北朝鮮に行ったらアメリカに入国できないという噂を聞いたことはありませんか？
実はこれは半分本当で、半分ウソなのです。
2019年8月から、北朝鮮に2011年以降に渡航したことがある人は、アメリカのビザ免除プログラム（ESTA）が使えなくなりました。
しかし、それはアメリカに入国できないということではありません。適切なビザを取得すれば、普通に入国することができます。
この記事では、北朝鮮に行ったらアメリカに入国できないという噂の真相と、ビザの取得方法や注意点を詳しく解説します。
北朝鮮に行ったらESTAが使えなくなる理由
https://youtu.be/ADRN9DplHSc?si=gezsYd2AQajRQn0t
まず、北朝鮮に行ったらESTAが使えなくなる理由を説明します。ESTAとは、アメリカのビザ免除プログラムのことで、日本人を含む38か国の国民は、事前にオンラインで申請して承認を得れば、90日以内の観光やビジネス目的でビザなしでアメリカに入国することができます。しかし、2019年8月から、以下の条件のいずれかに該当する人はESTAが使えなくなりました。
- 2011年3月1日以降にイラン・イラク・スーダン・シリア・リビア・ソマリア・イエメン・北朝鮮のいずれかに渡航したことがある人
- イラン・イラク・スーダン・シリアのいずれかの国籍を持つ人
この措置は、テロ対策や国家安全保障のために行われたもので、これらの国々はアメリカ政府から「テロ支援国家」と指定されています。北朝鮮は2017年11月から「テロ支援国家」に再指定されており、その後も核実験やミサイル発射などの挑発的な行動を繰り返しています。そのため、アメリカは北朝鮮への渡航歴を持つ人を対象とした厳しい入国制限を設けたのです。
北朝鮮に行ったらどうすればアメリカに入国できるか
では、北朝鮮に行ったらどうすればアメリカに入国できるのでしょうか？答えは簡単です。ビザを取得すれば良いのです。ESTAが使えなくても、適切なビザがあれば、普通に入国することができます。ただし、ビザを取得するためには、事前にオンラインで申請書を作成し、手数料を支払い、アメリカ大使館や領事館で面接を受ける必要があります。その際に、北朝鮮への渡航目的や期間、内容などを正直に説明することが重要です。また、財産証明書や航空券やホテルの予約証明書などの必要書類も用意しておきましょう。ビザの種類や取得方法については、在日米国大使館のホームページを参照してください。
まとめ
北朝鮮に行ったらアメリカに入国できないという噂は、半分本当で半分ウソです。2019年8月から、北朝鮮に2011年以降に渡航したことがある人は、アメリカのビザ免除プログラム（ESTA）が使えなくなりました。しかし、それはアメリカに入国できないということではありません。適切なビザを取得すれば、普通に入国することができます。ビザを取得するためには、事前にオンラインで申請書を作成し、手数料を支払い、アメリカ大使館や領事館で面接を受ける必要があります。その際には、北朝鮮への渡航歴や目的などを正直に説明し、必要書類も用意しておくことが重要です。
