米津玄師さんがプロデュースした小中学生の音楽ユニット「Foorin」の楽曲「パプリカ」は、2018年に発表されて以来、子供から大人まで幅広い世代に愛されています。
NHKの「2020年とその先の未来に向かって頑張っているすべての人を応援するプロジェクト」の応援ソングとして制作されたこの曲は、明るくポップなメロディーと歌詞が印象的ですが、実はその歌詞やMVには謎や秘密が隠されているという噂があります。
この記事では、「パプリカ」について、特に男の子が死んでいるという都市伝説に焦点を当てて徹底解明していきます。
「パプリカ」のMVには2種類ある
https://youtu.be/T0valuAksuo?si=j4AZ-_UVTezN2pXF
「パプリカ」には、2種類のMVがあります。一つは、「Foorin」メンバー5人(ひゅうがさん、もえのさん、たけるさん、りりこさん、ちせさん)が歌って踊るダンスバージョン。
もう一つは、東京2020マスコット(ミライトワさんとソメイティさん)が登場するアニメーションバージョンです。
この2つのMVを見比べると、気になる点があります。
それは、ダンスバージョンでは5人全員が登場するのに対し、アニメーションバージョンでは男の子2人(ひゅうがさんとたけるさん)のうち、ひゅうがさんだけが登場しないことです。
なぜひゅうがさんだけが登場しないのか?
アニメーションバージョンでは、女の子3人(もえのさん、りりこさん、ちせさん)とたけるさんがマスコットたちと一緒に遊んでいますが、ひゅうがさんだけはどこにも姿を見せません。
また、歌詞中に出てくる「ぼくらの声は届くのかな」というフレーズは、ひゅうがさんが歌っていますが、このときも画面には現れません。このことから、ネット上では「ひゅうがさんは死んでいるのではないか」「ひゅうがさんは幽霊なのではないか」という憶測が飛び交いました。
歌詞にも死や別れを暗示するような表現がある?
さらに、歌詞にも死や別れを暗示するような表現があると指摘されました。
例えば、「夏の終わりに二人で抜け出した」「あの日見た空は忘れないよ」「ぼくらの声は届くのかな」「あしたにたねをまこう」などのフレーズは、男の子が生きている女の子に向けて歌っていると解釈すると、死別した恋人や友人を想う切ないメッセージに聞こえるというのです。
本当にひゅうがさんは死んでいるのか?
では、本当にひゅうがさんは死んでいるのでしょうか?
その真相は、残念ながら分かりません。
米津玄師さんや「Foorin」メンバーは、この都市伝説について公式にコメントしていませんし、MVの制作意図も明かされていません。ただし、この都市伝説を信じる根拠は薄いと言えます。
なぜなら、「パプリカ」は元々「2020年とその先の未来に向かって頑張っているすべての人を応援するプロジェクト」の一環として制作された応援ソングであり、死や別れをテーマにした曲ではないからです。
ひゅうがさんは現在も元気に活動している
また、「パプリカ」は「Foorin楽団バージョン」という別バージョンもあります。このバージョンでは、「Foorin」メンバー5人と病気や障害を持つ子どもたち10人によるバンド「Foorin楽団」が演奏しています。
このMVでは、ひゅうがさんもしっかり登場しており、元気に歌っています。さらに、「パプリカ」は英語バージョンや中国語バージョンもあります。
これらのバージョンでは、「Foorin」メンバーと同じ年齢の子どもたちが歌っていますが、男の子が死んでいるという設定はありません。
まとめ
「パプリカ」について、特に男の子が死んでいるという都市伝説に焦点を当てて徹底解明してきました。
その結果、この都市伝説は根拠が薄く、信憑性に欠けることが分かりました。「パプリカ」は、子供たちが夢や希望を抱きながら、自然や仲間と楽しく遊ぶ様子を描いた明るくポップな応援ソングです。
その歌詞やMVに男の子が死んでいるという意味はなく、アニメーションバージョンでひゅうがさんが登場しない理由も単なる演出上の選択だった可能性が高いと考えられます。
ひゅうがさんは現在も元気に活動しており、「Foorin」メンバーと共に「パプリカ」を歌っています。