野球ファンなら一度は見たことがあるでしょう。
メジャーリーグのボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークにある左翼の高い壁。その壁はグリーンモンスターと呼ばれ、野球界でも有名なランドマークです。
グリーンモンスターはどのようにしてできたのでしょうか?
また、どのような影響を与えているのでしょうか?この記事では、グリーンモンスターの歴史と魅力についてご紹介します。
グリーンモンスターができた経緯
グリーンモンスターがあるフェンウェイ・パークは、1912年に開場したメジャーリーグ最古の球場です。
しかし、当時はグリーンモンスターはありませんでした。
左翼は310フィート(約94.5メートル)と短く、本塁打が出やすい状態でした。
そのため、1934年に左翼に高さ37フィート(約11.3メートル)の木製フェンスが設置されました。
このフェンスは当初広告が貼られていましたが、1947年にグリーンに塗られました。
これがグリーンモンスターの始まりです。
その後、1976年にフェンスは金属製になりました12。また、2003年にはフェンス上部に観客席が増設されました12。
グリーンモンスターの影響
グリーンモンスターは、打者や投手、守備者にとって様々な影響を与えます。打者にとっては、弾道が高ければ本塁打になりやすいですが、弾道が低ければ跳ね返されてしまいます。
また、フェンス上部や下部に当たった場合は二塁打や三塁打になる可能性もあります。
投手にとっては、左打者を相手にする際に不利になります。
左打者は右方向へ打ちやすいため、グリーンモンスターを狙われることが多くなります。
そのため、投手は内角や低めを厳しく投げる必要があります。
守備者にとっては、グリーンモンスターから跳ね返った打球を処理することが難しくなります12。跳ね返り方や速度が予測しにくいため、正確な判断や反応が求められます。
また、フェンス上部から落ちてくる打球も捕球することができます。
【野球】グリーンモンスターとは?メジャーリーグ最古の球場にある巨大フェンスの歴史と魅力まとめ
グリーンモンスターとは、メジャーリーグ最古の球場、フェンウェイ・パークにある左翼の巨大フェンスのことです。
グリーンモンスターは、本塁打の乱発を防ぐために設置されましたが、その後も様々な改修を経て現在の姿になりました。
グリーンモンスターは、打者や投手、守備者にとって様々な影響を与えます。
グリーンモンスターは、野球界でも有名なランドマークであり、フェンウェイ・パークの魅力の一つです。