リンパマッサージは、むくみやダイエットなどに効果があるとされる人気の施術です。
しかし、リンパマッサージには死亡する危険性もあるという噂があります。
これは本当なのでしょうか？
また、リンパマッサージを安全に受けるためにはどのような注意点があるのでしょうか？
本記事では、リンパマッサージの危険性や注意点について解説します。
リンパマッサージとは何か？
- リンパマッサージとは、体内に流れるリンパ液の流れを改善することで、老廃物の排出や免疫力の向上などを目的としたマッサージです。
- リンパ液は、血液から漏れ出た水分や栄養素、細菌やウイルスなどを運ぶ液体で、リンパ管やリンパ節と呼ばれる組織によって体中に分布しています。
- リンパ液は心臓のポンプ作用によって流れる血液と違って、筋肉の動きや呼吸などによってしか流れません。そのため、運動不足やストレスなどでリンパ液の流れが滞ると、むくみや疲労感、免疫力低下などの原因になります。
- リンパマッサージでは、皮膚の表面からリンパ管を刺激して、リンパ液の流れを促進します。これにより、老廃物の排出や免疫力の向上、むくみやダイエットなどの効果が期待できます。
リンパマッサージで死亡することはあるのか？
- リンパマッサージで死亡することはある？テレビ番組で指摘された危険性とは？
- リンパマッサージで死亡することはまずありませんが、間違った方法や過度な施術を受けると重大な事故につながる可能性があります。
- 例えば、喉仏の左右にある頸動脈洞という部分を強く圧迫すると、血圧が急激に下がって失神したり心停止したりする危険があります。
- また、首や背中などの骨格や神経に影響する部分を無理にねじったり引っ張ったりすると、骨折や脊髄損傷などの重症を負う可能性があります。
- 消費者庁によると、「法的な資格制度がない施術」（整体・カイロプラクティック・リラクゼーションマッサージなど）による事故の報告が約8年間で1,483件あり、そのうち240件が治療期間が1カ月以上に及ぶ重症だったということです。
リンパマッサージを安全に受けるための注意点
- リンパマッサージを安全に受けるためには、以下の点に注意しましょう。
- 疾病がある方は施術を受ける前に医師に相談しましょう。特に、心臓病や高血圧などの循環器系の疾患や、感染症や悪性腫瘍などの全身性の疾患がある方はリンパマッサージを受けることができない場合があります。
- 情報を見極めて、施術や施術者を慎重に選びましょう。法的な資格制度がない施術では、施術者の技術や知識が不十分な場合があります。口コミやホームページなどで情報を確認し、信頼できる施設や施術者を選びましょう。
- 施術を受ける際は、施術者に自分の体調や希望をしっかりと伝えましょう。施術中に痛みや不快感を感じたらすぐに伝えて、必要ならば施術を中止してもらいましょう。
- 施術を受けた後で異常を感じた場合は、すぐに施術を受けた施設や運営者に伝え、なるべく早く医師に相談しましょう。トラブルの解決が困難な場合は、消費生活センター等に相談しましょう。
リンパマッサージで死亡することは本当？危険性や注意点を知ろうまとめ
リンパマッサージは、むくみやダイエットなどに効果があるとされる人気の施術です。しかし、リンパマッサージには死亡する危険性もあるという噂があります。これは本当なのでしょうか？また、リンパマッサージを安全に受けるためにはどのような注意点があるのでしょうか？本記事では、リンパマッサージの危険性や注意点について解説しました。リンパマッサージを受ける際は、自分の体調や希望を伝えて、信頼できる施設や施術者を選ぶことが大切です。
