして、伏黒の式神に興味があるからだという説があります。伏黒は式神を使役する術式を使いますが、その中には神のような力を持った上位の式神もいるようです。例えば、マコラという式神は、巨大な狼の姿をしており、炎や雷を操ることができます。このような強力な式神は、宿儺にとっても魅力的な存在でしょう。
宿儺は術式マニアなので、自然と伏黒の式神に興味を持っています。もしかしたら、伏黒の式神を奪い取ることで、自分の力を増すことを狙っているかもしれません。また、伏黒が「十種影法術」を完全にマスターしたら、式神も神に近い力になる可能性があります。その上で式神を奪い取ることができれば、さらに自分の力を増すことができるでしょう。
伏黒と戦いたいから
宿儺が伏黒推しになった理由の一つとして、単純に伏黒と戦いたいからだという説があります。宿儺は千年前に呪術全盛の時代に生きており、多くの呪術師と戦ってきました。その中には、呪術御三家である禅院家の呪術師もいた可能性があります。伏黒は禅院家の出身であり、「十種影法術」は禅院家のみに代々伝わる術式です。
もしかしたら、宿儺は千年前に「十種影法術」やそれに類する術式を使った呪術師と戦ったことがあり、その記憶を思い出しているかもしれません。また、「十種影法術」は現代最強である五条悟にも認められており、「無下限呪術+六眼」と同等かそれ以上と言われているので実力を測る為に手合わせを考えているのかもしれません。
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宿儺が伏黒推しのベストシーン
宿儺が伏黒推しになった理由を考察しましたが、実際に物語の中でどのようなシーンがあったのでしょうか？ここでは、宿儺が伏黒に対して何かと気にかけたり助けたりしたベストシーンを振り返ります。
伏黒との初対面
宿儺が伏黒と初めて出会ったのは、第9話「呪胎戴天」でした。この時、宿儺は虎杖の肉体を乗っ取り、伏黒を人質にして五条悟との交渉を試みました。しかし、五条悟は宿儺の要求に応じず、逆に虎杖の命を奪おうとしました。宿儺はそれに怒り、五条悟と戦闘を開始しました。
この時、宿儺は伏黒の術式「布瑠部由良由良」に興味を示しました。この術式は影を媒体にして式神を使役するものであり、普通の術式とは少し違います。宿儺は術式マニアなので、このような珍しい術式に惹かれたのでしょう。また、宿儺は伏黒が自分から前に出て戦う姿勢や、応用も効く術式を評価していました。宿儺は単純な殴り合いやチート的な術式よりも、工夫や発展が可能な術式が好きなようです。伏黒の術式はその条件に合致していたのです。
伏黒を助ける
宿儺が伏黒を助けたシーンは、第14巻「渋谷事変（15）」でした。この時、渋谷事変と呼ばれる大規模な戦闘が起こっており、伏黒は瀕死の重傷を負っていました。その時、虎杖と交わした契約を発動させた宿儺が現れました。宿儺は反転術式で伏黒の命を救い、「死ぬな」と言いました。そして、「オマエにはやってもらわねばならんことがある」と言って去っていきました。
このシーンでは、宿儺が伏黒に何かを期待していることが示唆されています。おそらく、伏黒の術式で自分の肉体を完全復活させることだと思われます。伏黒が使う「布瑠部由良由良」は、「死者をよみがえらせる」という力を持つ「死返玉」と関係がある可能性があります。宿儺は自分本来の肉体の復活を目指しており、「死返玉」でそれが可能になると考えているのでしょう。
伏黒に助言する
宿儺が伏黒に助言したシーンは、第5巻「京都姉妹校交流会（2）」でした。この時、虎杖と伏黒は京都姉妹校交流会というイベントに参加していました。しかし、京都校の生徒たちは虎杖を殺すことを目論んでおり、伏黒も巻き込まれてしまいました。伏黒は虎杖を守るために戦闘に参加しましたが、敵の術式によって影が消されてしまいました。その時、宿儺が虎杖の肉体を一時的に乗っ取り、伏黒に助言をしました。
宿儺は伏黒に「分からんな、オマエあの時なぜ逃げた」と言いました。これは、第9話で宿儺と戦った時に伏黒が逃げたことを指しています。宿儺は伏黒が自分の術式を使って戦うことを期待していたのですが、伏黒は自分の力では敵わないと判断して逃げたのです。宿儺はそれを不満に思っており、伏黒にもっと自信を持って戦うことを促しました。そして、「影が四次元ポケットになる」という気づきを与えました。これは、伏黒の術式の応用法の一つであり、影の中に物や人を隠すことができるというものです。宿儺は伏黒の術式の可能性を見抜いており、伏黒にそれを教えてあげたのです。
伏黒を気遣う
宿儺が伏黒を気遣ったシーンは、第15巻「渋谷事変（16）」でした。この時、渋谷事変が続いており、宿儺は虎杖と交わした契約で一時的に肉体を乗っ取っていました。宿儺は自分の領域展開「呪胎戴天」を発動させており、周囲の人間や呪霊を殺していました。しかし、その中には伏黒も含まれており、宿儺はそれを気にしていました。
宿儺は自分の領域展開の範囲を調整して、伏黒に影響が出ないようにしました。また、「やってやるよ、もっと自由に」と言って伏黒に励ましました。これは、宿儺が伏黒の術式や式神に興味があることや、伏黒が自分の肉体を完全復活させることができる可能性があることから来ていると思われます。宿儺は伏黒に成長してもらいたいと思っており、そのためにも伏黒を助けたり気遣ったりしたのです。
宿儺が伏黒推しの理由まとめ
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