サッカーの試合でゴールを決めたとき、選手たちは様々なパフォーマンスを見せます。
中でも、アルゼンチン代表のディ・マリア選手は、両手でハートマークを作ることで有名です。このハートマークには、彼の家族への深い愛情と感謝が込められています。
この記事では、ディ・マリア選手のハートマークの由来となった感動的なエピソードについてご紹介します。
ディ・マリア選手のプロフィール
ディ・マリア選手は、1988年2月14日生まれの34歳です。
出身地はアルゼンチンのロサリオで、現在はフランスのパリ・サンジェルマンFCに所属しています。
ポジションはフォワードやミッドフィールダーで、左足から繰り出す鋭いドリブルや正確なパスが特徴です。
背番号は11番で、愛称は「エル・フィデオ」(麺)です。
ディ・マリア選手は、2008年からアルゼンチン代表として活躍しています。
2022年には、カタールで開催されたFIFAワールドカップで優勝しました。
決勝戦では、フランス代表相手に2点目のゴールを決め、その際にもハートマークを見せました。
ディ・マリア選手のハートマークの由来
ディ・マリア選手がハートマークをするようになったのは、2013年頃からです。
その背景には、彼の家族との壮絶な試練がありました。
ディ・マリア選手は、2013年に結婚しました。
妻のジョルジーナさんとは、2008年にポルトガルで出会いました。
彼女もまたサッカー好きで、ディ・マリア選手とすぐに意気投合しました。
しかし、幸せな結婚生活も長くは続きませんでした。
2013年9月に妊娠したジョルジーナさんは、妊娠合併症を発症しました。
赤ちゃんが胎盤から十分な栄養を得られないという重篤な状態でした。
医師たちは、赤ちゃんが生きて産まれる可能性は低いと告げました。
ディ・マリア選手は、サッカーを続けるか家族に専念するかの究極の選択を迫られました。しかし、彼はどちらも諦めることができませんでした。
彼は、「サッカーをすることで家族を支えることができる」と考えました。
そんな中、2014年2月14日に奇跡が起きました。
ジョルジーナさんは無事に女児を出産しました。赤ちゃんは未熟児でしたが、医師たちの懸命な治療によって助かりました。
ディ・マリア選手は、娘にミアという名前を付けました。ミアという名前は、スペイン語で「私の」という意味があります。
ディ・マリア選手は、妻と娘の命を救ってくれた医師たちに感謝の気持ちを伝えました。
そして、ゴールを決めたときに両手でハートマークを作ることで、妻と娘に「愛しているよ」という思いを込めるようになりました。
【サッカー】ディ・マリアのハートマークは何を意味する?アルゼンチン代表のスター選手の感動的なエピソードまとめ
ディ・マリア選手のハートマークは、彼の家族への深い愛情と感謝を表すものです。
彼は、妊娠合併症で危篤だった妻と未熟児だった娘の命を救ってくれた医師たちに感謝しています。
彼は、ゴールを決めたときにハートマークをすることで、妻と娘に「愛しているよ」という思いを伝えています。
ディ・マリア選手のハートマークは、サッカー界でも有名なパフォーマンスであり、彼の人間性や家族愛を感じさせるものです。