俳優の坂口憲二さんが、2023年5月に9年ぶりにドラマに出演しました。
坂口さんは2015年に特発性大腿骨頭壊死症という難病と診断され、無期限で芸能活動を休止していました。
この記事では、坂口さんの病気とその経過、ドラマ復帰の背景についてまとめています。
特発性大腿骨頭壊死症とは？
特発性大腿骨頭壊死症とは、股関節にある大腿骨頭という骨の一部が血流の低下によって壊死（組織が死ぬこと）する病気です。壊死した骨はつぶれやすくなり、歩行時などに激しい痛みを引き起こします。原因は不明で、ステロイド剤の使用やアルコール摂取などが関係すると考えられています。年間2000～3000人が発症し、30～50代の男性が多いとされています。
治療法は、壊死した骨を切除する方法や人工関節に置き換える方法などがありますが、どれも完治する保証はありません。手術後もリハビリや定期的な診察が必要で、長期間にわたって治療が続きます。また、精神的な負担も大きく、仕事や生活に影響を及ぼすこともあります。
坂口憲二さんの病気の経過
坂口憲二さんは2012年に右股関節に違和感を感じ始めました2。当時は痛み止めを飲みながら仕事をこなしていましたが、2014年には松葉杖を使わなければならないほど悪化しました2。しかし、専門医からは「手術は必要ない」と言われたそうです2。
2015年に入ってから、別の病院で特発性大腿骨頭壊死症と診断されました2。坂口さんはすぐに手術を受け、壊死した骨を切除する方法を選択しました2。その後は3年間にわたってリハビリを行い、右股関節の痛みは軽減しました2。
2018年には所属事務所を退社し、「病気とうまく付き合える自信がつくまで時間をもらった」と語りました。その後はサーフィンなどを楽しみながら自分のペースで生活していました2。
2023年5月には9年ぶりにドラマ『風間公親－教場0－』に出演しました3。坂口さんは「今回のドラマ出演は自分への挑戦だった」と話しています。また、「今後も仕事を選んでやっていきたい」と意欲を見せています。
坂口憲二さんのドラマ復帰に対する世間の反応
坂口憲二さんのドラマ復帰には、多くの人から歓迎や応援の声が寄せられました。SNSでは「坂口憲二さんカッコイイよなぁ」「病気でずっと表舞台に出てこなかった時間が勿体無いくらいだよ」「坂口憲二さん圧倒的な存在感を見せてくれましたね」といったコメントが見られました。
一方で、病気が完治したのかという疑問もありました。坂口さんは自身の病気について「完治することはない」と認めており、今後も定期的な診察やリハビリが必要だと言っています。しかし、病気と上手く付き合いながら、自分のやりたいことをやっている姿は、多くの人に勇気や希望を与えています。
まとめ
坂口憲二さんは2015年に特発性大腿骨頭壊死症という難病と診断され、無期限で芸能活動を休止していました。
しかし、手術やリハビリを経て、2023年5月に9年ぶりにドラマに出演しました。
坂口さんは病気と上手く付き合いながら、自分のペースで仕事を選んでやっていきたいと話しています。
坂口さんのドラマ復帰には多くの人から歓迎や応援の声が寄せられました。
